金沢市遺跡地図(改訂版) 金沢市文化財紀要90

金沢市遺跡地図(改訂版) 金沢市文化財紀要90 金沢市遺跡地図(改訂版) 金沢市文化財紀要90
編集・発行:金沢市教育委員会
発行日:1991年3月11日初版
ページ数:34P+図版33P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「金沢市教育委員会が『金沢市遺跡地図』・『金沢市遺跡等地名表』(昭和47年度)を刊行してから、はや18年の年月が過ぎようとしています。この間、当市教育委員会では土地区画整理、宅地造成、工業団地、道路改良・新設工事等にともない110件余りの発掘調査を実施してきました。これらの遺跡のうち、古府遺跡が市指定史跡に、新保本町チカモリ遺跡が国指定史跡に、同遺跡出土木柱根が県有形文化財にそれぞれ指定され、現在は公園として整備されています。このたび、遺跡地図を改訂いたしましたのは、この18年間にしないの交通網の整備化が進んだために、地図が実際と掛け離れ、実状に添ぐわなくなたこと、また数多くの遺跡が調査・発見されたために遺跡分布図・地名表の改訂が必要となったことによります。今回の改訂作業によって、さらに約60箇所の遺跡が加わることになりました。これで金沢市域には約400箇所の遺跡があることが分かりました。」
作成からすでに15年経っているが石川県金沢市では最新の遺跡地図である。すでに確認された遺跡の推定範囲が「赤」で、出土品が見つからなかった遺跡は「青」で国土地理院の地図に書き込まれていて、位置が分かりやすい。入手したものは背以外が未裁断のもので、こういう状態で流出した経緯は分からない。
この書籍をAmazonで購入する


[目次]
Ⅰ 埋蔵文化財の取り扱いについて
Ⅱ 埋蔵文化財と開発
Ⅲ 文化財保護法(抄)
遺跡地名表
遺跡地図