出版社:碧水社
発行日:1999年5月2日
ページ数:79P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
戦後初めて木造建築として復元された白石城天守を中心に、白石城の歴史を解説する。復元されたばかりの天守を見る事ができる貴重な写真集としてもおすすめである。
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カテゴリー: 東北・北海道
図説 久保田城下町の歴史
出版社:無明舎出版
発行日:1983年2月初版、2009年4月2版
ページ数:152P
著者:渡部景一
定価:1,800円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「佐竹氏転封による久保田城下町の成り立ちから各町内の歴史的変遷まで140点余の古地図・写真・図版でわかりやすく解説。歴史散歩としても最適な一冊。」
本書は1983年に発行され、長らく絶版となっていました。今春にようやく増刷され、B5判上製本だったものがA5判並製本にコンパクト化されましたが、定価は大幅に下がりました。文字や図版は縮小されたものの、久保田城下町研究にとって本書の役割は小さくありません。ネット書店にはこの増刷分を掲載しているところは少ないですが、版元に在庫はあるようなので、ネット書店で入手できないようであれば出版社のホームページを一度ご覧ください。
仙台開府四百年記念特別展Ⅲ 仙台城 -しろ・まち・ひと-
編集・発行:仙台市博物館
発行日:2001年3月31日
ページ数:160P
定価:不明
オススメ度:★★★★☆
「当館では仙台開府四百年記念特別展として、平成11年春に『東北の戦国時代 -伊達氏、仙台への道-』を、平成12年春には『大名家の婚礼 -お姫さまの嫁入り道具-』を開催してまいりました。開府四百年、そして仙台市博物館40周年にあたる本年、完結編として『仙台城 -しろ・まち・ひと-』を開催いたします。伊達政宗が青葉山を新たな居城の地と定め、城の縄張りを開始したのは慶長5年(1600)12月24日のことでした。翌年から城の建設とまちづくりが本格的に開始され、以後仙台城と城下町仙台は、時の移ろいとともにその姿を変えながら今日の仙台市へと成長してきました。この展覧会では、仙台の原像というべき”しろ”と”まち”、そしてそこに生きた”ひと”の様相を、近年の仙台城本丸跡の発掘成果や、仙台城と同時代の城、そして『仙台』の地名の由来にも注目しながら紹介いたします。」
平成13年4月27日から6月3日まで仙台市博物館で開催された特別展の図録。仙台開府四百年記念の図録ということだけあって、貴重な展示物の写真が豊富に、しかもカラーで掲載されている。仙台城調査の基礎資料として使用するには、絵図など原図が大きすぎて読み取れないものもあるが、複数掲載されているので、数の把握としては役に立つ。私も古書で初めてみたが、現在入手が非常に困難であるのが残念である。
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仙台城歴史散策 青葉城の盛衰とロマン
武者たちの舞台・下巻 - ふくしま紀行 城と館
出版社:福島民報社
発行日:2008年11月
ページ数:276P
定価:2,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は『福島民報』に平成15年3月から19年2月まで連載した『ふくしま紀行 城と館』の記事、写真を基本に構成しました。新聞掲載時の内容に一部加筆や補筆をしています。」
上巻では中通りの城館跡を紹介している。新聞掲載記事とはいえ、各城館には4ページ以上に渡って紹介されている。若松城については2ヶ月に渡る掲載だったようで特にページ数が多い。写真が大きくきれいなのはうれしい。難点はネット書店で購入できないところか?
福島民報 民報出版物ガイド
武者たちの舞台・上巻 - ふくしま紀行 城と館
出版社:福島民報社
発行日:2008年11月
ページ数:313P
定価:2,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は『福島民報』に平成15年3月から19年2月まで連載した『ふくしま紀行 城と館』の記事、写真を基本に構成しました。新聞掲載時の内容に一部加筆や補筆をしています。」
上巻では中通りの城館跡を紹介している。新聞掲載記事とはいえ、各城館には4~10ページに渡って紹介されている。写真が大きくきれいなのも楽しめる。難点はネット書店で購入できないところか?
福島民報 民報出版物ガイド
遺跡と景観 東北中世考古学叢書3
日本の遺跡31 志波城・徳丹城跡 古代陸奥国北端の二城柵
日本の遺跡30 多賀城跡 古代国家の東北支配の要衝
虚空蔵大台滝遺跡 -主要地方道秋田御所野雄和線秋田空港アクセス道路整備事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書- 秋田県文化財調査報告書第416集
編集・発行:秋田県教育委員会
発行日:2007年3月
ページ数:カラー図版8P+194P+図版59P+附図6枚
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「平安時代後半から中世にかけての城館が中心の遺跡で、高位の平坦部その南の斜面部、さらに南の沢地を挟んだ尾根部から、虎口・空堀・切岸・土塁・テラス状遺構・掘立柱建物跡(40棟)・礎石建物跡などが検出された。平坦部の台地縁辺では、多くの遺構を取り囲むように数条の柵跡が巡っていた。斜面部には東西5間×南北4間の掘立柱建物跡が上方の空堀と切岸の土砂に密閉された状態で見つかり、建物の造成面になるテラス状遺構の整地層からは、かわらけと関連して東濃産の灰釉陶器椀が出土した。付近からは銅製の小塔も見つかった。尾根部のテラス状遺構からは、11世紀後葉と考えられるかわらけがまとまって出土している。平安時代後半の清原氏一族に関連した遺跡と考えられる。」
秋田考古学協会販売図書一覧ホームページ
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