発行:三島市教育委員会
発行日:1987年9月30日
ページ数:22P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「三島市では、めまぐるしい歴史の変貌の中で、400年間埋もれていた遺構の発掘調査を昭和48年から開始し、史実に基づいた環境整備に全面的にとりかかりました。以来15年、現在(昭和62年)も発掘調査を継続中で、山中城構築の規模・構造の特徴が次第に明らかになりつつあります。調査の結果はこの冊子に報告されておりますように、堀・土塁の構築法、曲輪の造成法、飲料水・用水への配慮等、後北条流の築城術が随所に確認されています。また箱根山の雄大な自然の中に包含された本城の景観は、特に史跡公園として稀少な存在価値がありましょう。」
書評:
山中城のそれまでの発掘調査の成果をまとめたもの。中の写真はカラーとモノクロが混ざっています。
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[目次]
1.山中城の位置
2.山中城の縄張
3.湧水・池・水曲輪
4.自然の谷を堀に活用
5.畝堀と障子堀
6.架橋と土橋
7.土塁と柵列
8.曲輪内の建物
9.土こう
10.遺物からみた城内生活
11.各曲輪の築造年代
12.山中城見学のポイント
13.環境整備と史跡公園
14.小田原北条氏関係略年表