名古屋城並尾張藩国防の研究

名古屋城並尾張藩国防の研究
発行:助愛社
発行日:1937年10月
ページ数:48P
著者:陸軍中将 大村有隣
定価:25銭(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「元来本研究は陸軍将校の機関雑誌たる偕公社記事に昭和十一年夏以来連載したものであるが、現下の如き時局重大で、国民挙げて国防に最大の関心を有する時、本冊の如きは必読の読物と信ずるのである。」
戦時体制の中、軍人により書かれた小冊子。名古屋城を例にとり、その防御の思想や設備について書かれている。一般的な歴史とは違った視点で書かれているのが興味深く、当時の現状を差し引いても参考になるのではないだろうか?

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名古屋時代MAP 江戸尾張編

名古屋時代MAP 江戸尾張編
出版社:光村推古書院
発行日:2009年5月
ページ数:93P
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「古地図と現代地図を重ね合わせて見られるよう工夫した、新発想の地図。江戸や大阪、京都にも負けず劣らず栄えゆき、独特な産業・文化・風土を蓄積した名古屋で繰り広げられた絢爛豪華な時代に迫る。」
2010年名古屋開府400年を迎えて盛り上がりを見せている名古屋の藩政期の様子を収録しています。出版社が京都のため、シリーズも京都が多いですが、江戸・名古屋と藩政期も増えてきて次回企画も期待できますね。
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蓬左文庫 -歴史と蔵書-

蓬左文庫 -歴史と蔵書-
編集・発行:名古屋市蓬左文庫
発行日:2004年11月1日
ページ数:58P
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、平成7年6月10日より7月9日まで、名古屋市博物館で開催された『古典の宝庫・蓬左文庫展』の解説図録を再編集したものである。再編集にあたり書名をあらため、装丁デザイン等を改訂した。現在の蓬左文庫の蔵書を中心に構成したが、蓬左文庫の歴史を紹介する上で欠くことの出来ないものについては、徳川黎明会から所蔵資料の写真の提供をうけた。」
蓬左文庫ホームページ

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名古屋城三の丸遺跡(Ⅵ) 愛知県埋蔵文化財センター調査報告書第115集

名古屋城三の丸遺跡(Ⅵ) 愛知県埋蔵文化財センター調査報告書第115集
編集・発行:愛知県教育サービスセンター、愛知県埋蔵文化財センター
発行日:2003年3月31日
ページ数:60P+図版10P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「名古屋城が位置する台地北西端は、近世のみならず、原始の時代より我々の祖先の生活が営まれてきました。このことは、各地点での過去の発掘調査結果が物語っています。この名古屋城では、三の丸地区を囲む土塁と外堀が国の特別史跡に指定されており、その内側の官庁街では近年、耐用年数を超えた建物の立て替えなどに伴い、発掘調査が行われてきました。名古屋城三の丸地区では、このたび国土交通省中部地方整備局によって、名古屋地方裁判所執行部・簡易家庭裁判所交通部合同庁舎が建設されることになり、建設工事に先立つ事前調査を行いました。その結果、近世を中心とし、古代から戦国時代までも含む遺構や遺物を検出することができ、この地の歴史に新たな資料を提供できました。」

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名古屋城博報告書

名古屋城博報告書
発行:名古屋城博開催委員会
発行日:1085年2月
ページ数:120P
編集:株式会社電通
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
名古屋城天守閣再建25周年記念事業として、昭和59年9月29日から11月25日までの58日間にわたって開催された名古屋城博の報告書。開催当時の写真や実行委員会の各種資料が掲載されている。写真からは当時の盛り上がりがよくわかる。自分も行きたかったです。平成17年には「新世紀・名古屋城博」が開催されましたが、そちらも行けなかったです。

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よみがえる金鯱伝説

よみがえる金鯱伝説
編集・発行:新世紀・名古屋城博開催委員会
発行日:2005年3月19日
ページ数:67P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「愛・地球博」のプレイベントとして開催された「新世紀・名古屋城博」会場で購入できた書籍。名古屋城の金鯱に関する出来事ばかりをまとめ、読み物として漫画も掲載されている。とてもよくまとまった図録といえるが、入手が非常に困難なのが残念。古書としてもほとんどみることはなく、オークションで入手。

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特別史跡名古屋城跡 本丸搦手馬出石垣修復工事発掘調査報告書 -元御春屋門地点の調査-

特別史跡名古屋城跡 本丸搦手馬出石垣修復工事発掘調査報告書 -元御春屋門地点の調査-
発行:名古屋市教育委員会
発行日:2006年3月31日
ページ数:167P(図版含む)
編集:株式会社パスコ
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「この報告書は、特別史跡名古屋城本丸搦手馬出石垣修復工事にともなう、元御春屋門跡地点の発掘調査報告書である。」
本丸搦手馬出は本丸東二之門と二之丸の間に位置し、馬出の本丸側の門が東二之門、二之丸側の門が元御春屋門である。

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新世紀・名古屋城博 ~よみがえる金シャチ伝説~ 報告書

新世紀・名古屋城博 ~よみがえる金シャチ伝説~ 報告書
編集・発行:新世紀・名古屋城博開催委員会
発行日:2005年10月
ページ数:137P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「愛知で開幕した2005年日本国際博覧会に華を添え、併せて市民の願いである本丸御殿復元の機運盛り上げを目指し、名古屋城全域で『新世紀・名古屋城博~よみがえる金シャチ伝説~』を開催した。天守閣を守る金シャチを地上に降ろし、だれでも触れられるようにしたことが喜ばれ、予想を超える120万人あまりの来訪者があった。この成果として本丸御殿復元に向けて3億円余りを名古屋城本丸御殿積立基金に寄付した。」
平成17年3月19日から6月19日まで名古屋城で開催された同博覧会の実施記録報告書。開催中のイベントの写真がカラーで豊富に掲載され、当時の熱気が伝わってくる。広報用のチラシ類やチケット、グッズなどから新聞記事、実行委員会規約などまで博覧会の各種資料が掲載されている。

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知れば知るほど好きになる名古屋城

知れば知るほど好きになる名古屋城
発行:財団法人名古屋城振興協会
発行日:2009年2月20日
ページ数:103P
編集:名古屋城検定実行委員会
定価:1,300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
昨年第一回初級試験が開催された「名古屋城検定」は今年初めての中級試験が開催されます。それに合わせて、昨年の公式テキスト「名古屋城なるほどなっとく検定」がパワーアップして帰ってきました。初級試験には当日持込み可ということなので、受験を考えている人は必携の一冊です。今回もきれいな写真満載ですよ。中級試験は他の参考図書も指定されていますので、まずはこのテキストを暗記しましょう。
一般販売は名古屋市内のみなので、入手したい方は名古屋城検定実行委員会事務局(TEL.052-961-7580)までお問い合わせ下さい。検定申込みは4月24日まで。次回改訂版販売時には入手できない可能性もありますので、ほしい人は早めに入手しましょう。中級試験に合格すると、本丸御殿公開時の運営ボランティアとして参加できるという特典もありますよ。
名古屋城本丸御殿ホームページ

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名古屋市博物館企画展 城からのぞむ尾張の戦国時代

名古屋市博物館企画展 城からのぞむ尾張の戦国時代
編集・発行:名古屋市博物館
発行日:2007年6月16日
ページ数:157P
定価:600円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「尾張地域にかつて存在した戦国の城について、考古資料と絵図を中心とした文献資料をあわせて紹介。巻末に『名古屋市城跡一覧』『尾州古城志諸本対照一覧』を収録。」
本書は平成19年9月22日から11月4日まで開催された特別展の展示図録です。尾張地方の城が多数紹介されています。名古屋市博物館で購入できます。
名古屋市博物館 出版物ホームページ

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