山中城文献資料集

山中城文献資料集
発行:三島市教育委員会
発行日:1975年3月30日
ページ数:98P
編集:史跡山中城跡調査専門委員 高橋省吾、友野博
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
「本文書集は山中城に関係のある文書を中心に抽出した。山中城についての文書は極めて少い。そのため、やや選出の範囲を広げ、史料的価値の高いものばかりでなく、戦記物などからも抽出することにした。」

書評:
山中城に関する史料を収集したもの。静岡県史料からの抜粋が最も多い。読み下し文がないので簡単には解読できないが、山中城研究には必携の一冊となっている。
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京都市文化財ブックス第20集 京の城 -洛中洛外の城郭-

京都市文化財ブックス第20集 京の城 -洛中洛外の城郭-
編集・発行:京都市文化市民局文化部文化財保護課
発行日:2006年3月1日
ページ数:71P
定価:1,300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本冊子は、これまでの文化財調査の成果から、永きにわたって王城の地であった京都に築かれてきた城郭を『京の城』と題して、発掘調査資料を中心に紹介するものです。」
フルカラーで京都市(平成合併後)の城館跡を市民に向けて紹介する冊子。一般的な城館だけではなく、寺院僧坊や土居や堀で囲まれた遺跡も対象としている。説明は簡潔で詳細といえない部分もあるが、発掘調査時の写真は現在見ることができない場所のものであり貴重であろう。市内城郭の遺跡地図が付いているともっと良かったのだが。
郵送販売をご希望の方は,京都市情報公開コーナーまでお問い合わせください。現金書留で送料290年を追加して送金すると送られてきます。
京都市文化財保護課発行出版物ホームページ

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資料青梅市の中世城館跡

資料青梅市の中世城館跡
発行:青梅市教育委員会
発行日:1990年3月31日
ページ数:224P
編集:青梅市郷土博物館
定価:3,000円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「本報告書は、東京都青梅市が昭和55年4月1日から56年3月31日、及び昭和63年4月1日から平成元年3月31日までの2期にわたって青梅市中世城館調査団に委託して実施した中世城館趾の調査結果をまとめたものである。」
モノクロページのみであるも、参考文献を多数参考にしながら、各城丹念にその構造と歴史を記述している。中世城館ということで、全国的にメジャーとは言えないが、多摩地方の中世城館を調査するのであれば持っていても良い一冊であろう。巻末の田中氏の鳥瞰図イラストもなかなか美しい。
本書は、青梅市郷土博物館に郵送で申し込むこともできます。その場合は3000円分の定額小為替(手数料300円)と340円分の切手を送ります。随分前の書籍なので新本とはいえ、箱には経年シミが出てきていました。
青梅市郷土博物館 刊行物ホームページ

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国指定史跡怡土城跡 前原市文化財調査報告書第94集

国指定史跡怡土城跡 前原市文化財調査報告書第94集
編集・発行:前原市教育委員会
発行日:2006年3月31日
ページ数:110P+図版24P+付図2枚
定価:1,200円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「怡土城は前原市と福岡市とが境を接する高祖山西斜面一帯に築城されました。その築城に関して『続日本紀』には天平勝宝8年(756)6月から神護景雲2年(768)2月までの約12年の歳月を要したことが記されています。この怡土城の所在する高祖山は自然遊歩道が設置され、軽登山のメッカとして市民に親しまれています。自然遊歩道は怡土城の土塁上に設置されているために、現時点におきまして、計6ケ所の礎石群を見学しながら登山することができます。さらに高祖山の頂上部には中世の『高祖城』も所在し、古代のみならず中世の石塁・礎石なども堪能できます。本書は昭和47年から現在にいたるまでの怡土城に関する主な発掘調査の成果を整理したものです。」

書評:
朝鮮式城郭の怡土城の単年度の発掘調査報告書ではなく、これまでのすべての発掘調査を整理したもの。怡土城に関する調査のすべてを把握できます。本書は、伊都国歴史博物館で購入することができます。同ページには、平成11年度秋季企画展示図録「怡土城とその時代」、前原市文化財報告書 第85集「高祖城」も販売されていますが、現時点では品切状態でした。郵送の場合は、代金を現金書留か郵便小為替で送り、冊子小包着払いで送料360円となります。
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高山城総合学術調査報告書

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発行:財団法人金森公顕彰会
発行日:1988年9月
ページ数:28P+折り込み付図9枚
編集:文化環境計画研究所
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「財団法人金森公顕彰会は、昭和58年設立以来、金森長近公銅像の建立をはじめ、高山城に関する資料収集、調査報告書の発刊、『飛騨金森史』の刊行など多岐にわたる事業を推進してまいりました。このたび、名古屋工業大学・内藤昌博士のご努力により、今まで明らかにされていなかった高山城本丸部分の様相が解明され、復元模型も立派に完成されました。それによると、高山城は自然の地形に合わせた不整形な本丸を築き、御殿と天守を接合した梯立式の珍しい城であることが判明しました。」

天守本丸御殿の模型復元までの過程を解説している。昨年までは高山市のホームページで購入できたがいつの間にか品切となったようだ。今のうちと古書で購入した。
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高山城跡発掘調査報告書Ⅱ 高山市埋蔵文化財調査報告書第14号

高山城跡発掘調査報告書Ⅱ 高山市埋蔵文化財調査報告書第14号
編集・発行:高山市教育委員会
発行日:1988年3月
ページ数:59P+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、昭和61年6月4日から7月12日まで発掘調査を実施した、岐阜県高山市城山地内の高山城跡発掘調査報告書である。今回は、玄関部分50平方メートルの発掘調査、本丸中央東西トレンチ36m、台所下石垣のトレンチ4m、大広間北側の崖部トレンチ4mの発掘調査、本丸周辺9000平方メートルの測量と水準測量調査である。また、城郭全体にわたり遺構の概要を調査し、現段階における遺構の状況を記録した。なお、前回の高山城跡発掘調査報告書(昭和61年3月)により報告した事項は省略した。」

前回と今回の調査を踏まえて高山城全体の縄張り復元を試みている。付図は現在の地図上に往時の高山城の縄張りを重ねて表示している。
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金剛寺城遺跡発掘調査報告書 近江八幡市埋蔵文化財調査報告書2

金剛寺城遺跡発掘調査報告書 近江八幡市埋蔵文化財調査報告書2
編集・発行:近江八幡市教育委員会
発行日:1983年3月31日
ページ数:15P+図版7P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、昭和57年度文化庁の文化財保存事業の遺跡緊急発掘調査として、国庫補助事業によって発掘調査を実施した報告書である。」

書評:
金剛寺城は本書調査までは遺跡包含地であったが、本調査で遺構が発見され遺跡としての認定を受けるに至った。織田信長の近江侵攻により滅亡したようだ。
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図録大坂城跡の調査4 大坂城跡発掘調査概要8

図録大坂城跡の調査4 大坂城跡発掘調査概要8
発行:大阪文化財センター
発行日:1994年
ページ数:29P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「この本は、大阪府庁舎整備用地内における大坂城跡の発掘調査の概要報告書です。」

本書では大名屋敷の家紋瓦を特集しています。
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図録大坂城跡の調査2 大坂城跡発掘調査概要4

図録大坂城跡の調査2 大坂城跡発掘調査概要4
発行:大阪文化財センター
発行日:1992年
ページ数:33P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「この本は、大阪府庁舎整備用地内における大坂城跡の発掘調査の概要報告書です。」

本書では金箔の鬼瓦がカラーで掲載されています。巻末の昭和22年の大坂城の空撮写真はモノクロですが興味深いです。
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図録大坂城跡の調査1 大坂城跡発掘調査概要1

図録大坂城跡の調査1 大坂城跡発掘調査概要1
発行:大阪文化財センター
発行日:1991年
ページ数:29P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「この本は、大阪府庁舎整備用地内における大坂城跡の発掘調査の概要報告です。」

発掘調査で発見された金箔瓦はカラーで紹介されています。
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