編集・発行:亀岡市文化資料館
発行日:1990年11月3日
ページ数:40P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、平成2年11月3日から12月2日まで亀岡市文化資料館で開催された特別展展示会図録です。」
写真はモノクロですが明智光秀に関係する文献や遺物、史跡が多数掲載されています。関連文献一覧として研究書から小説まで多数の書籍が紹介されています。
カテゴリー: 明智光秀
週刊新説戦乱の日本史15 本能寺の変
編集・発行:小学館
発行日:2008年5月13日
ページ数:35P
定価:580円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
時代を変革させた戦乱を検証し、「新説」から「真相」に迫ります。第15号のテーマは「なぜ光秀は信長を討ったのか?」に迫る本能寺の変です。小学館ウィークリーブックの特徴は見どころの書かれた地図でしょうか。連載は作家の井沢元彦氏と、NHKその時歴史が動いたキャスターの松平定知氏です。今号の「銅像を探せ!」コーナーはお休みで「明智光秀ゆかりの地」で大津・亀岡・長岡京・福知山の紹介です。
「週刊 新説戦乱の日本史」 小学館公式サイト
本能寺の変の群像 中世と近世の相剋
謎とき本能寺の変 講談社現代新書1685
出版社:講談社
発行日:2003年10月初版
ページ数:200P
著者:藤田達生
定価:700円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「真の黒幕は誰か?-天下統一を目前にした信長の死に利害関係をもつと思われる人物は光秀以外にもたくさんいる。ざっと見ても中国の毛利氏、北国の上杉氏、四国の長宗我部氏、大坂から紀伊に下った本願寺、京の朝廷、そして信長に追放された将軍・足利義昭。彼らは皆、信長の軍事力と政略に圧迫され、存亡の危機にあった。誰もが信長を倒すもっともな理由があり、本能寺の変を企ててもおかしくはない情況だったのである。では、変を企てた首謀者とは誰か?」
本能寺の変の黒幕に関する書籍は多く出ている。本書もそのひとつ。断言はしていないが、筆者は足利義昭が中心的役割を果たしたというスタンスである。前後の情況を古文書などを史料にして丁寧に紐解いている。現在のカバー写真が違うのはどこかで変更されたようだ。本サイトの写真は初版のものです。
検証 本能寺の変 歴史文化ライブラリー232
出版社:吉川弘文館
発行日:2007年5月初版
ページ数:263P
著者:谷口克広
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「天正十年(1582)、天下統一を目前に織田信長が襲われた。明智光秀は単独犯なのか、果たして黒幕が存在したのか。本能寺の変にいたる過程を、史料を吟味して再現。様々な仮説を検証し独自の考察を加え、真相に迫る。」
本能寺の変を題材として用いた書籍は多いが、信憑性の低い史料を元にているものもあり、まさに玉石混合の状態である。小説としては面白いが歴史としては良いとは言えないと、著者は信憑性の高い史料を厳選し、無理のない解釈を進めようと心掛けている。そういう意味では、題名から奇抜な展開を望む読者には物足りない面があるかもしれない。