柿崎景家と上杉謙信 関係史跡・城館跡

柿崎景家と上杉謙信 関係史跡・城館跡
出版社:梓書院
発行日:1990年12月改訂再販
ページ数:204P
著者:室岡博
定価:1,600円 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「「柿崎景家」を改訂再刊する決意を固めた。20年前の「柿崎景家」は不十分な内容であった。資料研究不足、心ならずもの出版だった。10年前、柿崎家の宗家、北海道厚岸町に在住の柿崎家を訪問、新しい重大事実を知った。」
柿崎町出身の著者が自費出版の前著を改訂して出版したものであるが、後世の歴史家によりゆがめられた柿崎景家像について、その復権を図る内容となっている。

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戦国七名将 英傑たちの史跡を徹底ガイド

戦国七名将 英傑たちの史跡を徹底ガイド
出版社:双葉社
発行日:2010年7月
ページ数:114P
定価:1,400円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「織田信長、武田信玄、上杉謙信…。天正時代から戦国時代の終わりにかけての各地方の代表的な7人の戦国大名をとりあげ、ゆかりの城址を訪ねて現在の写真を紹介。また、当時の姿を精密なCGで再現する。」
織田信長、武田信玄、上杉謙信、伊達政宗、毛利元就、長宗我部元親、島津義弘の7人に関連する戦国探訪や城郭探訪があるのが少し新しい。CGが得意な同社による本ですが、CGは少なめ。その代わりに写真は多めです。
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川中島の戦いと北信濃 武士・民衆もうひとつの真実

川中島の戦いと北信濃 武士・民衆もうひとつの真実
出版社:信濃毎日新聞社
発行日:2009年3月
ページ数:220P
編者:長野市民新聞
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「一般庶民や農民は、川中島の戦いをどう生き抜いたのか。戦闘に追い立てられた農民の嘆きや戦いの社会的背景にスポットを当て、“もうひとつの川中島”を解明する。『長野市民新聞』連載を書籍化。」
最近は地元の中世史がさかんに研究されているが、本書も長野県北部地域の郷土書である。上杉謙信と武田信玄の争奪の舞台となった川中島にあって、地元部将たちの動向については近年急速に研究が進んでいるが、本として出版されているものは少ない。そういう意味でも本書は貴重な存在であり、元が新聞掲載記事であるので簡潔にまとめられている。
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川中島先陣 柿崎景家 上杉謙信遺跡案内

川中島先陣 柿崎景家 上杉謙信遺跡案内
出版社:日本城郭資料館
発行日:1969年7月
ページ数:238P
著者:室岡博
定価:450円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「景家の居城のあった柿崎町に居られる室岡博氏は、はやくから郷土の傑士柿崎景家の研究をして来られたのでしたが、近頃、上杉謙信が多くの人々の関心を高めてゆくにつれて、謙信と景家をはじめ柿崎一族との関係について、事実とは大分違う理解がひろがってゆくのを憂えらて、ここに『柿崎景家』という一書を上梓されることになりました。」
戦国大名に関する研究書は多いが、その家臣となると近年こそ研究が進んできているが、当時の状況としては非常に珍しいものであったろう。柿崎景家は上杉謙信の家臣として、その戦場には必ず姿があったことは近年では知る人も多いが、その研究書は今でもほとんどない。本書はそういう意味では貴重な書であるが、古書としても流通量が非常に少ないのが残念である。
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歴史群像スペシャル No.2 上杉謙信「義」を貫いた爽快な生き様

歴史群像スペシャル No.2 上杉謙信「義」を貫いた爽快な生き様
出版社:学研
発行日:2009年4月3日
ページ数:146P
定価:600円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
創刊号が出てから随分経ったので、もうないか?と思っていた「歴史群像スペシャル」です。NHK大河「天地人」と映画「レッドクリフⅡ」関連という二大特集を引っさげて復活しました。まさに不定期ですね。
写真が多く楽しめます。巻頭のインタビューは、NHK大河「篤姫」の時代考証をつとめた大石氏であり、この大河の時代考証をつとめる先生方のインタビューが続くとうれしいな。
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上杉謙信の謎 戦国正義英雄伝

上杉謙信の謎 戦国正義英雄伝
出版社:ぶんか社
発行日:2007年12月初版
ページ数:239P
著者:武山憲明
定価:638円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「織田信長、武田信玄、今川義元、北条氏康、上杉謙信。戦国時代に英雄といわれた武将は多い。織田の先鋭、武田の政治、今川の伝統、北条の堅牢、上杉の正義。それぞれの英雄はそれぞれの特徴を旗印に天下統一を目指し戦ったが、最後まで残ったのは上杉の正義だった!!上杉謙信の生涯を読み解き、同時代の戦国武将と比較しながら、上杉の正義と矜持を解き明かす歴史雑学」
本書のはじめには、NHK大河「風林火山」の上杉謙信役ガクトの話から始まる。確かに、ガクトによって上杉謙信の中性的な存在がクローズアップされたのは確かであろう。上杉謙信に興味が出た方は入門書としてどうぞ。非常に読みやすくサクサク読み進められますよ。
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平成十九年度秋季企画展 武田・上杉・信濃武士

平成十九年度秋季企画展 武田・上杉・信濃武士
編集・発行:長野県立歴史館
発行日:2007年10月13日
ページ数:102P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「この図録は、平成19年10月13日から平成20年1月14日まで開催する企画展『武田・上杉・信濃武士』にあわせて作成された図録です。」

戦国時代の信濃の戦いといえば、甲斐の武田氏と越後の上杉氏の勢力争いにスポットがあたることが多いが、当然信濃にも土着の武士は多くいたわけで、そういう武士たちに光をあてる展示となっていた。違う視点から北信濃の状況が見えてきます。展示物の紹介ページはオールカラーで絵画なども非常に臨場感よく伝わってきます。
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北信濃の川中島合戦史跡

北信濃の川中島合戦史跡
発行日:2007年3月初版
ページ数:116P
編集:松代文化財ボランティアの会
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、松代文化財ボランティアの会の有志が、北信濃に所在する、川中島の戦いに関係する文化財を調査した成果である。本調査は、笹本正治編『長野県の武田信玄伝説』(岩田書院1996年)を基にしている。」
川中島に関する史跡を紹介するガイドブック。中には史実・虚実入り混じっているが、そう堅苦しいことは考えずに見てみると、解説の長さも適度で、写真も大きい。惜しいのはその写真がモノクロであることぐらい。値段も手頃なので、本書を持って実際に写真の場所を訪れてみるのも楽しいだろう。真田宝物館で購入できる。
真田宝物館について(長野市ホームページ)

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川中島合戦 一気読み日本の戦史 学研新書013

川中島合戦 一気読み日本の戦史 学研新書013
出版社:学研
発行日:2007年9月初版
ページ数:253P
著者:工藤章興
定価:740円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「鞭声粛々、夜河を渡る−と頼山陽が詠んだ漢詩でも名高い、甲斐の虎・武田信玄と、越後の龍・上杉謙信の名勝負、『川中島の戦い』。両軍の大将が一騎討ちしたという華々しい伝承が残るこの戦いをドキュメントタッチで活写する。」
本書は、最も有名な第4次川中島合戦を、臨場感が出るようにドキュメントタッチの小説スタイルと書いている。小説スタイルなので、時系列で刻々と話が進むのだが、甲陽軍鑑などの古文献に基づき、あまり突拍子もないことはないように気遣われている。一気に読めます。
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上越市史 別編2 上杉氏文書集二

上越市史 別編2 上杉氏文書集二
発行・編集:上越市
発行日:2004年3月初版
ページ数:838P+別冊94P+付図2枚
定価:4,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
天正六年から慶長三年までの主に上杉謙信・上杉景勝に関わる史料を2400点以上収録している。編年体で古文書をただ掲載するだけではなく、各年での上越の動向を解説するページを設けているのが好感を持てる。謙信・景勝研究には必携の一冊。本書には、国絵図が入っていますが、元の絵図が相当の大きさなので付図も本誌より大きなサイズではありますが、文字の判別は難しいです。頸城郡絵図については、「通史編2中世」で解説があるので合わせて利用すればよいでしょう。
購入方法は以下のホームページで確認できます。
上越市公文書館準備室ホームページ

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