重要遺跡調査報告書Ⅲ

重要遺跡調査報告書Ⅲ
編集・発行:茨城県教育委員会
発行日:1986年3月31日
ページ数:301P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「埋蔵文化財は、郷土の原始・古代の歴史や文化等の正しい理解のために欠くことのできないものであり、且つ、将来の文化向上発展の基礎をなす貴重な国民的財産であります。しかるに、地域開発等の進展に伴い、埋蔵文化財の保護・保存については、より正確な基礎資料等の整備が急務とされております。このような状況を踏まえ、県は、昭和53年度から重要遺跡の基礎資料整備事業をすすめてまいりましたが、ここに、その調査報告書を刊行することになりました。」
昭和56年度から昭和58年度にかけて調査された茨城県内の300件の遺跡について、「遺跡名」「所在地」「遺跡の概要」「図面・写真」「保護保存策」を1ページにまとめて掲載している。本書は総合遺跡集のようなものであり、より詳細な情報は個別の報告書が必要となろう。本書の対象は、古墳や貝塚など考古史料である。


[目次]
水戸市
 下畑遺跡
 木葉下三ツ野窯跡群
 谷田古墳群
 西原古墳群
 ドウゼンクボ遺跡
 後山田遺跡
 山田古墳群A
 山中遺跡
笠間市
 中郷古墳群
 香山堂古墳群
 寺崎台古墳群
・・・(省略)