金沢城史料叢書7 金沢城石垣構築技術史料Ⅰ

金沢城史料叢書7 金沢城石垣構築技術史料Ⅰ
発行元:石川県金沢城調査研究所
発行日:2008年3月初版
ページ数:244P
定価:860円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「金沢城跡のもつ歴史的価値の一つは、近世初期から後期にわたり多様な石垣が残っていることである。それだけではなく、石垣構築技術に関する記録・古文書・絵図が、他地域にくらべ、よくまとまって残っているので、さらに、その価値を高めている。基礎的な調査・研究をふまえ、さらに全国的な視野をもって、平成十九年度から、金沢城の石垣構築技術に関する比較研究事業を進めており、本書は、そのうち絵図・文献班が進めてきた調査研究の、中間的な成果報告の一つである。」
金沢城の石垣関連文献に関する研究報告書であり、専門的な内容であるので万人向けとは言えないが、石垣を研究している人には参考になるでしょう。
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自主研究 金沢城辰巳櫓7 北國TODAY VOL.53

自主研究 金沢城辰巳櫓7 北國TODAY VOL.53
編集・発行:北國総合研究所
発行日:2009年1月
ページ数:50P
定価:会員配布
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
北國総合研究所の自主研究「金沢城辰巳櫓」のレポート第7回。今回のテーマは「金沢城辰巳櫓」。4ページのレポートであるが、1テーマをまとめた報告としては調度良い。今回は細密画で描かれた辰巳櫓の作者へのインタビューや、復元模型作成の経過レポートを掲載している。

自主研究 金沢城辰巳櫓6 北國TODAY VOL.52

自主研究 金沢城辰巳櫓6 北國TODAY VOL.52
編集・発行:北國総合研究所
発行日:2008年10月
ページ数:50P
定価:会員配布
オススメ度:★★★☆☆
書評:
北國総合研究所の自主研究「金沢城辰巳櫓」のレポート第6回。今回のテーマは「『金沢城辰巳櫓 復元に向けて』座談会(抄録)」。6ページのレポートであるが、1テーマをまとめた報告としては調度良い。今回は金沢城辰巳櫓復元調査検討委員会委員長の東四柳史明氏(金沢学院大教授)、石川県金沢城調査研究所長の北垣總一郎氏、京都造形芸術大教授の中村利則氏の三氏による座談会の抄録です。

平成20年度特別展「加賀の東照宮 尾崎神社展」

平成20年度特別展「加賀の東照宮 尾崎神社展」
編集・発行:金沢市立玉川図書館近世史料館
発行日:2008年11月8日
ページ数:10P
定価:展示期間中無料配布
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「尾崎神社の本殿附厨子・中門・透塀・拝殿及び幣殿・附棟札4枚は国の重要有形文化財に指定されています。これら国指定文化財のうち、本殿及び中門の修理工事が本年2月より来年3月にかけて行われており、これを契機に、本殿に収納されていた社宝・神宝類を展示する機会を得ました。」
実物にまさるものはないが、パンフレットもフルカラーで仕上げられており、三十六歌仙図額面はすばらしいものでした。
金沢市立玉川図書館近世史料館ホームページ

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自主研究 金沢城辰巳櫓5 北國TODAY VOL.51

自主研究 金沢城辰巳櫓5 北國TODAY VOL.51
編集・発行:北國総合研究所
発行日:2008年7月
ページ数:50P
定価:会員配布
オススメ度:★★★☆☆
書評:
北國総合研究所の自主研究「金沢城辰巳櫓」のレポート第5回。今回のテーマは「立体模型づくりがスタート 縮尺1/20のⅡ型を2ヵ年で完成」。4ページのレポートであるが、1テーマをまとめた報告としては調度良い。今回は復元運動が決まった金沢経済同友会の辰巳櫓の模型づくりが始まった様子をレポートしている。どんなものができてくるのか、今後もレポートが楽しみである。

研究紀要 金沢城研究 第6号

研究紀要 金沢城研究 第6号
発行元:石川県金沢城調査研究所
発行日:2008年3月初版
ページ数:134P
定価:620円(税込5%)
オススメ度:★★★★☆
収録城郭:金沢城
書評:
「金沢城研究調査室」改め「金沢城調査研究所」の報告書第6号である。格上げにより石垣構築技術を中心とした調査研究が行なわれることになったが、本書は記念講演含め、金沢城の建築物に関する論文が揃いました。二の丸御殿、辰巳櫓、河北門と再建待ち遠しい建物が並びます。
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自主研究 金沢城辰巳櫓4 北國TODAY VOL.50

自主研究 金沢城辰巳櫓4 北國TODAY VOL.50
編集・発行:北國総合研究所
発行日:2008年4月
ページ数:50P
定価:会員配布
オススメ度:★★★☆☆
書評:
北國総合研究所の自主研究「金沢城辰巳櫓」のレポート第4回。今回のテーマは「高石垣の復元へ手がかり 明治の石垣に藩政期の石」。4ページのレポートであるが、1テーマをまとめた報告としては調度良い。今回は辰巳櫓の土台となる石垣について、現在の形状と往時の形状をイラストで比較し、まず石垣を往時に積み直すことを提言している。

戸室石引き道調査報告書

戸室石引き道調査報告書
発行:金沢市生活環境部
発行日:1995年3月
ページ数:30P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今も金沢には石引という言葉が町の名前として残っています。これは戸室山から切り出した石を金沢城などへ運搬した道、いわゆる『石引き道』の経路であったことが由来となっています。金沢における石切りも今では、ほとんど姿を消してしまい、昔からの言い伝えなどを知る人も少なくなりつつあります。現在、戸室山の麓には市の埋立場が設置され、金沢市民にとって大切な役割を担っていますが、その周辺に残る貴重な文化遺産として、平成五年度から石引き道について調査を進めてきました。調査は、現地調査から聞き取り、文献調査と多方面に及び、この度戸室石引き道調査報告書としてまとめることができました。」
兼六園の東側に真っすぐの道があり、「石引」という町の名とともに金沢城の石垣の石を引いてきた石引き道だということは、石川県民にはよく知られた話である。それでも、その先戸室山までの道のりは?というと正直知っている人はほとんどいないのではないだろうか。道は時代とともに変化していくものであり、追跡も困難なものとなっていく。そういう趣旨で各都道府県が実施した「歴史の道調査報告書」があるのだが、本書は戸室石引き道を少ない伝承と古文献などから検証している。現在では少し異なる道のりも戸室山付近ではあるようだが、小立野台地に入るところからはほぼこの報告書のとおりであろう。
最近金沢城関連では、「塩硝の道」がクローズアップされているが、「石引の道」に関する報告書があることをつい最近知った。本書は図書館で借りて、一部コピーを所有している。

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金沢城址の発掘

金沢城址の発掘
発行:金沢大学金沢城学術調査委員会
発行日:1969年3月31日
ページ数:30P
著者:井上鋭夫
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は、金沢大学の教授有志により結成された金沢城学術調査委員会による、昭和43年度発掘調査の報告書である。小冊子ではあるが、金沢城に関する最初の本格的発掘調査である。本書は図書館で借りて、一部コピーを所有している。

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前田育徳会展示会 開館記念名宝展

前田育徳会展示会 開館記念名宝展
発行:石川県立美術館
発行日:1983年11月12日
ページ数:81P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「このたび石川県立美術館の開館に伴ない、東京の前田育徳会の所蔵品が展示されるにあたり、『前田育徳会展示室』を設置することになりました。前田育徳会は、加賀藩主であった前田家に伝来した、文化財の数々を永久保存・管理し、又一部の貴重な古典籍を複製頒布することを目的として、前田家十五代当主利為氏によって大正十五年二月二十六日に設立された法人で、設立当初は『育徳財団』と称していたが、昭和十二年十月二日『侯爵前田家育徳財団』と名称を変更、昭和二十四年四月二十五日以後は現在の『前田育徳会』と称するようになりました。」
展示室の開設を記念して、昭和58年11月13日から12月25日まで開催された展示会の図録。今となっては非常に入手が難しいが、古典籍や茶器、能道具、百工比照などすべてカラーで掲載されているのが貴重である。

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