出版社:学研
発行日:2008年1月初版
ページ数:159P
定価:1,900円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「曲輪はどう配置するか、堀や石垣をどう巡らし、天守はどこに建てるか。築城のもっとも根底をなす作業であった『縄張』を紹介し、豊富な絵図やイラストでその基本と実際を解き明かす。」
前半の縄張りを構成する構成物の説明はよいとしても、各城の縄張りの説明となると少々物足りなさを感じる。写真も教育委員会や個人提供のもので構成しているので、中には古いものもあるようである。切り口を変えて再構成を試みてはいるが、内容的に新しさはない。
[目次]
第1章 縄張を知る
縄張とは
城の立地
日本三大山城
日本三大平山城
曲輪とは
曲輪の形
付属する曲輪
縄張の形
さまざまな縄張
縄張と地形
縄張の工夫
縄張の進化
外郭の構造と役割
第2章 縄張を歩く
五名城の縄張
江戸城
名古屋城
大坂城
姫路城
熊本城
第3章 縄張を解く
春日山城
八王子城
高根城
岩村城
洲本城
水戸城
川越城
忍城
小田原城
金沢城
彦根城
篠山城
岡山城
津山城
萩城
臼杵城
松代城
津城
赤穂城
広島城
今治城