編集・発行:一市二町天霧城跡保存会
発行日:1980年1月10日
ページ数:90P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「天霧城跡探究のしるべとして発行」されただけあって、城跡の現況調査や関連論文を掲載している。現況調査報告では天霧城跡の縄張り図なども多数掲載され、論文とあわせ資料的価値も高く、本書は天霧城研究のうえではやはり外せない1冊と言えるであろう。
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カテゴリー: 城館報告書等
置塩城
編集・発行:夢前町教育委員会
発行日:1986年3月
ページ数:26P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「清流、夢前川の中流に突起部のようにそそり立つ城山。さほど高くもないが展望よく、自然の要望は素人目にも好都合の様を呈している。しかし山間の地、播磨、備前、美作を領した赤松家惣領主がなぜこの地を本拠地に選んだのか、又その広い領有地にどのような方法で令旨を徹底させたか、当時の城下に住む人々はどのような生活をしていたのだろうか、疑問や興味が高まってくる。このような疑問を解きほぐすことにより、夢前のすばらしさが再認識されるものと考える。」
書評:
置塩城の発掘調査と現況をまとめた最初の報告書となるのではないでしょうか。掲載される写真はカラーも混ざっていて、コンパクトにまとめられています。
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大谷口 松戸市大谷口小金城跡発掘調査報告 松戸市文化財調査報告第二集
発行:大谷口城跡発掘調査団
発行日:1970年3月31日
ページ数:228P+図版48P+付図3枚
編集:松戸市教育委員会
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「ここに報告いたします大谷口城跡の発掘調査は文化財保護条例(昭和37年3月)の施行直後におこりました最初の大きな問題であったのですが、櫛田良洪委員長をはじめ文化財審議委員の先生方、ならびに関係各位のご努力をいただきまして、諸般の状況から記録保存の方針のもとに、万全を期しての発掘調査を実施いたしたものであります。」
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国宝彦根城天守、附櫓及多聞櫓修理工事略記
編集・発行:彦根市役所
発行日:1960年5月21日
ページ数:18P+図版21P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「国宝彦根城天守、附櫓及多聞櫓の解体修理工事は、天秤櫓や西の丸三重櫓を含めた一連の彦根城改修工事の第二期工事として、昭和三十二年二月一日着工、このほど漸く完成にいたりました。本書においては、解体修理工事の概要を記し、あわせて図面写真を掲載し、天守修理工事完成の喜びを関係の方々におわかちすることにしました。なお天守の構造や形式の詳細、工事の技術上の問題等の専門的なものについては、別に修理工事報告書が刊行されることになっていますので、本書では、一般的な記述を主としたことを申しそえます。」
書評:
一般的な記述とまえがきでは書かれていますが、あくまで専門書ですので、工事中に判明したことは詳細に書かれています。図面や当時の写真は貴重なものだと思います。
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小田山城跡と関連遺跡 -第3次調査報告書- 弥生町文化財調査報告書第5集
編集・発行:弥生町教育委員会
発行日:1996年3月31日
ページ数:14P+2枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
本書の第三次調査により小田山城跡の遺跡範囲がほぼ確定し、その地形図が掲載、及び付図として添付されています。
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姉川城跡 発掘調査報告書 神埼町文化財調査報告書第50集
編集・発行:神埼町教育委員会
発行日:1996年3月31日
ページ数:188P+図版17P+付図3枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、平成元年から平成6年の6ヵ年にわたり、国庫補助を受けて実施いたしました神埼町大字姉川に所在する姉川城跡の重要遺跡確認調査に伴う発掘調査報告書であります。姉川城跡の所在する町南西部は『クリーク』と呼ばれる佐賀平野特有の農村景観を残した地域であり、そのクリーク地帯に形成された遺跡群は、吉野ヶ里遺跡に代表される弥生時代遺跡と並び、佐賀平野の遺跡を特徴づけるものとして注目されています。」
書評:
大小の島からなる環濠集落から発展した姉川城は館跡であるようだが、非常に地域性が出ている遺跡ではないでしょうか。遺跡のある場所は一面の田のなかに家が点在する地域であり、それゆえ遺跡は田の下で良好に保存されてきた経緯があり、本書内でも良好に残された遺物や遺構が多数報告されています。
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松本城三の丸跡 土居尻武家屋敷跡の発掘調査概報
編集・発行:松本市教育委員会
発行日:1993年3月31日
ページ数:24P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「今回の発掘調査は松本市による市営大手駐車場建設に先立つもので、松本市教育委員会が実施しました。調査は、平成3年4月9日から7月19日にかけて行われ多くの成果をあげることができました。本書は今回の調査について概要を報告するものです。」
概報ということで詳細な発掘調査結果が載っていませんが、発掘された遺物や発掘現場の写真がカラーで掲載されています。
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新宮城跡の歴史と発掘調査 -その保存整備と活用のために-
編集・発行:新宮市教育委員会
発行日:2001年3月
ページ数:90P+図版21P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「新宮城は紀伊半島最大の河川熊野川の河口山上に築かれ、紀州藩新宮領統治の拠点となってきました。多くの近世城郭と同様、明治の廃藩置県により廃城となって、建物は明治8年までに全て取り壊されましたが、いまも残る秀麗な石垣によって過去を偲ぶことができます。昭和55年以降、市建設課の都市公園整備が精力的に進められ、『丹鶴城公園』として人々にも親しまれてきました。くわえて、近年の発掘調査では、水ノ手郭の炭納屋群や港湾施設の発見、城内のあちこちに確認される大地震の痕跡等、新宮城のたどった歴史を知ることのできる貴重な成果をあげ、内外からの関心を集めております。本書は、調査成果の未報告分を収録しただけでなく、新宮城跡をよりご理解いただけるよう研究の成果も収めております。」
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名護屋城跡並びに陣跡発掘調査報告書1 大和中納言秀保陣跡
編集・発行:佐賀県教育委員会
発行日:1979年3月31日
ページ数:41P+図版12P+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「佐賀県では51年度及び52年度に保存管理計画の策定を行い、また今年度は保存整備委員会の答申を受けて、大和中納言秀保陣跡の発掘調査を実施しました。この報告書はその調査記録を中心としたものであります。」
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特別史跡名護屋城跡並びに陣跡2
編集・発行:佐賀県教育委員会
発行日:1983年3月31日
ページ数:88P+図版26P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「この報告書では、昭和54・55年度に実施しました羽柴秀保陣跡の発掘調査事業と、昭和54~56年度に実施しました環境整備事業の記録を中心に、保存整備事業の進展を報告するものです。」
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