国史跡竹田城跡 パンフレット

国史跡竹田城跡 パンフレット
発行:和田山市観光協会
発行日:2001年4月、2010年4月改訂
ページ数:44P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
竹田城跡を紹介する地元観光協会編集のパンフレット。中でも角川映画「天と地と」で復元された舞台セットの写真が2枚掲載され、今はなき櫓などのあった風景を想像できる。JR竹田駅内観光案内センターで購入できますよ。

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松江城 山陰文化シリーズ28

松江城 山陰文化シリーズ28
発行:今井書店
発行日:1967年11月20日
ページ数:134P
著者:河井忠親
定価:350円 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は島根大学山陰文化研究所の研究成果を市民向けに平易にまとめて発行するシリーズの一冊です。松江城をテーマに築城までの経緯と現状について触れていますが、平易すぎることはなく、40年経過した今でも十分に参考になる内容です。とかく注目される現存天守のみならず、石材や木材の調達場所に関する項を設けるなど学術的要素も残しています。

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西国城館論集Ⅰ 河瀬正利先生追悼論集

西国城館論集Ⅰ 河瀬正利先生追悼論集
編集・発行:中国・四国地区城館調査検討会
発行日:2009年11月28日
ページ数:320P
定価:2,940円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
1997年に発足した中国・四国地区城館調査検討会の始めての論文集。内容は専門的なものですが、最新の城館研究に触れることができます。

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姫路城 名城をゆく2 小学館101ビジュアル新書

姫路城 名城をゆく2 小学館101ビジュアル新書
出版社:小学館
発行日:2009年12月
ページ数:190P
編集:小学館「名城をゆく」編集部
定価:1,100円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「白鷺城の名もある、完璧な城郭・姫路城。その見どころのほか、歴史を動かした人物や合戦、城下町を紹介する。修理中の見学情報、地元出身のドイツ文学者が城への思いを綴った文章なども収録。城内・周辺地図付き。」
以前同社から発売された「週刊名城をゆく」から4年。目次構成は前書を踏襲しているが、内容は新書版となって非常に充実している。シリーズ第2冊目は現在平成の大修理中の姫路城。ポケットサイズで城内・城下散策には欠かせない一冊となっている。
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林原美術館名品展 備前池田家ゆかりの能面と能装束

林原美術館名品展 備前池田家ゆかりの能面と能装束 林原美術館名品展 備前池田家ゆかりの能面と能装束
発行:金沢能楽美術館
発行日:2009年10月17日
ページ数:8P
定価:300円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
金沢能楽美術館で2009年秋季特別展(10月17日~11月23日)の図録です。開館以来、展示品図録以外は発行していないはずなので、初めての図録になると思われます。ポストカードもありましたので、林原美術館よりの要請もあったのかもしれませんが、展示を見て後で振り返るにはとてもよい材料となりますね。

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岩国城

岩国城
発行:岩国市観光協会
発行日:1979年3月20日
ページ数:63P
著者:棟安唯夫
定価:400円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「昨今、岩国を訪れる人々から、岩国城や藩政期の岩国について、説明を求められることが多い。それらの人々のなかには、歴史に対して関心をもっておられる人も多く、かなり詳細な質問を受けることがある。そこで、岩国城と近世岩国の歴史について、概略をまとめた解説書の必要を感じていたのであるが、たまたま、そうしたものを書いてみてはどうかという人のすすめもあって、筆を執った次第である。」
岩国城とその城下、城主について簡潔にまとめられたガイドブック。元ネタは岩国市史のようなので、さらに詳しく知りたい人はそちらを参照したほうがよいでしょう。現在販売されていないようなのが残念。

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歴史の道調査報告書 山陽道 岡山県歴史の道調査報告書第一集

歴史の道調査報告書 山陽道 岡山県歴史の道調査報告書第一集
発行:岡山県文化財保護協会
発行日:2002年3月
ページ数:50P+付図13P
編集:岡山県教育委員会
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「岡山県教育委員会では国庫補助を受けて、平成三年度から三か年計画で、県内の主要な近世の『道』とその周辺を調査し、記録にとどめることといたしました。第一年次の本年度は『西国街道(山陽道)と倉安川』『津山往来』、『高瀬通しと玉島往来』を調査し、その現状を明らかにいたしました。」
平成に入ってから全国で国庫補助による歴史の道調査が行われたが、本書も岡山県で行われた調査の一冊である。道は歴史を語るということで、日々変わりゆく姿を少しでも多く記録しておこうという試みは大事なことである。道と集落や城の関係は深く、古の道の位置を知ることでなぜそこに人がいたのかが分かることも多いので非常に参考になる。

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岡山城物語 上巻

岡山城物語 上巻
出版社:岡山リビング新聞社
発行日:1991年6月
ページ数:172P
著者:市川俊介
定価:1,068円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「この度、岡山リビング新聞社の御厚意により、『岡山うらばな史~烏城物語』の連載の前半(南北朝期~宇喜多氏時代)を上梓することになった。『岡山うらばな史』は、リビング新聞社の”気楽に茶の間で読め、岡山の歴史を理解できる”ような記事をという註文で執筆した。」
郷土史に分類できる地元新聞に掲載された記事を加筆修正して掲載している。もとが新聞記事ということもあり非常に読みやすい。最近は増えてきた地元郷土史の本であるが、本書のように一昔の本となると絶版しているものが多く、入手が困難なのが残念である。
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岡山城物語 下巻

岡山城物語 下巻
出版社:岡山リビング新聞社
発行日:1992年7月
ページ数:197P
著者:市川俊介
定価:1,068円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「備前の国は、絢爛豪華な大輪の花を咲かせた古代吉備文化の中核として繁栄した。この地は気候や豊沢な土地という自然条件に恵まれ、中世の戦乱暗黒時代に、幾多の武将が争奪を繰り返した。この足跡については、昨年春、『岡山城物語』(上巻)で発行した。この度、『岡山うらばな史~烏城物語』(リビングおかやま)に連載した後半の『江戸時代』を『岡山物語』(下巻)として上梓することになった。リビング新聞に、過去6年間、265回連続掲載した。」
郷土史に分類できる地元新聞に掲載された記事を加筆修正して掲載している。もとが新聞記事ということもあり非常に読みやすい。最近は増えてきた地元郷土史の本であるが、本書のように一昔の本となると絶版しているものが多く、入手が困難なのが残念である。
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石見・大田城 青杉城、三久須城、三隅高城などの興亡

石見・大田城 青杉城、三久須城、三隅高城などの興亡
発行日:1989年3月27日
ページ数:132P
著者:石村禎久 自費出版
定価:1,400円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「恥ずかしながら大田城へ登ったことがないが、登った人の話によると眺めはすばらしいという。このように登ったこともないクセに、ここに一本をまとめて見た。太田町の人々は、意外に大田城のことを知らないのではないかと思う。実は私自身もその一人で、数年前に近くの建設業・木村さんのアピールで、ちょっとまとめてみようかと考えたのが始まりで、手をつけてみると資料はほとんどがゼロに近く、そのブランクに目や鼻、口をつけたいという次第である。」
著者は大田城の麓の町に住み、郷土史を研究している関係で、大田城にも興味をもったようだ。少ない資料のなか、初心者にもわかりやすくまとめられている。

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