国宝弘前城二ノ丸辰巳櫓、同丑寅櫓及三ノ丸追手門維持修理報告書

国宝弘前城二ノ丸辰巳櫓、同丑寅櫓及三ノ丸追手門維持修理報告書
編集・発行:国宝弘前城修理事務所
発行日:1941年8月
ページ数:32P+図版45P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、昭和拾参年五月壱日起工、翌拾四年拾月参拾壱日竣工せる国宝建造物弘前城二ノ丸辰巳櫓、同丑寅櫓及び三ノ丸追手門の維持修理工事の報告書として編纂されたものである。」

古い戦前の修理報告書ですが、写真や測量図の図版はモノクロながら出来は良く、貴重な資料です。
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岩出山城(岩出沢城)発掘調査報告書 -昭和60年度発掘調査-

岩出山城(岩出沢城)発掘調査報告書 -昭和60年度発掘調査-
編集・発行:岩出山町教育委員会
発行日:1986年3月
ページ数:32P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「岩出山城の発掘調査は、宮城県岩出山高等学校からテニスコートの造成及び生徒会館建設予定地について、岩出山城との係わる部分の発掘調査を依頼され始めたもので、岩出山城にメスが入れられたのは今回が初めてです。」
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原川城的場・坂尻遺跡 市道北原川村村西線道路改良工事に伴う調査報告書

原川城的場・坂尻遺跡 市道北原川村村西線道路改良工事に伴う調査報告書
編集・発行:静岡県袋井市教育委員会
発行日:1990年3月30日
ページ数:11P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「袋井市教育委員会は、昭和63年5月23日より1ヶ月間の予定の国庫補助事業として、袋井市国本地内で坂尻遺跡の発掘調査を実施していたところ、隣接する市道北原川村村西線の原川城跡内で道路改良工事が計画されていることが判明した。そこで、袋井市土木課維持係と協議を重ね、工事と並行して発掘調査を実施することとなった。この改良工事は翌年度は、原川城跡の南側に位置する坂尻遺跡内でも実施するため、発掘・立会調査を実施することとした。」
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浅貝寄居城跡 新潟県南魚沼郡湯沢町浅貝寄居城跡発掘調査報告

浅貝寄居城跡 新潟県南魚沼郡湯沢町浅貝寄居城跡発掘調査報告
編集・発行:湯沢町教育委員会
発行日:1971年3月
ページ数:18P+図版4P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「わが郷土浅貝に、越後の名将上杉謙信ゆかりの城跡があることは、語り伝えや古文書によって明らかであったが、その遺跡が確認されたのは県教育委員会の伊藤正一氏、郷土史研究家の桑原孝氏、細矢菊治氏たちが、昭和37年11月に現地を視察してからのことであった。その後、浅貝地区はスキー場開発の波に乗り、急激な地域開発の渦に巻き込まれるに至った。このことは、経済的には大きな発展を醸して地元を潤したが、反面宿場としての面目を根底から変え、浅貝寄居城跡も又、本丸及び二の丸を残して売却、取崩し等の事態となったので、湯沢町教育委員会ではこれ以上の損壊を防止するため、本丸跡の土地所有者の同意を得、二の丸跡の使用者の了承を得て調査の上、保存に努めることとした。」

開発による城跡破壊による緊急試堀調査の報告書です。当時でかなり破壊されていたようですが、現在はどうなっているでしょう。
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栗駒町文化財調査報告書第2集 鶴丸館跡

栗駒町文化財調査報告書第2集 鶴丸館跡
発行:宮城県文化財保護協会
発行日:1978年3月31日
ページ数:11P+折込地形図+図版2P
編集:栗駒町教育委員会
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「栗駒町岩ヶ崎の北側に険しい丘が続いていますが、これが鶴丸館跡です。この館跡は、当地方の代表的な中世の連郭式山城で、町の象徴になっています。かねてから町では、館山を公園化して広く住民一般に活用させるため、事業をすすめておりました。今回は、館跡としての学術的な記録を残す目的で、国・県の補助で、測量調査を実施しました。」

鶴丸館は別名岩ヶ崎城といい、本書の主調査は地形図を作成するための測量調査だったようです。
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松倉城塁群発掘調査報告Ⅰ -富山県魚津市鹿熊地内試堀調査報告-

松倉城塁群発掘調査報告Ⅰ -富山県魚津市鹿熊地内試堀調査報告-
編集・発行:魚津市教育委員会
発行日:2002年3月30日
ページ数:18P+図版7P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「松倉城跡の周辺には、多くの山城(支城)や砦跡が確認されており、松倉城を中心にそれを取り囲むように広域な城塁群を形成しています。魚津市教育委員会では、平成13年度から5ヶ年にわたって松倉城塁群の範囲・実態把握を目的に、国・県の補助を受け、試堀・測量・分布調査を実施していくこととしました。今年度は、推定城下町区域内に所在する、二ヶ所の遺跡内と立地や字名などから候補にあげた計4ヵ所で試堀調査を行ないました。この結果、何れの地区においても、中世期の遺構や遺物が確認され、新たに戦国期の遺構が残る遺跡を発見することができました。」

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尻無城跡

尻無城跡
編集・発行:瑞穂町文化財保護協会
発行日:1991年3月30日
ページ数:17P+図版9P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「瑞穂町には七つの城跡が伝えられている。①尻無城(通称古城) ②伊古城(中世) ③杉峰城(中世) ④大河城(中世) ⑤高田城(中世) ⑥岡城(中世 別名夏峰城) ⑦鍵峰城(中世 別名宿城)である。いずれも中世の城跡であり、城郭の規模や様子はまったくわかっていない。中でも、尻無城については、城主が誰であったかすら不明である。このたび新農業構造改善事業基盤整備栗林農道整備事業のため、県文化課に緊急発掘調査を依頼した。中世の城がどんなものであったか、その一部でも解明できればというほのかな期待もあった。しかし城跡の周辺部分であったため、本体にふれることなく終ったことは残念でもあったが、後の報告書に示されるように、縄文晩期の土器片の出土により、かなり古くから先人の生活の営みがあったことは驚きの一つである。」
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大坂城惣構・西町奉行所跡発掘調査概要 -大阪市東区内本町橋詰町・豊後町-

大坂城惣構・西町奉行所跡発掘調査概要 -大阪市東区内本町橋詰町・豊後町-
著者・発行:大阪府教育委員会
発行日:1996年3月31日
ページ数:18P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
「本調査は大阪中小企業振興センタービル建設予定地で実施したものである。この地点は大坂西町奉行所跡として著名である。調査の結果、予想以上に多数の遺構面が検出された。この調査で奉行所跡の下層には享保の大火で炎上した御塩噌蔵があり、江戸時代前期の浜の御蔵も検出された。さらに下層には大坂冬の陣で戦場となった大坂城惣構が初めて明らかとなり、その下層から戦国時代後期の大坂の町並も出現した。」

数ページの調査報告書ですが、各時代を追って写真と遺構の説明があり、非常に興味深いです。
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播磨の古城

播磨の古城
著者・発行:島田清(私家本)
発行日:1973年9月15日
ページ数:49P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
播磨の古城について、城の歴史や現状をまとめています。今となっては詳細とはいえない解説ではありますが、当時の各古城の様子が写真で載せられているので、それなりに参考になるでしょう。

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興国寺城跡伝天守台跡・伝東船着場跡発掘調査報告書(興国寺城跡調査報告書1) 沼津市文化財調査報告第32集

興国寺城跡伝天守台跡・伝東船着場跡発掘調査報告書(興国寺城跡調査報告書1) 沼津市文化財調査報告第32集
編集・発行:沼津市教育委員会
発行日:1984年3月31日
ページ数:62P+図版16P+折込付図2枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は沼津市根小屋字古城一帯に所在する興国寺城跡の伝天守台跡、伝東船着場跡の発掘調査報告書である。本書に係る発掘調査は、興国寺城跡の保存、保護に向けて基礎資料を得ることを目的とし、昭和57年11月6日から同年12月27日までの約2ヶ月に亘って実施した。」

書評:
興国寺城は北条五代発祥の地として、北条早雲が城主となって旗揚げした城として有名である。本書は興国寺城の始めての本格的な発掘調査報告書として、発掘結果のみならず、年表や論文も収録され、総合報告書の体裁を整えている。
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