挙母城(桜城)跡 豊田市埋蔵文化財発掘調査報告書第33集

挙母城(桜城)跡 豊田市埋蔵文化財発掘調査報告書第33集
発行:豊田市教育委員会
発行日:2008年10月31日
ページ数:99P+図版43P
編集:豊田市郷土資料館
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「1751年から築城が始まった挙母藩内藤家の居城。度重なる洪水により二の丸のみの完成にとどまったが、今回の調査では石垣・堀などを良好な状態で検出した。水敲石垣下の胴木がほぼ完全な状態で遺存しており、堀底では障子堀を検出した。築城絵図や古写真との比較検討あり。平成18・19年調査。」
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史跡加納城跡 岐阜市教育文化振興事業団報告書第12集

史跡加納城跡 岐阜市教育文化振興事業団報告書第12集
編集・発行:岐阜市教育委員会、岐阜市教育文化振興事業団
発行日:2003年3月30日
ページ数:282P+図版44P+付図5枚
定価:3,200円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「史跡加納城跡は岐阜市南部市街地に位置し、徳川家康によって江戸時代初めに築かれた岐阜県下有数の近世城郭です。その歴史・文化上の重要性から昭和58年国史跡に指定され、まちづくりの拠点、地域の顔として史跡公園の整備を目指しています。このたび、加納城跡発掘調査報告書を刊行し、これまでの成果をまとめました。」
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楢葉城 現状遺構確認調査・発掘調査報告

楢葉城 現状遺構確認調査・発掘調査報告 楢葉城 現状遺構確認調査・発掘調査報告
発行:楢葉町教育委員会
発行日:1986年3月30日
ページ数:(本誌)67P+図版19P (付図)5枚 箱入り
編集:日本城郭史学会楢葉城調査団
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「わが楢葉町が歴史に現われるのは、平安時代の『和名抄』の楢葉郷の記載がはじまりです。この楢葉郷を拓き農耕地としたのが、楢葉太郎隆祐という武士で、楢葉太郎隆祐は、山田岡の館ノ山に居城を構えたと伝えられています。この館ノ山の楢葉城址は、ふるさとの原点でもある訳です。町では、原始・古代の遺跡調査および町史編纂事業と並行し、昭和五十七年度から城址調査に着手し、四〇〇年から八〇〇年前の中世の時代の解明にあたっています。昭和五十八・五十九年度には、楢葉城の現状遺構確認調査と、これにつづく発掘調査を実施、霧の彼方にあった中世の楢葉の姿が朧げながら見えはじめてきました。」

書評:
楢葉町にある楢葉城に関する発掘調査報告書です。楢葉町歴史資料館で購入できます。
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小塙城・上ノ原城 遺構調査報告書

小塙城・上ノ原城 遺構調査報告書
発行:楢葉町教育委員会
発行日:1987年3月
ページ数:(本誌)49P+図版7P (付図)4枚
編集:西ヶ谷恭弘
定価:1,200円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「小塙城の記述は『岩城明細記』や『会津・仙道・海道地方諸城の研究』によって紹介されておりますが、上ノ原城は誰からの暗示もなかった城跡でありました。宇佐神正文氏、松本松寿氏の現職中に発見し取りあげていたものであります、それが本報告書によって歴史的に位置付けられ、新ためて両城の関係を知ることができました。中世城郭は単一で成立するものではなく、支城・つなぎの城など、複数の築城によって構成し、その氏族や家臣の安泰を守ったものでありましょう。」

書評:
楢葉町にある小塙(こばな)城と上ノ原城に関する発掘調査報告書です。楢葉町歴史資料館で購入できます。
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楢葉町城館址調査報告書

楢葉町城館址調査報告書 楢葉町城館址調査報告書
発行:楢葉町教育委員会
発行日:1987年12月1日
ページ数:(本誌)160P+図版6P (付図)13枚 箱入り
編集:西ヶ谷恭弘
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「現代社会生活の変化に伴って先人達が残した貴重な歴史的遺産が消滅しております。城館址もその一つといえましょう。町内には九つの城館が残されていることがわかりました。いままで存在のわからなかった城館址や、言い伝えもないことからほとんど顧られずに過ごして参りました。昭和五十八年八月、天神山城の調査をきっかけに先輩達の懸命な努力によって、これら城館趾の確認ができました。」
楢葉町内に存在する9つの城館のうち、大谷館、井出城、名合沢館、蓑輪城、小山城の5つの城館の調査報告書を合本した調査報告書となっています。楢葉町歴史資料館で購入できます。
楢葉町の本販売ホームページ

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大崎町中世の城跡 文化財研究誌第6集

大崎町 中世の城跡 文化財研究誌第6集
編集・発行:大崎町教育委員会
発行日:1988年3月1日
ページ数:71P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今回は第六集として『大崎町中世の城跡』を発刊することにしました。これは昭和58年に鹿児島県教育庁の文化課の企画で県下の中世城館跡の調査が行われた時に大崎町の分を報告したものであります。報告書は一定の形式があって、それに内容をはめこんでいくものでしたが、本誌では、その形式をはずしながらも其の項目はそのまま生かして記述をすすめました。」
「鹿児島県の中世城館跡」の基礎調査をもとに構成していますが、一つ一つの城跡が詳細に掲載されています。歴史的経緯よりも、現況遺構や地形図と遺構図の対比のほうに比重があります。

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大分の中世城館 第二集 文献史料編2 大分県文化財調査報告書第160輯

大分の中世城館 第二集 文献史料編2 大分県文化財調査報告書第160輯
編集・発行:大分県教育委員会
発行日:2003年3月31日
ページ数:87P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「平成七年度から開始した本県内の中世城館の現地調査も平成12年度で終わり、そのまとめとして本報告第一集『文献史料編1』を平成13年度に刊行しました。本書第2集『文献史料編2』は、それに続くものであります。特に、本書の編纂に当たっては、宣教師フロイスによって書かれた『日本史』や同時代史料であるイエズス会宣教師の書簡群を主としており、この史料から、あらためて本県における中世城館の姿を想像していただくとともに、当時の社会の緊迫した状況をお伝えできるものと思います。」
大分県の中世城館調査の成果の一冊である。非売品のため非常に入手しにくいものだが、ようやく古書で入手した。第四集は各都道府県図書館に収蔵されているが、第二集は地元図書館では見ることができない。翻刻のみで読み下しがないため読みこなすのは少々難しい。こういう基礎資料は折角国庫補助で行っているのだから広く一般に販売してほしいです。

塩新町城趾緊急発掘調査報告書 栃尾市文化財調査報告2

塩新町城趾緊急発掘調査報告書 栃尾市文化財調査報告2
編集・発行:栃尾市教育委員会
発行日:1986年3月20日
ページ数:22P+図版16P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「この調査報告書は、河川局部改良事業の実施にあたり、実施地域に埋蔵されていた文化財の発掘について当市教育委員会が県土木部より委託された、塩新町城趾の発掘調査の記録であります。室町時代の山城でありますが、遺物等については検出されず、わずかに戦闘用に使われたと思われる投石が発見されました。」

書評:
塩新町城とインターネットで検索しても何も出てこないが、本書を読むとれっきとした城跡である。事業により縄張りが破壊されたようなので残念です。少しは痕跡が残されているのでしょうか?
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遺跡梁川城本丸・庭園発掘調査・復元整備報告書 梁川町文化財調査報告書第6集

遺跡梁川城本丸・庭園発掘調査・復元整備報告書 梁川町文化財調査報告書第6集
編集・発行:福島県梁川町教育委員会
発行日:1986年3月31日
ページ数:135P+図版35P+付図7枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「梁川城は福島県伊達郡梁川町に所在する中世の平山城で、仙台藩伊達氏興隆の地であります。とりわけ、伊達氏11代の持宗から14代稙宗の時期において、梁川城は一段と充実する一方、亀岡八幡の遷宮や輪王寺の創建など、京都・鎌倉を中心とする当時の都文化が移入され、城下町としての整備は行われました。これまで、梁川城に関しては、昭和49年10月の発掘調査をはじめとして、数次にわたって調査が行われてまいりましたが、今般、本丸跡にあたる梁川小学校校庭東側に残る『心字の池』庭園を、文化財としての保存・保護と教育環境整備のため、昭和53年5月から復元事業として工事を進め、ようやく竣工のはこびとなりました。」
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興国寺城跡保存管理計画報告書

興国寺城跡保存管理計画報告書
編集・発行:沼津市・沼津市教育委員会
発行日:1999年3月31日
ページ数:42P+付図2枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「沼津市では、昭和54年度から興国寺城跡の保存について本格的に検討を始め、一部の土地を購入するとともに、昭和55・56年度には学識経験者の方々に保存整備基本構想の策定をお願いし、翌年からはその提言に基づき国の史跡指定を受けるべく、土地所有者の方々や地元根古屋自治会の協力の下、事業を推進してまいりました。平成6年度末には、当面の保存対策として城跡の主要部分について国の史跡指定を受け、翌7年度からは国・県の補助事業として指定地の公有地化を推進してまいりましたところ、土地所有者の皆様のご理解をいただき、本年度末には6割近い公有地化率を達成するに至っております。こうした状況の中、用地の公有地化の進展に伴い、未指定となっている城跡の今後の保存方針について、早急に再検討を行う必要が生じてまいりました。」

書評:
土地の利用状況などを中心の報告書になっています。
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