難波宮跡北西の発掘調査 大阪府警察本部庁舎新築工事に伴う大坂城跡(その6)発掘調査速報

難波宮跡北西の発掘調査 大阪府警察本部庁舎新築工事に伴う大坂城跡(その6)発掘調査速報
編集・発行:大阪府文化財調査研究センター
発行日:2000年3月31日
ページ数:82P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「大阪市中央区大手前および法円坂の一帯は、東に大阪平野、西に大阪湾を望む上町台地の北端にあたる。周辺の遺跡を概観すると、縄文時代では学史的にも有名な森の宮遺跡をはじめとして、それ以降も古代では難波宮、さらに時代に経て、大坂本願寺および豊臣・徳川両氏の大坂城などが造営されるなど、歴史上きわめて重要な位置を占めてきた地域であるといえる。」

書評:
本書は速報であり、難波宮跡を中心に掲載しているが、大坂城跡については「大坂城址Ⅱ 大坂城跡発掘調査報告書Ⅱ」に詳しい。
続きを読む 難波宮跡北西の発掘調査 大阪府警察本部庁舎新築工事に伴う大坂城跡(その6)発掘調査速報

亀丸城跡(伊作城本丸跡) 吹上町埋蔵文化財発掘調査報告書(13)

亀丸城跡(伊作城本丸跡) 吹上町埋蔵文化財発掘調査報告書(13)
編集・発行:吹上町教育委員会
発行日:1999年3月
ページ数:54P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「亀丸城跡は皆様も御承知のとおり、島津忠良(日新)公を初めとする伊作島津家10代の居城として知られています。平成4年は日新公の生誕500年に当たり、町では記念行事を行いました。その事業の一環として亀丸城の発掘調査を平成5年に行いました。町民の関心の高い伊作島津家の人々がどのような生活をしていたのか、調査ではその一端が明らかとなり、このたび報告書を刊行する運びとなりました。」
続きを読む 亀丸城跡(伊作城本丸跡) 吹上町埋蔵文化財発掘調査報告書(13)

西原遺跡・塩付遺跡・松山城跡 平成4年度諸開発に伴う町内遺跡発掘調査報告書 川南町文化財調査報告5

西原遺跡・松山城跡 平成4年度諸開発に伴う町内遺跡発掘調査報告書 川南町文化財調査報告5
編集・発行:川南町教育委員会
発行日:1993年3月31日
ページ数:17P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本年度については、諸開発計画策定等に伴って遺跡の範囲・性格をより正確に把握するための試堀調査を4件行っております。その結果として、塩付遺跡の第2次試堀調査においては、縄文時代早期の黒曜石剥片・敲石・石皿の出土があり、松山城跡の試堀調査においては、空堀底で暗渠状遺構及び路面遺構の確認ができました。」

書評:
松山城は6ページの報告であるが、大友氏の日向侵攻に関係する城ということで貴重な報告書と言える。
続きを読む 西原遺跡・塩付遺跡・松山城跡 平成4年度諸開発に伴う町内遺跡発掘調査報告書 川南町文化財調査報告5

堀田城跡(第2次調査) 菊川町埋蔵文化財報告書第45集

堀田城跡(第2次調査) 菊川町埋蔵文化財報告書第45集
編集・発行:菊川町教育委員会
発行日:1997年2月20日
ページ数:20P+図版9P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、平成6年7月3日から20日にかけて実施した静岡県小笠郡菊川町西方地内に所在する堀田城跡の発掘調査報告書である。」

本調査では8ヶ所の平場の調査をしている。堀田城跡の縄張図も掲載される。
続きを読む 堀田城跡(第2次調査) 菊川町埋蔵文化財報告書第45集

第一次・第二次下郷町城館址調査報告書 下郷町文化財調査報告書第三集

第一次・第二次下郷町城館址調査報告書 下郷町文化財調査報告書第三集
編集・発行:下郷町教育委員会
発行日:1986年3月31日
ページ数:40P+附図4枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「下郷町には平館四ヶ所、山城十一ヶ所の中世城館址が確認されております。これらの城館址の起源は明らかではないが、その大部分が南山国人領主長沼氏に関わるものであり、特に塩生館、中妻館、九々布城については、長沼氏支城制の中核をなす城郭であろうと推定されます。この調査報告は、昭和五十八年度の踏査略測調査、昭和六十年度の同調査及び遺構確認測量本調査の報告書であります。現在略測調査を行った城館址が七ヶ所、本測量調査を行った城館址は先述の中核城郭三ヶ所であります。」

続きを読む 第一次・第二次下郷町城館址調査報告書 下郷町文化財調査報告書第三集

岩代町史別巻 岩代町の城館 第Ⅱ編 小浜城跡発掘調査報告 第Ⅲ編 四本松城跡 -発掘調査概要-

岩代町史別巻 岩代町の城館 第Ⅱ編 小浜城跡発掘調査報告 第Ⅲ編 四本松城跡 -発掘調査概要-
編集・発行:岩代町
発行日:1987年3月31日
ページ数:101P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
福島県の岩代町内に存在する城館について報告した第Ⅰ編に続き、小浜城跡と四本松城跡についての発掘調査報告書。町史別巻として販売されていたものであるが、今となっては入手困難な貴重な書である。

続きを読む 岩代町史別巻 岩代町の城館 第Ⅱ編 小浜城跡発掘調査報告 第Ⅲ編 四本松城跡 -発掘調査概要-

岩代町史別巻 岩代町の城館 第Ⅰ編 城館

岩代町史別巻 岩代町の城館 第Ⅰ編 城館
編集・発行:岩代町
発行日:1987年3月31日
ページ数:70P+折込附図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本調査報告書は、福島県安達郡岩代町域内に所在する城館遺跡の現状調査の報告である。本調査は岩代町教育委員会による岩代町史編纂事業の一環として実施された。」
福島県の岩代町内に存在する城館について報告した本。町史別巻として販売されていたものであるが、今となっては入手困難な貴重な書である。

続きを読む 岩代町史別巻 岩代町の城館 第Ⅰ編 城館

史跡春日山城跡保存管理計画書

史跡春日山城跡保存管理計画書
編集・発行:上越市教育委員会
発行日:1980年3月31日
ページ数:35P+図版8P+附図4P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、昭和53年度および54年度の2ヶ年にわたり、国・県の補助を得て実施した、春日山城跡保存管理計画策定事業の報告書である。春日山城跡の国史跡指定地、並びに、その周辺の今後の保存管理に係る基本的方針を定めたものである。」
続きを読む 史跡春日山城跡保存管理計画書

史跡高知城跡保存管理計画策定報告書

史跡高知城跡保存管理計画策定報告書
編集・発行:高知市教育委員会
発行日:1992年3月31日
ページ数:40P+140P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「高知県中央部に位置する史跡高知城跡は、関ヶ原の戦功により、土佐一国をうけた山内一豊が慶長6年(1601)に着工し10年の歳月を経て慶長16年(1611)に完成しましたが、享保12年(1727)の火災で追手門ほか数棟を除き焼失し現存のものの大部分は、寛保2年(1742)再興に着手し、宝暦3年(1753)に復興したものであります。本丸の規模は小さいが追手、搦手の2つの門、東西の多門櫓とそれを縫う矢狭間塀まで完全に残している城は、全国にも例を見ない貴重な遺構であります。この先人の残した貴重な遺構をそのまま後世に伝えるため、昭和55年度より国庫補助を受けて、史跡高知城跡保存管理計画策定事業を実施し、航空写真測量に基づき高知城跡の史跡指定の範囲を明確にするとともに、今後の保存管理計画についての指針を策定しました。」

書評:
昭和五年発行の高知公園史(145P)が収録されている。保存管理区域の資料が大半で、歴史資料が少ないですね。「高知公園史」は貴重な資料です。
続きを読む 史跡高知城跡保存管理計画策定報告書

史跡備中松山城跡保存管理計画策定報告書

史跡備中松山城跡保存管理計画策定報告書
編集・発行:高梁市教育委員会
発行日:1992年3月
ページ数:130P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「備中松山城の約750年間の歴史は、日本の歴史の動きにつれて波乱を極めており、それぞれの時代の必要と役割りによって、城というものの内容や意味をいくたびか変えています。すなわち、大松山の城だけ意味した時代、大松山と小松山とを連ねたものを意味した時代、臥牛山全体にわたる城や砦を意味した時代、小松山の城だけを意味した時代といった具合です。この史跡備中松山城跡は、高梁市にとどまらず、日本の城郭史上の貴重な存在であり、大切な文化財でありますので、立派に保存・活用し後世に残すことは、我々の使命であると考えます。そうしたなかで、史跡備中松山城跡をどのように保存し、活用していくかという問題を、今回の事業により方向づけていただいたことは、誠に意義深く感謝にたえません。」

書評:
備中松山城の整備計画をまとめた報告書ですが、当時の現状が史跡範囲遺構図や写真からよく分かります。当城に関する古文献も収録されており、貴重な資料となっています。
続きを読む 史跡備中松山城跡保存管理計画策定報告書