椎田バイパス関係埋蔵文化財調査報告(9) 広幡城跡

椎田バイパス関係埋蔵文化財調査報告(9) 広幡城跡
発行:福岡県教育委員会
発行日:1992年3月31日
ページ数:カラー図版6P+182P+図版78P+附図4枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「この報告は、昭和63年度に実施した広幡城跡についてのものでありますが、中世宇都宮氏の出城と言われていたこの山城跡の内容の一端が明らかにされるとともに、弥生時代の遺構なども知られるに至っております。」
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杵築城下町遺跡 大分県文化財調査報告書第169輯

杵築城下町遺跡 大分県文化財調査報告書第169輯
編集・発行:大分県教育委員会
発行日:2004年3月31日
ページ数:114P(図版含む)+附図1枚
編集:大分県教育庁文化課
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、県教育委員会が大分県別府土木事務所の依頼を受けて実施した、県道宗近魚町線道路改良工事に伴う杵築城下町遺跡の発掘調査報告書です。杵築城下町遺跡は、南と北の大地上にある武家屋敷と、それに挟まれた谷部の町屋からなります。武家屋敷と町屋は、今でも当時の姿を良く残していますが、今回の調査で、町屋部分から更に古い時代の道が確認され、城下町の成立を考えるうえで貴重な資料となりました。」

図版がカラーで非常にわかりやすくなっています。
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東金市大関城跡 -東金九十九里有料道路埋蔵文化財調査報告書- 千葉県文化財センター調査報告第301集

東金市大関城跡 -東金九十九里有料道路埋蔵文化財調査報告書- 千葉県文化財センター調査報告第301集
発行:千葉市道路公社、財団法人千葉県文化財センター
発行日:1997年3月31日
ページ数:26P+図版6P
編集:千葉県文化財センター
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「このたび、千葉県道路公社の東金九十九里有料道路建設事業に伴って実施した東金市大関城跡の発掘調査報告書を刊行する運びとなりました。この調査では、平安時代の墨書土器や、中世の陶磁器が出土するなどこの地域の古代・中世の歴史を知る上で貴重な成果が得られております。」

道路建設のために城跡を分断するように発掘調査を行っています。
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千葉市猪鼻城跡・皿池東遺跡 -平成13年度調査-

千葉市猪鼻城跡・皿池東遺跡 -平成13年度調査-
編集・発行:千葉市教育委員会
発行日:2003年3月31日
ページ数:カラー図版8P+66P+図版10P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は猪鼻城跡と、皿池東遺跡の発掘調査報告書である。猪鼻城跡の発掘調査(平成13年度分)は、仮称亥鼻3丁目公園整備事業に伴うもの、皿池東遺跡の調査は、仮称若葉区球技場整備事業に伴うものである。」
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県指定史跡阿尾城跡 -文化財調査中間報告書-

県指定史跡阿尾城跡 -文化財調査中間報告書-
編集・発行:氷見市教育委員会
発行日:1993年3月31日
ページ数:28P+図版8P+文献39P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、富山県指定史跡である阿尾城跡の環境整備事業に伴う、文化財調査の中間報告書である。」
阿尾城の中間報告書となっているが、整備計画書が最終報告書という位置付けなので、古文献については満足な量の報告書となっている。発掘調査報告書としても本書が現在唯一のものである。

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阿尾の城跡

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編集・発行:氷見市文化財保存会
発行日:1960年3月15日
ページ数:51P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「阿尾の城跡は、いま文化財保護法の基準によって、史跡、阿尾城址として保護されている。この稿は、もと富山県の保存指定をうけるために、申請したとき、添付した理由書であって、富山県史蹟名勝天然記念物調査報告書の第十四号に搭載しておいた。最近、郷土史の研究が進められたので、その報告書をもとにして、寺社の縁起をはじめ、伝説などをも参考文献として増補した。阿尾城は前田藩によって、廃城となったので、その城主に関する文献は、おおむね藩に仕えた人たちによって記録されたもので、菊池家や神保家に伝わった古文書がないので、その史料が、かたよりしていることは、まことに残念である。」
富山県氷見市の阿尾城跡に関する最初の総合報告書と思われる。主に、阿尾城に関する古文献記録を中心に収録する。古いものなので、入手したものも背が外れているが、貴重な資料である。

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平成十四年度考古企画展 水城物語 大土居水城跡が語る古代の技術

平成十四年度考古企画展 水城物語 大土居水城跡が語る古代の技術
編集・発行:春日市奴国の丘歴史資料館
発行日:2002年11月2日
ページ数:21P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「今回の企画展では、市内で発掘調査された大土居水城跡から古代の土木技術について探ってみたいと思います。大土居水城跡は、平成7年から11年にかけて発掘調査され、その後現地の道路の下に埋め戻され、ひっそりと眠っています。皆さんがよく知る水城跡は、現在の太宰府市と大野城市の境に残る長さ1km以上の巨大な水城跡の印象が強いと思いますが、それと比べると規模は約半分の大土居水城跡。でも、両者の発掘成果は、それぞれの水城跡が共通する設計と技術のもとに造られたことを物語っています。」

書評:
平成14年11月2日から12月8日まで同館で開催された企画展図録です。春日市の大土居水城跡に関する展示ですが、同時代の古代山城や水城に関する資料も掲載されており、コンパクトに同時代の防衛施設を知ることができます。
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追揚ヶ城 携帯電話アンテナ基地局設置に伴う埋蔵文化財発掘調査報告 大平村文化財調査報告第15集

追揚ヶ城 携帯電話アンテナ基地局設置に伴う埋蔵文化財発掘調査報告 大平村文化財調査報告第15集
編集・発行:大平村教育委員会
発行日:2004年3月
ページ数:10P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「この報告書は、携帯アンテナ基地局開設の為の埋蔵文化財緊急発掘調査のための記録であり、過去に本村が実施してきた圃場整備の発掘調査といささか趣を異にしている。本村には中世期に、出城(現在でいう砦)的な城跡が多数存在している。戦国時代の様相が伺える貴重な遺跡とも言える。村の故老からの伝聞が主で、その全容は現在まで厳密に調査がなされていなかったといっても過言ではない。今回の調査により、他の城跡の解明が緒につくことが期待され、かつ、村内の遺跡全体の調査の進展が予想される。」

書評:
村内初の城郭調査ということもあってか、縄張り図作成にとどまらず、周辺の城郭一覧表などページ数に比して濃い内容となっている。
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宇佐別府道路建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書(Ⅱ) 切寄遺跡・サヤ遺跡・妙見城遺跡・両川遺跡

宇佐別府道路建設に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書(Ⅱ) 妙見城遺跡
編集・発行:大分県教育委員会
発行日:1994年3月31日
ページ数:98P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
「北九州市と大分市を結ぶ北大道路の宇佐別府道路が、県下でもとりわけ遺跡の多い宇佐市・院内町・安心院町を通ることになったことに伴い、大分県教育委員会では建設省と事前の協議を十分にすすめ、発掘調査を実施してまいりました。その結果、宇佐市サヤ遺跡でのヘラ文字須恵器の出土や宇佐市切寄遺跡での虚空蔵寺創建時軒瓦の出土、および院内町広瀬遺跡での近世配石墓の検出等、多くの成果をみることができました。本書は、記録保存となりましたこれらの遺跡の発掘調査報告書であります。」

書評:
妙見城遺跡は妙見山の麓に所在する。妙見山の頂きには中世の妙見岳城跡があるが、今回の調査はトンネル開口部のみということで関連する遺構は発見できなかったようである。調査区には炭焼窯跡が2基見つかっている。
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法華屋敷遺跡・伊方小学校遺跡 方城町文化財調査報告書第3集

法華屋敷遺跡・伊方小学校遺跡 方城町文化財調査報告書第3集
編集・発行:杷木町教育委員会
発行日:2001年3月30日
ページ数:29P+図版18P+附図1枚
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
「本書は平成7年度に方城町が実施した、町道.広谷-犬星線の拡幅工事および伊方小学校プール建設に伴う法華屋敷遺跡と伊方小学校遺跡の発掘調査の記録である。」

法華屋敷遺跡は法華屋敷に存在することに由来する名称で、遺物は弥生時代のみなので誰かの屋敷跡ではないようです。
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