松代城跡 -国補神田川改修事業地点- 長野市の埋蔵文化財第73集

松代城跡 -国補神田川改修事業地点- 長野市の埋蔵文化財第73集
編集:長野市教育委員会
発行:長野市埋蔵文化財センター
発行日:1995年3月30日
ページ数:20P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「このたび、長野県長野建設事務所主管の神田川改修事業に伴う発掘調査を平成4年度から6年度にかけて実施いたしました。事業計画地は国史跡松代城跡と深くかかわりのある花の丸御殿跡の西端と桜の馬場の推定地にあたり、松代城の縄張り確認のうえで重要な役割を有していました。」

本調査で石積みや溝址が見つかり、松代城跡の縄張りの復元に役立つ成果を得られたようです。
続きを読む 松代城跡 -国補神田川改修事業地点- 長野市の埋蔵文化財第73集

多賀城跡 -昭和47年度発掘調査概報- 宮城県多賀城跡調査研究所年報1972

多賀城跡 -昭和47年度発掘調査概報- 宮城県多賀城跡調査研究所年報1972
編集・発行:宮城県文化財保護協会、宮城県多賀城跡調査研究所
発行日:1973年3月31日
ページ数:106P+図版32P
定価:1,200円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
「昭和44年4月に当研究所が創設されてから、早くも4年の歳月が経過した。この間、多賀城跡発掘調査第1次5か年計画にもとづいて継続的に発掘調査を行なってきたが、幸いにも、ほぼ計画どおりに順調に事業を遂行することができた。本書は、昭和47年度に実施した発掘調査成果の概要をまとめたものである。」

遺物として出た刻印瓦の拓影がたくさん掲載されていて興味深いです。
[amazonjs asin=”B000J9D6US” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”多賀城跡〈昭和47年度発掘調査概報〉 (1973年)”]
続きを読む 多賀城跡 -昭和47年度発掘調査概報- 宮城県多賀城跡調査研究所年報1972

戸木城址発掘調査報告 久居市埋蔵文化財調査報告1

戸木城址発掘調査報告 久居市埋蔵文化財調査報告1
編集・発行:久居市教育委員会
発行日:1979年3月
ページ数:14P+図版16P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「久居市戸木町字桃里にある戸木城址は、水量豊かな雲出川が育くんだ沃野を一望に収められる約10mの高台の端に構築された城址であり、自然を利用した要害の地であります。戸木城は室町後期の天文23年(1554年)木造具政が隠居所としてつくり、その後天正年間に具政の長男長政が城に修復しました。天正12年(1584年)戸木城での豊臣秀吉の軍勢蒲生氏郷との戦いで長政勢が約5ヶ月間籠城した古戦城であります。今回この地が戸木小学校の建築用地の一部に含まれているため、久居市教育委員会では、埋蔵文化財保護の立場から県教育委員会文化課の指導を得て発掘調査を実施し、遺跡の性格をあきらかにすることにし、ここにその調査結果をまとめ記録として後世に伝えることとします。」
[amazonjs asin=”B000J8AS1Y” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”戸木城址発掘調査報告 (1979年) (久居市埋蔵文化財調査報告〈1〉)”]
続きを読む 戸木城址発掘調査報告 久居市埋蔵文化財調査報告1

久保田城跡 -表門復元に伴う発掘調査報告書-

久保田城跡 -表門復元に伴う発掘調査報告書-
編集・発行:秋田市教育委員会
発行日:2001年3月
ページ数:カラー図版2P+27P(図版含む)
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「秋田市は、昭和56年に『千秋公園整備基本計画』を策定して公園を整備してきましたが、時代の要請に応えながら市民に親しまれる公園づくりを目指すために、平成8年度に『千秋公園再整備基本計画』を策定いたしました。また、平成9年度には都市公園整備事業によって久保田城跡の表門とその周辺整備が計画され、表門復元のための発掘調査を実施しました。さらに、平成12年度に表門復元に伴う掘削工事の立会調査を行ったところ初期の表門跡と考えられる遺構が発見されるなど、新たに貴重な成果を得ることができました。本報告書は、その立会発掘調査成果をまとめたものである。」

[amazonjs asin=”B000J80SBO” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”佐竹氏と久保田城―秋田の城の歴史と物語 (1980年) (んだんだ文庫〈8〉)”]

続きを読む 久保田城跡 -表門復元に伴う発掘調査報告書-

烏帽子形城跡 河内長野市遺跡調査会報ⅩⅩⅢ

烏帽子形城跡 河内長野市遺跡調査会報ⅩⅩⅢ
編集・発行:河内長野市遺跡調査会
発行日:2000年3月31日
ページ数:21P+図版10P+付図2枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「開発がもたらす影響は自然や文化財にとって大きなものです。とくに埋蔵文化財にとっては直接的に関わってくるものとして大きな問題であります。開発を必要とすると同時に、失われていく遺跡に託された先人達のメッセージを現在の市民、さらには未来の市民へと伝えていかなければなりません。本書は河内長野市に存在する遺跡の発掘調査の成果を収録しています。先人達が残したメッセージの一部でも理解していただければ幸いです。」
続きを読む 烏帽子形城跡 河内長野市遺跡調査会報ⅩⅩⅢ

金剛寺遺跡 ・金剛寺城遺跡 ほ場整備事業関係遺跡発掘調査報告書ⅩⅩⅡ-6

金剛寺遺跡 ・金剛寺城遺跡 ほ場整備事業関係遺跡発掘調査報告書ⅩⅩⅡ-6
編集・発行:滋賀県教育委員会、滋賀県文化財保護協会
発行日:1995年3月
ページ数:60P+図版32P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、県営ほ場整備事業に伴う金剛寺遺跡・金剛寺城遺跡の発掘調査報告書です。発掘調査では、古代から中世にかけての集落跡や、金剛寺城の濠と考えられる遺構等の存在が明らかになりました。」

今回の発掘調査を受けて、金剛寺城の構造について考察され、その構造の一部の復元想定図が掲載されている。
続きを読む 金剛寺遺跡 ・金剛寺城遺跡 ほ場整備事業関係遺跡発掘調査報告書ⅩⅩⅡ-6

串崎城跡 山口県下関市長府宮崎町地内串崎城跡発掘調査報告書 下関市埋蔵文化財調査報告書52・53・64・67・80

串崎城跡 山口県下関市長府宮崎町地内串崎城跡発掘調査報告書 下関市埋蔵文化財調査報告書52・53・64・67・80
編集・発行:下関市教育委員会
発行日:2004年3月
ページ数:27P+図面23P+図版22P
定価:3,400円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「串崎城は江戸時代のはじめ、長府毛利藩主毛利秀元が大内氏の家臣である長門守護代内藤氏によって築城された城を修築したものと言われています。秀元は入城後ほどなく、元和元年(1615)の一国一城令により城を自らの手で破却させられ、その後は再建することもなく現在に至りました。昭和61年、地元住民から串崎城再建の要望があり、翌昭和62年には長府観光協会からも城復元の要望書が提出されるなど、串崎城再建に対する地元の気運が高まりました。これを受け、下関市では昭和62年度から串崎城跡の文献等の史料調査や石垣や縄張りの現地踏査を開始し、平成2年度には天守台の発掘調査を実施しました。この間、下関市では検討を重ね串崎城再建を模索しましたが、最終的には天守の石垣の整備を行うにとどめ、城再建は見送ることになりました。その後、平成8年度からは公園整備に伴う事前調査として平成11年度まで調査を実施し、このたび、平成2年度以来6次にわたる調査の成果をまとめることができました。」

串崎城跡に関する発掘調査と文献調査をまとめた合冊です。付図は大判の現況図で遺構の様子がよくわかります。
続きを読む 串崎城跡 山口県下関市長府宮崎町地内串崎城跡発掘調査報告書 下関市埋蔵文化財調査報告書52・53・64・67・80

平成18年度鳴海城跡発掘調査報告書(藤和不動産株式会社マンション建築工事にかかる埋蔵文化財発掘調査)

平成18年度鳴海城跡発掘調査報告書(藤和不動産株式会社マンション建築工事にかかる埋蔵文化財発掘調査)
発行:藤和不動産株式会社
発行日:2006年9月
ページ数:36P(図版含む)
編集:株式会社パスコ
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本報告書は、愛知県名古屋市緑区鳴海町字根古屋地内(22番2ほか)に所在する鳴海城跡の発掘調査報告書である。」
本書は鳴海城跡の第8次調査にあたる。本丸の内堀部に当たったことから堀に関する考察や、現在までの発掘調査の経緯も掲載されている。

続きを読む 平成18年度鳴海城跡発掘調査報告書(藤和不動産株式会社マンション建築工事にかかる埋蔵文化財発掘調査)

富山県上市町 弓庄城跡第2次緊急発掘調査概要

富山県上市町 弓庄城跡第2次緊急発掘調査概要
発行:上市町教育委員会
発行日:1982年3月31日
ページ数:12P+図面7P+図版8P
編集:上市町教育委員会、富山県埋蔵文化財センター
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「上市南部土地改良事業にともない、弓庄・舘城跡の保存が問題となり、そのための協議を重ねた結果、一部、発掘調査を含む現状保存の方法を採択しました。弓庄・舘城跡は、県内でも大きな中世の城跡の一つで、出土品も北陸を初めとして、各地から伝波したものや、遠くは、中国から渡来した陶器も含まれています。」
弓庄城跡の西側外郭部に関する発掘調査報告です。

続きを読む 富山県上市町 弓庄城跡第2次緊急発掘調査概要

京都府遺跡調査概報 第43冊 宮津城跡第8次、荒堀遺跡ほか

京都府遺跡調査概報 第43冊 宮津城跡第8次、荒堀遺跡ほか
編者・発行:京都府埋蔵文化財調査研究センター
発行日:1991年3月22日
ページ数:79P+図版33P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「今回の調査は、宮津湾流域下水道ポンプ場建設工事に伴い、京都府土木建築部宮津湾流域下水道建設事務所の依頼を受けて行ったものである。調査地は、大膳橋から約80m西寄りの宮津市鶴賀地内に位置する。絵図によると宮津城本丸の北東に広がる三ノ丸の一角にあたると考えられ、武家屋敷に関連する遺構の存在が予想された。」

書評:
城郭関連では、上記の宮津城跡の第8次調査概要が収録されている。
続きを読む 京都府遺跡調査概報 第43冊 宮津城跡第8次、荒堀遺跡ほか