編集・発行:氷見市立博物館
発行日:1999年11月初版
ページ数:54P
定価:200円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「近年、城跡の測量・縄張り調査、遺跡の発掘調査、古文書の研究などが増え、地域の中世社会の様子が少しずつ明らかになってきました。特に、これまであまり知られていなかった氷見の国人について、少しずつその様子がうかがえるようになってきました。国人の動きは地域の戦国史を知る上で欠かせないものといえます。この特別展では、そうした国人の足跡を中心に、15・16世紀の氷見を、越中・能登の状況を踏まえて紹介したいと思います。」
本書は、平成11年10月22日から同年11月14日までの会期で開催された特別展の解説図録です。モノクロ記事ではあるが、内容はよくまとめられている。本書は氷見市立博物館で購入できます。
氷見市立博物館 刊行図書ホームページ
カテゴリー: 北陸
国指定史跡石動山文化財調査報告書 -八代仙ダム建設計画関連-
編集・発行:石動山文化財調査団、富山県氷見市教育委員会
発行日:1989年3月初版
ページ数:438P+付図2枚
定価:4,300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「いまや幻の山となってしまった石動山、かつては神霊の鎮まる聖地として多くの信徒から崇拝されてきたこの山は、霊験な信仰と歴史の山として、いまもなお、私たちの心に迫りくるものがあります。一山が滅んで百余年経ったいま、石動山とはたいへん縁りの深い氷見市にも、越中側の表参道として栄えた大窪道や石動山の奥の院と称された八大山行場跡、そして石動山信仰と深いかかわりのある遺構や遺物、伝承地などが多く残されています。このたび、ダム建設計画に関連して、石川県域の国指定史跡石動山の一部が水没予定地となることから、これを含めた石動山信仰遺跡にかかる文化財調査が、石川・富山両県の協力によって行われたのであります。」
氷見市による石動山の遺跡調査の第二弾。水没地域の調査報告だけではなく、石動山に関する古文書や民俗伝承など、先の報告書「富山県石動山信仰遺跡遺物調査報告書」以降の調査結果もまとめられている。本書は氷見市立博物館で購入できます。
氷見市立博物館友の会刊行図書ホームページ
氷見市埋蔵文化財分布調査報告(丘陵地区)Ⅳ 氷見市埋蔵文化財調査報告第40冊
編集・発行:氷見市教育委員会
発行日:2004年3月初版
ページ数:47P+図版6P
定価:非売品
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「平成10年、日本海側最大の前方後円墳である柳田布尾山古墳発見は、大きなニュースとして市民に受け入れられ、改めて氷見地域の古墳時代の様子に興味が示されるようになりました。氷見市では市内の古墳の現況を把握するため、3カ年計画で丘陵地区の分布調査を実施しましたが、さらに調査を3カ年延長し、丘陵地区の全体の遺跡を把握することにいたしました。本書はその4年目の報告書であり、文化財保護・活用の一助となることを願っております。」
氷見市の埋蔵文化財分布調査。今号は石動山関連遺跡の分布調査。
氷見市埋蔵文化財分布調査報告(丘陵地区)Ⅲ 氷見市埋蔵文化財調査報告第39冊
氷見市埋蔵文化財分布調査報告(丘陵地区)Ⅱ 氷見市埋蔵文化財調査報告第35冊
朝日大山遺跡 都市計画公園朝日山公園整備事業に伴う試堀調査概要 氷見市埋蔵文化財調査報告第36冊
吉崎と一向一揆 一向一揆歴史館叢書12
発行・編集:鳥越一向一揆歴史館
発行日:2006年10月
ページ数:18P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今回の特別展では、今までの研究成果を踏まえ、歴史資料を参照にしながら、蓮如の意図したところをうかがってみることとします。また、蓮如が吉崎を退去した後、江戸時代に吉崎の地が聖地化され、東西本願寺が争うこととなりますが、その争点を見ながら近世の人たちの吉崎の地に対する見解をうかがって見たいと思います。」
本書は鳥越一向一揆歴史館受付またはホームページから購入できます。
鳥越一向一揆歴史館ホームページ
越中五箇山と一向一揆 一向一揆歴史館叢書11
発行・編集:鳥越一向一揆歴史館
発行日:2005年10月
ページ数:18P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「五箇山は越中の秘境で、五つの谷を総称して呼ばれ、越中・加賀・越前・美濃を結ぶ中枢部に位置し、北陸一向一揆の裏舞台として、戦国時代に様々な人々が活躍しました。五箇山と一向一揆の関わりをたどりながら、鉄砲の火薬の原料となる塩硝づくりのさかんであった五箇山の歴史を紹介します。」
本書は鳥越一向一揆歴史館受付またはホームページから購入できます。
鳥越一向一揆歴史館ホームページ
紀州雑賀一揆 一向一揆歴史館叢書10
発行・編集:鳥越一向一揆歴史館
発行日:2005年4月
ページ数:18P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「紀州熊野は、本宮・新宮・那智の熊野三山を中心に、古来より熊野信仰が栄えました。鳥越の別宮神社は、熊野の流れをくみ、鳥越城主鈴木出羽守の祖先は、熊野出身ともいわれています。今回は、熊野と加賀の関わりを取り上げ、雑賀衆と織田信長・豊臣秀吉との戦いを中心として歴史を探ります。」
本書は鳥越一向一揆歴史館受付またはホームページから購入できます。
鳥越一向一揆歴史館ホームページ
一向一揆と上杉謙信 一向一揆歴史館叢書9
発行・編集:鳥越一向一揆歴史館
発行日:2004年9月
ページ数:18P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「戦国時代をかけぬけた越後の武将上杉謙信。二度の上洛を果たし上杉家を相続。北陸・関東出陣、宿敵武田信玄との川中島の合戦と戦に明け暮れる一方で、毘沙門天への信仰に驚く義を貫いた謙信・謙信晩年期の北陸一向一揆との戦いや『七尾城攻略』を中心に、謙信の孤高の生涯を紹介します。」
本書は鳥越一向一揆歴史館受付またはホームページから購入できます。
鳥越一向一揆歴史館ホームページ