日本史研究叢刊12 戦国・織豊期城郭論 丹波国八上城遺跡群に関する総合研究

日本史研究叢刊12 戦国・織豊期城郭論 丹波国八上城遺跡群に関する総合研究
出版社:和泉書院
発行日:2000年6月初版
ページ数:323P+付録地図2枚
編者:八上城研究会
定価:9,500円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
「篠山盆地の南部、高城山に築かれた、篠山町のルーツと呼ぶべき八上城。その遺跡保存運動に取り組んできた八上城研究会が、これまでの運動の経過と遺跡調査の成果を総括する。」
八上城の調査と保存運動の経緯が中心ではあるが、丹波地方の古文書史料、城郭の縄張図も多数掲載されている。濃い内容で丹波地方の研究には欠かせない一冊となっているが、価格が高い。その理由に関して研究成果の発表に関して補助金が出なかったことを序に説明している。とはいえ、古書の出回りも少ないので、丹波地方の城郭研究にはぜひ新本でどうぞ。(新本も価格からして発行部数は決して多くはないと思います)
この書籍をAmazonで購入する この書籍を楽天ブックスで購入する この書籍をbk1で購入する


[目次]
はじめに -破壊の危機に直面する遺跡群-
第一部 遺跡保存運動のあゆみ
第二部 城郭・城下町論
 第一章 八上城とその城下町の変容
 第二章 八上城包囲の付城群について
第三部 関係史料
第四部 城郭資料
 第一章 丹波の中世城郭概要
 第二章 波多野氏支配下の諸城郭
 第三章 城郭データ
第五部 城郭採集遺物
むすび -遺跡保存運動の新たな地平-
<巻末資料> 八上城関係略年表