金沢城史料叢書16 城郭石垣の技術と組織

金沢城史料叢書16 城郭石垣の技術と組織
編集:石川県金沢城調査研究所
発行:石川県金沢城調査研究所
発行日:2012年3月30日
ページ数:486P
定価:2,470円(税込5%)
オススメ度:★★★★☆
「基礎的な調査研究の成果を踏まえて、平成19年度には、金沢城研究調査室を金沢城調査研究所に改組し、調査研究体制の拡充を図るとともに、新たに全国的な視野に立った金沢城石垣の価値と特徴の解明を目的として、5カ年計画で「金沢城石垣構築技術等比較研究事業」に着手することとなりました。本書は、5カ年の比較研究事業の成果をとりまとめたものです。城郭石垣の技術と組織に関する11本の論文に加えて、大坂城丁場割図の解説や、近世前期の石垣造りに個性を発揮した大名17家の石垣についての解説、全国の穴太・公儀普請関係の文献史料で構成しました。」

書評:
5カ年計画事業の総まとめの報告書。その一部は3月のシンポジウムで発表されたものとなっている。石垣研究の最前線研究が読める。
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金沢城史料叢書15 金沢城跡 二ノ丸内堀・菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓2 金沢城公園整備事業に係る埋蔵文化財調査報告書6

金沢城史料叢書15 金沢城跡 二ノ丸内堀・菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓2 金沢城公園整備事業に係る埋蔵文化財調査報告書6
編集:石川県金沢城調査研究所
発行:石川県金沢城調査研究所
発行日:2012年3月31日
ページ数:288P+図版88P
定価:6,580円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、平成22年度に刊行した「金沢城跡 二ノ丸内堀・菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓1」に後続する第2分冊であり、下層遺構の調査と出土遺構について報告するものである。」
平成9年度から平成11年度まで行われた菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の復元工事に先立つ発掘調査結果の報告書。2分冊の2冊目、1冊目より高くなったのは図版にカラーが増えたためか?
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研究紀要 金沢城研究 第10号

研究紀要 金沢城研究 第10号
発行元:石川県金沢城調査研究所
発行日:2012年3月初版
ページ数:115P
定価:400円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
収録城郭:金沢城
書評:
「金沢城調査研究所」の報告書第10号である。町名の考察は興味深い。専門的な内容だが、興味ある方は売り切れる前にどうぞ。
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金沢城跡 橋爪門復元整備に伴う埋蔵文化財調査の概要

金沢城跡 橋爪門復元整備に伴う埋蔵文化財調査の概要
編集:石川県金沢城調査研究所
発行:石川県土木部公園緑地課
発行日:2011年11月
ページ数:7P
定価:非売品 現地説明会配布
オススメ度:★★★☆☆
「石川県では、平成13年に二ノ丸菱櫓、五十間長屋、橋爪門続櫓および一ノ門を復元しているが、今回、橋爪門二ノ門の復元整備に進めるにあたり、平成22年度から埋蔵文化財等の確認調査を行ってきた。二ノ門周辺の近世遺構は、陸軍や金沢大学時代の改変により大きく失われていたものの、脇柱列および北鏡柱の礎石根固めや、二ノ門の地下を通る石組の暗渠(排水溝)・溜枡を検出するとともに、続櫓台石垣に残された、ニノ門添柱の中心を示すのみ切や敷石痕跡等を確認した。」
書評:
北陸新幹線開業に向けて復元される金沢城三御門の最後を飾る橋爪門ニノ門の発掘成果が書かれています。この調査結果を受けて来年度から復元工事が開始されます。先に復元された河北門のときほどは遺構の残りは良くなかったようです。

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金沢城跡玉泉院丸遺構確認調査 調査概要3(2011年度)

金沢城跡玉泉院丸遺構確認調査 調査概要3(2011年度)
編集:石川県金沢城調査研究所
発行:石川県土木部公園緑地課
発行日:2011年11月
ページ数:6P
定価:非売品 現地説明会配布
オススメ度:★★★☆☆
「平成23年度は、引き続き滝石組周辺の精査を継続し、失われた石の位置を根固め遺構から特定する等、最終段階の石組構成を詳細に検討すると共に、周辺の改修履歴等について整理を進めた。また、新たに滝の背後にあたる色紙短冊積石垣の下を発掘し、大小の石組や玉石敷を伴う滝壺状の窪地を検出した。石敷面は落水で洗掘されており、石垣の石樋から水が落ちていたことを確認することができた。」
書評:
玉泉院丸跡の3年目の発掘調査をまとめたもの。石垣でつくられた城郭庭園遺構の貴重な発掘成果を概観することができます。

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金沢城史料叢書14 金沢城跡 二ノ丸内堀・菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓1 金沢城公園整備事業に係る埋蔵文化財調査報告書5

金沢城史料叢書14 金沢城跡 二ノ丸内堀・菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓1 金沢城公園整備事業に係る埋蔵文化財調査報告書5
編集:石川県金沢城調査研究所
発行:石川県金沢城調査研究所
発行日:2011年3月31日
ページ数:366P+図版64P+付図1枚
定価:2,610円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書では、二ノ丸内堀・菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓に係る調査のうち、上面遺構調査及び石垣解体調査について報告する。下面遺構調査及び出土遺物については第2分冊・Ⅱにおいて報告する。」
平成9年度から平成11年度まで行われた菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の復元工事に先立つ発掘調査結果の報告書。後で復元された河北門の発掘調査結果の報告書と同時の発行で、さらに2分冊の1冊目となります。まだ当時は金沢城が大学用地から県所有になった直後で、見学や現地説明会も少なかった時期のものなのでようやくと感じはありますが、遅れたおかげで金沢城史料叢書に組み込まれて入手しやすくなったのは嬉しいことです。
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金沢城史料叢書13 金沢城跡 河北門 金沢城公園整備事業に係る埋蔵文化財調査報告書4

金沢城史料叢書13 金沢城跡 河北門(本文編) 金沢城公園整備事業に係る埋蔵文化財調査報告書4 金沢城史料叢書13 金沢城跡 河北門(資料編) 金沢城公園整備事業に係る埋蔵文化財調査報告書4
編集:石川県金沢城調査研究所
発行:石川県金沢城調査研究所
発行日:2011年3月31日
ページ数:(本文編)190P、(資料編)340P+付図1枚
定価:3,190円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
河北門復元工事に伴う発掘調査を総括する内容です。今年度は6月に史料叢書がすでに1冊発行されており、7月に追加で2冊ありました。河北門では発掘調査、復元の各過程で数回の現地説明会が開催されましたが、発掘調査に関してはここにすべてが詰まっています。2冊組で相当のボリュームですが、興味ある方は購入して損はないでしょう。
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研究紀要 金沢城研究 第9号

研究紀要 金沢城研究 第9号
発行元:石川県金沢城調査研究所
発行日:2011年3月初版
ページ数:109P
定価:360円(税込5%)
オススメ度:★★★★☆
収録城郭:金沢城
書評:
「金沢城調査研究所」の報告書第9号である。昨年のシンポジウムの内容と、第8号に続き寛文七年金沢図の論文が掲載されている。
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金沢城史料叢書12 金沢城石垣構築技術史料Ⅱ

金沢城史料叢書12 金沢城石垣構築技術史料Ⅱ
発行元:石川県金沢城調査研究所
発行日:2011年3月初版
ページ数:251P
定価:1,100円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
2008年の「金沢城石垣構築技術史料Ⅰ」に続く中間報告の第2集です。
金沢城の石垣関連文献に関する研究報告書であり、専門的な内容であるので万人向けとは言えないが、石垣を研究している人には参考になるでしょう。
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金沢城二ノ丸跡発掘調査概報

金沢城二ノ丸跡発掘調査概報
編集:石川県教育委員会
発行:石川県教育委員会
発行日:1970年3月
ページ数:8P+図版4P+折込1枚
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今回緊急調査の対象となったのは、金沢城二ノ丸の南半部、すなわち、北を法文学部校舎および別館(旧師団司令部)、東を中央図書館、西南を宮守坂と堀によって画される地域である。該地区は、昭和43年に大学構内整備の一環として校舎に通ずる環状道路を敷設したが、舗装工事中に礎石列が顕現され、地下に二ノ丸殿舎の遺構が存することが知られた。さらにこの地域は、大学校舎の増築予定の候補地としてあげられていたため、緊急発掘とそれにもとづく保護対策を講ずる必要性が生じた。よって、石川県教育委員会と金沢大学が調査主体となり、緊急発掘の運びとなった。」
石川県が最終的に復元を目指す金沢城二ノ丸御殿のおそらく唯一の発掘調査です。まだ金沢大学が城内にあったころのものですが、興味深いものが見つかっていますね。

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