編集・発行:中郷村教育委員会
発行日:1982年3月31日
ページ数:29P
定価:非売品
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「本遺跡は、第一次発掘調査(昭和54年11月)を室岡博氏に依頼実施したが、諸般の事情により発掘は小規模にならざるを得なかった。しかし、第一次報告書にも報告されているように出土品は、いわゆる縄文時代晩期の土器類、組石遺構等で考古学上極めて貴重なものであり、第二次調査は国・県の補助金を受けて、第一次発掘調査よりさらに規模を拡げて実施した。その結果予想以上に数多くの貴重な資料を得ることができた。」
奥の城となっているので城館遺跡かと思って購入したが、縄文後期の遺跡のようだ。周辺一帯は通称「奥の城」ということだが、なぜそう呼ばれているのだろうか。
[目次]
Ⅰ.調査の経緯
1.発掘に至る経緯
2.調査の経過
Ⅱ.遺跡周辺の環境
地理的環境
Ⅲ.遺跡の立地と地質
1.グリッドの設定
2.発掘地の地質
3.花粉化石からみた当時の環境
Ⅳ.遺構
1.組石遺構
2.円形遺構
Ⅴ.出土遺物
1.縄文式土器
2.石器
Ⅵ.まとめ