発行:大蔵省印刷局
発行日:1993年3月31日
ページ数:91P
編集:新宿区市谷本村町遺跡調査団
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「市谷本村町遺跡は、先の陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地内における遺跡確認調査で発見され、古絵図のとおり尾張徳川家上屋敷跡の存在が確認されました。本地点は駐屯地に北接する大蔵省印刷局記念館内の一角で、報文のとおり今まで知りえなかった大名屋敷地の土地利用について明らかにすることができました。」
カテゴリー: 城館報告書等
御嶽公園館跡 -緊急地方道路整備事業象潟矢島線に係る埋蔵文化財発掘調査報告書- 秋田県文化財調査報告書第311集
発行:秋田県教育委員会
発行日:2001年3月
ページ数:72P+図版20P
編集:秋田県埋蔵文化財センター
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「この度、緊急地方道路整備事業象潟矢島線に係る御嶽公園館跡の発掘調査を実施しました。調査の結果、中世城館の一端が確認され、また縄文時代や近世における生活の痕跡も僅かに検出されました。」
御嶽公園館跡は、その大部分が植林による杉林や雑木林で覆い隠されてしまっているが、自然地形を利用して部分的に帯曲輪や腰曲輪のような段築、切岸、土塁を伴う空堀、段築と石囲いによって方形に区画された曲輪群が残っているという。
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志村城山遺跡第2・第3地点発掘調査報告書 文化財シリーズ第83集
編集:堀ノ内遺跡調査会
発行:板橋区教育委員会
発行日:1996年3月29日
ページ数:212P+図版21P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「志村城山遺跡は板橋区No.101・102遺跡として把握されている周知の遺跡の一部です。No.101・102遺跡内では、昭和62年に隣接地の城山幼稚園の建て替えに伴う調査によって弥生時代から中世にかけての遺構や遺物が発見されました。この度、同遺跡の範囲内でユニオン光学株式会社による社屋建設、工場建設、工場解体が計画され、板橋区教育委員会が試掘調査を実施したところ遺構の存在が確認されましたので、ユニオン光学株式会社の委託を受けた堀ノ内遺跡調査会が本調査を実施しました。その結果主に弥生時代後期から中世にかけての新たな成果が得られ、それを本書にまとめました。」
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池尻城跡発掘調査概要 Ⅳ
編集・発行:大阪府教育委員会
発行日:1990年3月
ページ数:28P+図版12P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「大阪狭山市に所在する池尻城跡は、狭山池の北堤から北へ延びる台地上に築かれた南北朝期の城館跡です。池尻城は当地に在住される末永雅雄先生の研究を皮切りにして、昭和60年に実施した発掘調査によって城館を取りまく空堀、郭の跡が検出され、私達の目の前に姿を現しました。今年度は城郭跡の範囲、内部構造を具体化していく上で重要な遺構である大溝などを検出し、多くの成果を上げることができました。」
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史跡飛山城跡保存整備基本計画
編集・発行:宇都宮市教育委員会社会教育課
発行日:1985年4月
ページ数:86P+付図3枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「飛山城跡は、『宇都宮氏を中心とする中世下野国の歴史を理解する上で、貴重な存在である』との理由から国の史跡として指定(昭和52年3月8日付)を受けました。指定地は、城跡としての遺構が顕著に残存する約13万平方メートルに及びました。一応、公有地化事業を推進することによって、城跡の恒久的保存を図る見通しがついた当教育委員会では、史跡公園化に向けての整備に本格的に取り組むこととし、『史跡飛山城跡保存整備委員会』を設置(昭和62年5月13日付)いたしました。」
書評:
発掘調査報告書と違い、保存整備基本計画書は当時の現況や城の歴史が詳細にまとめられているので非常に参考になります。
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江戸城の考古学 -江戸城跡・江戸城外堀跡の発掘調査- 千代田区文化財調査報告書12
編集・発行:千代田区教育委員会
発行日:2001年3月28日
ページ数:165P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、江戸城跡(区遺跡番号1)と江戸城外堀跡(区遺跡番号28)に関わる遺跡の発掘調査報告書である。当該遺跡のうち内堀・外堀については、国特別史跡江戸城跡、国史跡江戸城外堀跡に該当する。本書の構成は、第1章を全体調査の解説とし、第2章を東京大学総合研究博物館所蔵遺物の再調査成果、第3章以降を昭和62年から平成11年に行われた江戸城・江戸城外堀跡に関する遺跡発掘調査報告である。」
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走り下城跡 亀山市文化財調査報告3
編集・発行:亀山市教育委員会
発行日:1989年3月20日
ページ数:24P+図版23P+付図2枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「亀山市及び関町は、中世において関氏の本拠として栄えた地であります。今回、亀山市土地開発公社による名阪亀山・関工業団地の予定地内に存在する走り下城跡の発掘調査を行い記録保存することとなりました。調査の結果、走り下城は眼下の小野城の出城として存在し、その形態は城郭の発展段階を示しているものと思われます。」
書評:
小野城の出城(砦)として開発途中で発見された城跡です。土塁が発見されていますが、生活痕はまったく発見されなかったことから、常住の館跡ではないと結論付けられています。
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九之坪城址・野崎城址第Ⅰ次発掘調査概要報告書
編集・発行:西春町総務部企画課
発行日:1985年3月30日
ページ数:36P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、町史編さん資料収集の一環として企画し、本町九之坪地区に所在する九之坪城址及び野崎地区に所在する野崎城址で実施した、第Ⅰ次発掘調査の概要報告書である。」
書評:
ともに、伝承の古城館址の発掘調査であり、水田にトレンチを掘って堀跡を確認している。しかし、明確な遺構は残されていないようで、今行っても何もなさそう。
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