編集・発行:掛川市教育委員会
発行日:1994年5月31日
ページ数:42P
定価:100円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「この小文集は私(榛村掛川市長)が生涯学習都市を提唱してから、掛川学事始のテキストの一つとして書いたものに改訂を加え、更に天守閣復元着手前後の文と、設計者宮上茂隆博士の解説文とを加えたものです。」
掛川城二の丸御殿で購入しました。掛川城天守を復元した市長の意気込みが伝わってきます。
カテゴリー: 東海
吉田城複製絵図 吉田藩士屋敷図・吉田城本丸二之丸略絵図
美濃古戦記史考 六古記原文とその注釈
発行:瑞浪市郷土史研究会
発行日:1969年5月
ページ数:251P
著者:渡辺俊典
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「美濃国の歴史・事件・秘話などを記録して後世の人々に伝えようとして掛かれた古事や軍記・見聞記などの類は、東濃地方だけにでも十指に余るものが残っている。これらの多くは江戸時代に書かれ、この時代の武士や旧家などに伝承され、時のよってはさらに愛好者によって写本もされ、民間における歴史本として代々伝えられ、明治まで大切に読まれ受け継がれて来たものである。しかしこれらは、やや物語り的な要素が多く、その上人名、年号などの混同や明白な矛盾、全くの誤り書きと思われる部分などもあって、地方史の史料としてやはり信憑性には欠けるものである。しかし、それはそれとして、だからこれらの古事類は、全く無意味なものだと言うことにはならないと信じている。本書は、いくつもの不正確さを所々にもっているこれらの古事類を、あえて『美濃古戦記史考』としてまとめ、広く一読願うことを考えたもので東濃地方に残るこれらの古事の集録書でもある。」
いわゆる第二級史料とされる戦記の類を東濃地方に関係するものに限り、活字化して収録したものであるが、単に活字化したのみでなく、該当の城跡や寺院の項では写真が掲載されている。貴重書である。
岐阜の山城 ベスト50を歩く
出版社:サンライズ出版
発行日:2010年3月
ページ数:294P
編集:三宅唯美、中井均
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
「三大山城のひとつ岩村城、織田信長が天下統一の拠点とした岐阜城、天下分け目の舞台となった関ケ原の戦いで小早川秀秋の陣地となった松尾山城など、50の山城とともに平城17城を紹介。縄張り図とアクセス地図付き。」
「近江の山城」「静岡の山城」に続く「山城ベスト50を歩く」シリーズの3冊目です。この本の特徴はなんといってもアクセス方法が詳しく書かれていることと、実際に山城を歩くときの見どころが書かれていることです。最近はよく掲載されるようになった縄張り図が載せられていることもポイントが高いです。