発行:體見神社修復工事委員会
発行日:1982年10月
ページ数:204P+図版9P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「地域に継承されてきた神社は、そこに住む人々の共通の願いが基盤となって古来より今日まで行き続けてきた筈です。ここ上境の體見神社も、昭和五十六年正月の初参会で修復の為の調査を行なうことを決議してから一年十ヶ月を経て、昭和五十七年十月十一日には無事に竣工記念行事を催す運びとなりました。このときにあたり、建物及び周辺の歴史と環境の調査研究の結果と修復工事の概要についての報告をまとめ記念誌として刊行することになりました。この調査結果は、今後、體見神社の保護保存対策を図るための貴重な資料として、また、上境地区の歴史と環境を考えるうえの資料としても十分活用していただけるものと確信いたします。」
修復工事の経過記録とともに、神社のある上境地区の歴史が掲載される。神社は地域とともにあるものであり、修復記念誌に地区の歴史がともに収録するという形式は大変意義あるものである。
[目次]
一、口絵
二、寄稿
三、上境と體見神社
四、修復工事概要
五、資料
第一節 記録・文書
第二節 文献抄録
第三節 年表(上境の歴史)
六、上境地区神社祭礼の誌
第一節 祭礼と氏子について
第二節 春の祈願祭
第三節 初午の行事
第四節 津島天王祭
第五節 體見神社例祭(夏祭)について
第六節 秋の感謝祭
第七節 冬の祭礼(寒祭)
七、體見神社竣工図