織豊期城郭基礎調査報告書2

織豊期城郭基礎調査報告書2
編集・発行:滋賀県教育委員会
発行日:1999年8月
ページ数:319P(図版67P含)
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「安土城は、中世から近世へという歴史の転換期に、織田信長が天下統一の拠点として築いた大城郭です。安土城の文化的・歴史的意義を解明するためには、安土城跡を調査するだけでなく、同時期の他の城郭と比較検討することが必要不可欠です。滋賀県では平成5年度から6年計画で織豊期城郭基礎調査を実施することとし職豊期城郭についての基礎資料の収集を行ってまいりました。その前半期の成果は平成7年度に『織豊期城郭基礎調査報告書1』として刊行し、多くの方々に活用していただいております。そしてこのたび、6年計画のまとめとして本書を刊行いたしました。」

書評:
瓦は「1.名称(城名)、2.所在、3.年代、4.出土瓦の概要、5.記載報告書・参考文献等」、石垣は「1.名称(城名)、2.所在地、3.年代、4.城之概要、5.石垣の位置、6.石垣の概要、7.改修の有無」、文書は「文書名、署名、印判、宛所、書止、作成年月日、法量」などで一覧表にまとめられる。簡単にいうと、調査を始めるにあたり、その特徴を一覧にした報告書である。

[目次]
第1章 調査の主旨と経緯
第2章 調査の概要
 第1節 瓦
 第2節 石垣
 第3節 文書
  織田信長文書一覧
  写真図版