平成8年度糸魚川市内遺跡発掘調査概報 糸魚川市埋蔵文化財調査報告書31

平成8年度糸魚川市内遺跡発掘調査概報 糸魚川市埋蔵文化財調査報告書31
編集・発行:糸魚川市教育委員会
発行日:1997年3月31日
ページ数:12P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
「糸魚川市は中山間部地域における農村整備事業を進めており、不動山城跡のある上早川地区もその事業対象地である。城跡の眼下に位置する要害集落は、農繁期だけの居住者で維持されているものの、早川流域を展望できる城跡への見学者は多い。このため、農村の整備と見学者の利便を図るため集落内に駐車場と休憩・便益施設を兼ねた農村公園の整備を平成9年度に実施することとなり、地元区と事業を担当する糸井川農地事務所及び市農林水産課でその候補地を検討した。」

不動山城の麓の見学者用駐車場建設のための発掘調査の概報です。該当は4ページ。
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節黒城一之木戸調査報告書 川西町文化財調査報告書第一輯

節黒城一之木戸調査報告書 川西町文化財調査報告書第一輯
発行:川西町教育委員会
発行日:1974年2月25日
ページ数:25P
著者:金子拓男、本間信昭、家田順一郎
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は新潟県中魚沼郡川西町大字新町新田、県営かんがい排水事業川西ダムの資材運搬道路建設にともなう節黒城一之木戸の法線内発掘調査の報告である。」

書評:
節黒城の最も山麓に位置する一之木戸に関する報告書であるが、節黒城に関する縄張りや城主に関する資料も掲載している。他に、「節黒城周辺の城館」として、千手城、峰ノ薬師城、野口城、秋葉山城、赤谷城、大井田城、伊勢平治城、今井城が紹介されている。
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大井城跡 市立大井小学校校舎建設に伴う緊急発掘調査報告書 恵那市文化財調査報告書第37集

大井城跡 市立大井小学校校舎建設に伴う緊急発掘調査報告書 恵那市文化財調査報告書第37集
編集・発行:恵那市教育委員会
発行日:1999年3月30日
ページ数:60P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、市立大井小学校の校舎建設に伴い恵那市教育委員会が実施した、岐阜市恵那市大井町字内城所在の大井城跡の発掘調査報告書である。現地調査は、平成8年5月30日から10月2日の期間実施した。整理および報告書作成作業は平成9年度・10年度の2ヵ年度にわたり断続的に実施し、本報告書刊行により完了した。」

書評:
現在、恵那市立大井小学校校舎が建てられている場所にあった大井城跡の発掘調査報告書です。校舎の建替えにより「内城」と呼ばれた平面地に建物が建てられた(元グラウンド)のは残念なことではあるが、そのために大井城の旧状を垣間見ることができました。
本書には、付編で高田徹氏による「恵那市の中世城館について」が掲載されていおり、鷹撃谷城、刈安城、五郎塞、藤城、椋実城、久須美城、城跡山、馬隠、東野陣屋、佐々良木城、猪狩山城、野井城、城ヶ根砦が紹介されている。
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史跡弘前城跡保存管理計画書

史跡弘前城跡保存管理計画書
編集・発行:弘前市、弘前市教育委員会
発行日:1979年3月
ページ数:82P+付図1枚
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
「この史跡弘前城跡保存管理計画書は、昭和52年および53年度の2ヶ年継続で実施した史跡弘前城跡保存管理計画策定事業を集約した報告書である。」

書評:
弘前城の保存管理計画を立案するために収集された、弘前城の歴史や史跡整備計画についてまとめられている。特に、計画当時の昭和50年頃の弘前城の各場所の写真が多数掲載されており貴重である。
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河内長野市城館分布調査報告書 河内長野市文化財調査報告書第34輯

河内長野市城館分布調査報告書 河内長野市文化財調査報告書第34輯
編集・発行:河内長野市教育委員会
発行日:2001年3月31日
ページ数:112P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「近年の開発と生活の急激な変化は、郷土に伝えられてきました文化財にも影響を与えています。特に、地表や地下に残されている中世の山城跡や近世の小さな陣屋跡は、近世城郭の様な天守閣や濠、大規模な石垣をもたないために、人知れず消え去ってしまったものも数多くあります。本市教育委員会は有形・無形の文化財の保護と活用だけでなく、このような城跡の把握と活用に努めたいと思っています。そのために、基礎的な分布調査が必要と考え本調査を実施しました。」
文献史料調査も含めた総合的な城館調査報告書となっています。

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黒石地方の城館

黒石地方の城館
編集・発行:石黒市教育委員会
発行日:2000年3月31日
ページ数:32P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「このたび、文化課の尽力により発刊されることになった『石黒地方の城館』は、平成六年四月から六月にかけて十六回にわたって津軽新報に連載された七尾美彦氏の労作である。氏は、石黒市域の十指に余る城館の中から四ケ所選んで書かれているが、実地踏査と文献調べが噛合い、容易に読者の理解が及ぶように工夫されている。」
紹介は4城のみながら、一般向けに地元新聞に掲載されていたこともあり、非常に読みやすい。それでも、各城館の歴史や現状がわかりやすくまとめられている。

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挙母城 内藤氏居城・七州城跡の発掘調査報告書 豊田市埋蔵文化財発掘調査報告書第8集

挙母城 内藤氏居城・七州城跡の発掘調査報告書 豊田市埋蔵文化財発掘調査報告書第8集
発行:豊田市教育委員会
発行日:1997年3月31日
ページ数:255P(図版45P含む)
編集:豊田市郷土資料館
定価:2,600円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「1992~93年度に行われた拳母城(七州城)跡本丸区域の調査報告。七州城は拳母藩内藤家の居城で二代藩主学文のとき完成,以後85年にわたり存続した城。大量の瓦,陶磁器類焼塩壷などが出土。」
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伊保東古城 豊田市埋蔵文化財発掘調査報告書第24集

伊保東古城 豊田市埋蔵文化財発掘調査報告書第24集
発行:豊田市教育委員会
発行日:2005年2月
ページ数:152P+図版13P
編集:豊田市郷土資料館
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「猿投山麓の尾張と三河国の国境域に位置する中世山城の発掘調査報告書。主郭、副郭、横堀、土塁、井戸を確認。天目茶碗をはじめ多数の中世陶磁器類が出土。15~16世紀代に属する土師器皿の良好な資料は注目される。昭和56年度調査。」
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寺部城跡・寺部城関連遺跡・勧学院文護寺跡 豊田市埋蔵文化財発掘調査報告書第27集

寺部城跡・寺部城関連遺跡・勧学院文護寺跡 豊田市埋蔵文化財発掘調査報告書第27集
発行:豊田市教育委員会
発行日:2006年3月31日
ページ数:254P+図版58P
編集:豊田市郷土資料館
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「鈴木氏(中世)・尾張藩家老渡辺家(近世)の居城であった寺部城の調査。土師皿が大量に出土。縄文時代後晩期の遺物も多く、土偶・耳栓なども出土。昭和54年調査。関連遺跡は江戸時代の町屋にあたり、17世紀後半から18世紀の遺構・遺物を検出。平成9年調査。古代寺院である勧学院文護寺からは並行タタキを持つ布目瓦などが出土。昭和58年調査。」
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丸根遺跡・丸根城跡 豊田市埋蔵文化財発掘調査報告書第32集

丸根遺跡・丸根城跡 豊田市埋蔵文化財発掘調査報告書第32集
発行:豊田市教育委員会
発行日:2008年3月31日
ページ数:415P(図版52P含む)
編集:豊田市郷土資料館
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「縄文時代晩期の遺跡として著名な丸根遺跡では、晩期前半の竪穴住居1、土器棺墓3、土坑39を調査。石囲炉を伴う竪穴住居からは、多量の遺物が出土した。土器、焼骨、炭化物等についての論考・分析あり。丸根城は小曲輪の発掘。隣接する丸根遺跡の建物群なども考慮すると、15世紀後葉の築城と考えられる。縄張りについての論考あり。平成1・2年調査。」
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