平成9年度新井市遺跡確認調査報告書 西条城跡 新井市埋蔵文化財報告書第22

平成9年度新井市遺跡確認調査報告書 西条城跡 新井市埋蔵文化財報告書第22
編集・発行:新井市教育委員会
発行日:1998年3月31日
ページ数:20P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は新潟県新井市内において周知されている遺跡、あるいは遺跡が存在すると推定されている場所において開発の計画がなされているもののうち、平成9年度に遺跡確認調査を実施した調査報告書である。調査箇所は西条城跡、舟岡山地区、中川地区、西俣遺跡(新発見)である。」

書評:
西条城跡では遊歩道施設にあたり、小範囲の発掘調査が行われたようであるが、縄文時代の土器片が1点のみと成果はほとんどなかったようである。
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伏見奉行所発掘調査報告Ⅱ -桃陵団地立て替え工事に伴う埋蔵文化財調査-

伏見奉行所発掘調査報告Ⅱ -桃陵団地立て替え工事に伴う埋蔵文化財調査-
編集・発行:京都市住宅局、伏見城研究会
発行日:1997年3月31日
ページ数:40P+図版24P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「調査地は、京都市伏見区片桐町1番地の京都市営桃陵団地内である。1989年に実施した第Ⅰ次調査に引き続く、桃陵団地立て替えに伴う第Ⅱ次調査である。当該地は周知の遺跡・伏見城跡の南西部にあたる。今回の調査地は、伏見桃山時代には大名屋敷が置かれた城下で、寛永年間には伏見奉行所が清水谷よりこの地に移され、以後明治維新に奉行所が廃止されるまで存続したところである。」

書評:
瓦も出たなかで、伏見城の特徴である金箔瓦も少し出ていたようであるが、その写真がカラーではなく、モノクロであることが少し残念。
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羽黒山城Ⅰ 第1次・第2次・第3次発掘調査報告 日本城郭史学会調査報告書第18集

羽黒山城Ⅰ 第1次・第2次・第3次発掘調査報告 日本城郭史学会調査報告書第18集
発行:日本城郭史学会
発行日:1995年3月30日
ページ数:80P+図版86P+附図6枚
編集:羽黒山城発掘調査団
定価:5,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「羽黒山城はその築城の経緯や時期等について詳らかでありませんが、戦国時代末期において、白河結城氏と常陸太田佐竹氏との勢力抗争の接点として重要な位置にあり、金山に大規模な築城の行われたところであります。今回の発掘調査は、羽黒山林道開設に伴う文化財保護の立場から事前調査を行ったものです。その成果については本報告書に記載のとおりですが、地域内において縄文早期の食事の跡や室町期の板碑信仰跡(護摩壇)等の新たな遺構や城郭の館跡から鍛冶屋跡や茶懐石の茶陶器などが出土するなど新事実も発見されました。」
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筑前原塁跡発掘調査報告書

筑前原塁跡発掘調査報告書
編集・発行:一宮町教育委員会、一誠建設株式会社
発行日:1989年3月31日
ページ数:30P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
「山梨県甲府盆地の東縁部、御坂山塊の扇状地に立地する一宮町は、遺跡が濃密に分布するところとして有名である。そのうちのひとつ筑前原塁跡は、堀田筑前屋敷跡とも呼ばれ、その性格、構築年代等が判然としない特殊な遺跡として古くから注目されてきた。」

書評:
竪穴住居跡ともに掘立住居跡も発掘されたようであるが、どれだけ時代が下るか本書調査では判断できなかったようである。
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多賀屋敷遺跡調査報告書 越路町文化財調査報告第10輯

多賀屋敷遺跡調査報告書 越路町文化財調査報告第10輯
編集・発行:越路町教育委員会
発行日:1983年3月30日
ページ数:37P+図版16P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
「越路町ではここ数年、諸開発に伴う遺跡の発掘調査が相次いでいる。本年度も多賀屋敷遺跡を含む地域が、ほ場整備事業信濃川左岸南部地区内になった。」

書評:
多賀屋敷とあるが、この遺跡は中世以降のものではなく、竪穴式住居の縄文時代中・後期の遺跡のようである。
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史跡安田城跡 環境整備事業報告書 -史跡等活用特別事業「ふるさと歴史の広場」-

史跡安田城跡 環境整備事業報告書 -史跡等活用特別事業「ふるさと歴史の広場」- 史跡安田城跡
編集・発行:婦中町教育委員会
発行日:1993年3月
ページ数:68P+40P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「昭和52年11月に第1次の発掘調査をほ場整備事業に先立って実施し以来、今まで史料や伝承などが形として現れたことにより、安田城跡の存在を裏付けることとなりました。婦中町では、安田城跡を保存するために土地所有者及び関係者の協力を得て国史跡の指定を昭和56年2月23日に受け、用地取得を国庫補助金により昭和56年から60年にかけて実施しました。平成2年度文化庁の『ふるさと歴史の広場』事業に採択されたあと、平成4年度にかけて整備事業を実施してきました。」
本書では安田城跡の整備の状況がよくわかる。同時期に作成されたと思われるリーフレットにはカラー写真で整備前の空撮写真も掲載され、非常にわかりやすくまとめられている。

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打越・東角地遺跡・古館跡発掘調査報告書 国道343号道路改良工事関連遺跡発掘調査 岩手文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書第131集

打越・東角地遺跡・古館跡発掘調査報告書 国道343号道路改良工事関連遺跡発掘調査 岩手文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書第131集
編集・発行:岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センター
発行日:1988年10月30日
ページ数:206P+図版48P+附図2枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「県単高速関連整備事業である一般国道343号の改良工事に関連する陸前高田市所在の遺跡は6遺跡であり、本報告書の打越遺跡、東角地遺跡、古館跡の3遺跡については昭和62年度に調査を終了しております。矢作川左岸の丘陵地に立地するこれらの3遺跡からは、縄文時代の住居跡、中世城館に伴う遺構と遺物、中近世の採掘跡等の貴重な資料が発見されました。」
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紙屋城址遺跡 漆野原県営ほ場整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査概要報告書 野尻町文化財調査報告書第3集

紙屋城址遺跡 漆野原県営ほ場整備事業に伴う埋蔵文化財発掘調査概要報告書 野尻町文化財調査報告書第3集
編集・発行:野尻町教育委員会
発行日:1988年3月
ページ数:27P+図版9P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「漆野原ほ場整備事業にともない、遺跡発掘調査を、野尻町教育委員会は、三年間実施してきました。本年度は、最終年度として、9月から12月にかけて、中世の山城址のある城原地区での発掘調査となりました。紙屋城は、伊東48城のひとつであり、東・西・南方は深谷の絶壁の要害に囲まれ、北方に数多くの空堀を配置した、県内でも代表的な山城でありました。この周辺調査で、鮮明に現存する第2の堀、土塁の保存と調査、第3の堀(薬研堀)の解明、第4の堀の発見や遺物収取の成果をあげることができました。」
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吉田城山城跡 高森町埋蔵文化財発掘調査報告書第7集

吉田城山城跡 高森町埋蔵文化財発掘調査報告書第7集
編集・発行:高森町教育委員会
発行日:1990年3月
ページ数:37P+図版16P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「平成元年度の通産省の補助事業として、吉田城山地籍に公園造成事業が計画されました。この場所は、中世期吉村氏の居城と伝えられる『城山城跡』の一部ではありますが、造成予定地は、明治の頃、吉田学校建設に伴う造成工事が行われているために、遺構の破壊が進んでいるとも考えていました。調査の結果は、報告書本文にありますように、城山城跡の『一の堀』が確認され、飯田・下伊那地方で二例目と言われる、堀を利用した『虎口土橋』が検出されました。」
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三ツ木屋敷 -発掘調査報告書(第一次)-

宮崎館遺跡等範囲確認調査概報 -第2次- 諫早市文化財調査報告書第9集
編集・発行:鶴ケ島市遺跡調査会
発行日:1993年3月22日
ページ数:86P+図版36P+附図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「この度、『三ツ木屋敷』遺跡の発掘調査報告書を刊行するはこびとなりました。『三ツ木屋敷』遺跡は市のほぼ中央に位置します。この遺跡は農道整備事業の一環として市道339号線の工事に伴い、埋蔵文化財の記録保存として事前に調査したものであります。その結果、中世~近世にかかる『館跡』が確認されるなど多大な成果を上げるものであり、鶴ケ島市の歴史解明に大きな資料を提供するものでありました。」
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