上越市史 別編1 上杉氏文書集一

上越市史 別編1 上杉氏文書集一
発行・編集:上越市
発行日:2003年3月初版
ページ数:712P+別冊150P
定価:4,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
天文十二年から天正六年までの主に上杉謙信に関わる史料を1400点以上収録している。編年体で古文書をただ掲載するだけではなく、各年での上越の動向を解説するページを設けているのが好感を持てる。謙信研究には必携の一冊。
購入方法は以下のホームページで確認できます。
上越市公文書館準備室ホームページ

上越市史 通史編2 中世

上越市史 通史編2 中世
発行・編集:上越市
発行日:2004年12月初版
ページ数:646P+年表15P
定価:4,500円(5%税込)+ケース別売500円
オススメ度:★★★☆☆
書評:
上杉謙信の本拠であった春日山城のある上越市の中世を含む通史編。数年前の刊行にもかかわらず現在は品切れの状態である。謙信人気恐るべし!!誌面はカラー構成で見やすく読み易い。こうした工夫もあって他の自治体市史に比べて地元市民に受け入れられたのかもしれない。通史編はケースが別売りであるため、カバーにもイラストが描かれている。
上越市公文書館準備室ホームページ

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謙信公讃歌

謙信公讃歌
発行元:有限会社ナガミ
発行日:2004年10月初版
ページ数:327P
著者:氷見完治
定価:2,100円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「平成元年、角川映画で海音寺潮五郎の『天と地と』が映画化されるという情報を得た私は、好機到来とばかり行動を起こしていた。何故ならば、角川春樹監督は母校國學院大学の後輩であり、学生時代には特別に親交を結んだ間柄であったからである。当時、映画界の寵児として活躍していた彼が、我が上杉謙信公に思い入れを込めて映画化する、この機に上越市の春日山城をはじめ、歴史上の人物をより知ってもらえるのではと考えたのであった。同士を募り動いた結果、映画制作史上例を見ない、市を挙げての後援会が組織され、植木公市長がその会長に就任したのである。私はその一方で、月刊誌『ジャック・ランド』の誌上に映画の側面的な応援ということで、この連載を始めていた。6ヶ月の連載という約束が、11年という長期になったのだが、誌面を提供して頂いた植木昌成氏には感謝の念でいっぱいである。」
上杉謙信の地元出身の著者が、自ら歩いて取材した結果を踏まえて定説とは異なる持論を展開する。本書のもとになった連載を契機に後に、上越観光案内協会を立ち上げることにもなったようである。文書は平易で読み易い。上越市内の書店で購入できる。

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上杉謙信傳

上杉謙信傳
発行所:上杉謙信公研究会
発行日:1973年3月初版
ページ数:71P
定価:800円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
春日山城跡の春日山神社売店で購入した。底本は昭和48年の発行本であり、上杉謙信の生涯をまとめたものであるが、どうも写真印刷のようだ。

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上杉家 毘・龍ミニのぼり旗

上杉家 毘・龍ミニのぼり旗
販売:春日山神社売店
定価:各367円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
8月の謙信公祭のときにはバンバン売れていたミニのぼり旗です。春日山神社入口に数件ある売店で入手できますが、デザインが少し違います(旗の下の部分)。竹棒付きで420円というものもあります(こちらが売れ筋)。大きいサイズの数千円するものもありますが、保存にはミニ版がおすすめです。

上杉謙信・直江兼続 起き上がり人形

上杉謙信・直江兼続 起き上がり人形
販売:春日山神社売店、上越市観光物産センター
定価:各370円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
観光地によくある起き上がり人形ですが、武将は初めて見ました。つい買ってしまいました。再来年のNHK大河ドラマ「天地人」の主人公になった直江兼続が早くも登場していました。起き上がり人形ですが、上杉謙信は寝たまま起き上がりません。顔は手書きなので、気に入ったものを選びましょう。
上杉謙信は春日山神社横の売店で、直江兼続は同売店と上越市観光物産センターで購入できます。

上杉氏年表 為景・謙信・景勝

上杉氏年表 為景・謙信・景勝
出版社:高志書院
発行日:2003年9月初版、2007年3月改訂版
ページ数:244P
編者:池亨、矢田俊文
定価:2,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、長尾為景の父能景が戦死した永正三年(1506)から、上杉景勝が死去する元和九年(1623)までの117年間に起こったできごとを時間の流れに従って記述したものである。よって、上杉謙信・景勝の全生涯を時間とともに理解できるようになっている。また、時間の流れでは理解しにくい重要なことがらについては、コラムという形式で収めた。本書は特定の研究の意図をもって作成されたものではないので、この年表を活用してさまざまな研究ができよう。たとえば、元和五年(1619)になくなった直江兼続の全生涯を記述しているので、兼続の研究にも役立てることができるだろう。」
今年、戦国地図としてページを追加して改訂版が出ているようである。上杉氏研究をする方は横に置いておくと便利な一冊である。
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上杉謙信の足跡 春日山城と周辺の城

上杉謙信の足跡 春日山城と周辺の城
出版社:日本城郭資料館出版会
発行日:1969年5月初版
ページ数:278P
監修:鳥羽正雄
著者:上越城郭研究会
定価:490円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「聖将と謳われた所以はどこか?史料に基き150余の諸城砦と古戦場を踏査し、謎に秘められた謙信の生涯を再現!」
発行が古いが、謙信研究について実際の城砦や古戦場を調査した最初の書。
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上杉謙信 物語と史蹟をたずねて

上杉謙信 物語と史蹟をたずねて
出版社:成美堂出版
発行日:1976年5月初版
ページ数:223P
著者:八尋舜右
定価:900円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「本書は、武田信玄との一騎打ちをはじめ、はなやかな戦歴に彩られた闘将のダイナミックな生の軌跡をたどるとともに、自分のいだく孤高の理想と醜い現実との葛藤に傷つき悩む内面のドラマにも光をあて、なぞにつつまれた謙信伝説の暗部を鮮やかに浮き彫りにしている。俗伝巷説のたぐいに徹底してメスを入れ、適正な史料を客観的に解釈することによって、等身大の謙信像を描くことに成功した。」
物語として楽しむ分には面白いが、発行が古いので上杉謙信を研究するには後の書籍に軍配が上がる。
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激闘!川中島合戦をたどる -古戦場に刻された戦いの光と陰-

激闘!川中島合戦をたどる -古戦場に刻された戦いの光と陰-
出版社:龍鳳書房
発行日:2006年11月初版
ページ数:278P+マップ1枚
著者:岡澤由往
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「この本は拙著『川中島古戦場ひとり旅-信玄軍配団扇の跡』をもとに、古文書解読講座や郷土史講座の講演資料などを補充加筆したものである。川中島の戦いについて史実を明らかにしようとしたものではない。母や祖母、そして『逆さっ穂』伝説の里に暮らしてきた人びとによって語り伝えられてきた川中島の戦いのなかに、ロマンと人間愛を求めようとしたものである。だれ人の手によって、書き写されたのであろうか、私の手元に手垢で汚れ、ささくれだった和綴の『甲越信戦録・八巻』の四分冊と二分冊の写本が二種類ある。何代も、幾人にも読み伝えられてきた写本である。この『甲越信戦録』は史書ではない。また単なる軍記物語でもない。軍記物語にこと寄せて、川中島の戦いを通して人間愛を教える教本である。いうなれば、今日の道徳教育の教科書とでもいうべき本である。寺子や里人たちが興味関心のある『川中島の戦い』を通して、『人間愛』・『報恩』の大切さを当時の知識人であった寺小屋師匠が教えたものであろう。史実性の希薄な『甲越信戦録』ではあるが、山本勘助の討死の地をはじめとして、古戦場の史跡の多くは、この『甲越信戦録』に依拠している。さらにつけ加えるならば、この地を訪れる方がたが、古戦場の地で暮らしてきた里人と同じ情感にたって、史跡探訪をしていただければと構成したガイドブックのつもりである。史跡については、伝承を尊重しながら、史料を補足して記述した。ガイドなしでも本書を片手に古戦場の自然風土を愛でながら、懐古の情にひたっていただければ幸いと思うものである。」
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