探訪信州の古城 -城跡と古戦場を歩く-

探訪信州の古城 -城跡と古戦場を歩く-
発行:郷土出版社
発行日:2007年11月初版
ページ数:291P
監修:湯本軍一
定価:9,500円+税 限定予約販売2,000部
オススメ度:★★★★☆
書評:
「城と合戦をめぐるドラマティックな興亡。興味深いエピソード満載。貴重な図版350点収録。ふるさとのルーツを知る、第一級郷土資料。」
戦国時代は、日本の長い歴史のなかで、もっともめまぐるしく地方の版図が変動した時代でした。とくに信州は山谷隔てて地方の武士が割拠していたので、より激しく変化しました。その象徴が1260余といわれる城跡です。本書ではこうした城跡の紹介のほか、さらに、藩と城下町の成立、合戦場や合戦秘話も紹介していて、まさに、信州の戦国時代がまるごとわかる書となっています。 縄張図はもちろんのこと、鳥瞰図がイラストで掲載されているので、城のイメージがビジュアルに理解できます。
限定予約販売ということで一般書店(ネット書店)に並ぶ機会が少ないと思いますが、長野県の地元書店(一部ネット販売もあり)で並べているところもありますので、県外者も購入可能です。
長野県上田市 平林堂書店
その後、一部ネット書店でも販売を始めました。(2008/1/10更新)
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帰雲城 世界遺産白川郷物語 (上)・(下)

帰雲城 世界遺産白川郷物語 (上) 帰雲城 世界遺産白川郷物語 (下)
発行元:青樹社
発行日:1997年6月初版
ページ数:上巻 278P、下巻 412P
著者:森省三
定価:1,600円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
天正大地震で大崩壊した帰雲城を題材にした小説。地震で一気に埋まったと言われ、黄金伝説も残る。帰雲城を扱った書籍は数少なく、専門書の中にはプレミアがついているものもあるが、本書は気負いなく読める一般書である。絶版で入手が難しいが、入手の際はぜひ上下巻揃えてほしい。
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蘇る「越後福嶋城」

蘇る「越後福嶋城」
出版社:北越出版
発行日:2006年9月初版
ページ数:137P
著者:渡邉昭二
定価:2,100円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
地元の人に正しい歴史認識を持ってもらうことを目的にまとめられたようである。現在はほとんど遺構が残っていない福嶋城に関して、その城域についての考察が載っている。写真がモノクロなのが残念だが、巻末の福嶋城の城域図や現況との重ね図、周辺の小字名調査は現地調査の役に立つでしょう。ネット書店では販売していないようなので、上越市内の書店で郷土書コーナーを見つけて購入して下さい。

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飯山市ふるさと館叢書第4集 飯山城と城下町

飯山市ふるさと館叢書第4集 飯山城と城下町 平成19年度秋の企画展 飯山城と城下町
発行元:飯山市総合学習センターふるさと館
発行日:2007年9月11日
ページ数:40P
定価:400円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
絵図が載っているが冊子が小さくて文字は読めないが、飯山城を中心にした歴史や遺構を概観するには最適な一冊ではないでしょうか。11月11日まで掲載されている地図や遺物を展示した企画展が行われているので、機会があればぜひ本書を片手に展示を見てください。

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小諸城七つのナゾ 小諸城探検隊

小諸城七つのナゾ 小諸城探検隊
出版社:櫟(いちい)
発行日:1991年10月初版、1993年3月第2版
ページ数:90P
著者:小諸城探検隊
定価:826円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
島崎藤村とゆかりの深い小諸城は多くのナゾに包まれた城。7つのナゾを追って築城の秘密に迫り、さらに曲輪や建物の歴史を追う。三百年の波乱の藩史もこの一冊で。
ほとんどの書店では欠品であり、出版社売り切れ状態だと思っていたら、ビーケーワンでは購入できました。若干背やけしているのでどこかの在庫本だと思いますが、興味ある題名のためか古本は高額なケースが多いようです。
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小諸城 千曲川文庫4

小諸城 千曲川文庫4
出版社:櫟(いちい)
発行日:1983年8月初版
ページ数:413P+小諸藩図1枚
著者:中村勝実
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「浅間山から雪が消えると、東京からどっと若い人たちが『藤村の小諸』を訪ねてくる。あの『千曲川旅情のうた』に魅せられてのことだろう。シーズンともなると、『破戒』や『千曲川のスケッチ』の文庫本を手にした藤村ファンは、まさに門前市をなす盛況だ。だが、ほとんどの人は、この城に昔天守閣があり、だれが城主であったかは知らない。まさに藤村文学にかき消されたというのが、小諸城の実態だ。小諸城は城としては平山城だが、同時にそれは浅間の斜面を利用して縄張りをした穴城である。小諸の町は、城より高いところにあって、城下町でなく”城上町”。こうした形態の城は、全国でもその例は聞かない非常に珍しいものである。そんな変った城に一つの興味を抱いて、小諸城の歴史を調べている気になった。」
地元の方に向けた小諸城の啓蒙書であろう。文庫とはいえ、大きさも一回り大きく、ページ数も多い。実に読み応えがある。著者は元新聞記者であるので私見はあまり入らず語り口は淡々としている。小諸城の入門編としては十分な内容である。
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真田氏館跡

真田氏館跡
発行日:1992年3月初版
ページ数:49P+写真図版26P
編集:長野県小県郡真田町教育委員会
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は、真田町の長期振興計画事業による、長野県史跡・真田氏館跡を中心とした公園整備に伴って、実施した発掘調査の遺構確認事業、その他関連する諸資料をまとめた報告書である。真田氏歴史館で購入できる。
真田氏歴史館(上田市ホームページ)

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真田三代 近世大名への道

真田三代 近世大名への道
発行日:2000年11月初版
ページ数:107P
編集:松代文化施設等管理事務所
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本図録は、松代藩文化施設管理事務所(長野市教育委員会)で、平成12年度に開催された、テーマ展示「真田三代」の展示概要書です。カラーページは少ないが、真田家に関する史資料を見ることができる。真田宝物館で購入できる。
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備え 真田家の甲冑・武具

備え 真田家の甲冑・武具
発行日:2002年11月初版
ページ数:112P
編集:長野市教育委員会
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「近世大名・真田家が伝えた大名道具のなかには、大名が備えなければならない武器や武具が多く含まれています。これらの武器や武具には、実用的な鉄砲のほかに、美術品として珍重された、鞍や鐙・刀剣類なども含まれます。この図録は、企画展図録として上梓しましたが、それ以上に、大名家である真田家に伝来した武器武具類の概説書としてご活用いただきたいと思います。」
平成14年の展示図録として作成されているが、図版はカラーページも多く、真田家の武器・武具のガイドブックとして、大きさもコンパクトで利用できる。最初に甲冑が15体掲載されている。甲冑好きにもおすすめ。真田宝物館で購入できる。
真田宝物館について(長野市ホームページ)

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海津旧顕録

海津旧顕録
発行日:1989年3月初版
ページ数:218P
編集:真田宝物館
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「『海津旧顕録』は第一巻より第五巻までの五冊で構成されています。残念なことに第三巻が欠本になっておりますが、刊行に踏みきりました。内容は松代城(海津城)の築城をはじめ、各時代の領主、城下町町八町、城下町および周辺の社寺、古跡など、江戸時代の事跡が詳細に記録されており、近世の松代をしるための貴重な史資料であります。昭和初年に刊行された『松代町史』上・下巻の編纂に際しまして、この書の内容が多く採用されているように推察されます。」
松代城の築城から、松代城下町および周辺の寺社・古跡など、江戸時代の事跡について、明治13年にまとめられたものの翻刻版。ルビやレ点があり、全く読めなくもないが、読むには少し根気がいるでしょう。原文に近いものに触れてみたい方におすすめ。真田宝物館で購入できる。
真田宝物館について(長野市ホームページ)

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