発行:徳島市立図書館
発行日:1993年3月初版
ページ数:325P
編者:湯浅良幸
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「阿波一宮城は著名なわりに史料は少ない。巷間史料して伝えられているものの中には史料的価値に欠けるものが少ないない。このたび地元の一宮町文化おこし委員会によって一宮町顕彰事業が企画され、本書の編集委員であるわれわれに協力を求められた。」
阿波一宮城についての現在の研究成果をまとめたものといえる。当時、「阿波一宮城史料集」「阿波一宮城シンポジウム」、そして本書と阿波一宮城を通して一宮町文化おこし事業が行なわれたようですが、本書は当時の様子を知ることができる入手可能な唯一の書です。
徳島市 市民双書の販売ページ
カテゴリー: 四国
四国の城と城下町
出版社:愛媛新聞社
発行日:1994年7月初版
ページ数:187P
編者:井上宗和
定価:3,690円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「四国は”城のメッカ(聖地)”である。ここでいう『聖地』とは、四国には日本列島における古代から近世に至る間の、あらゆる時代の城の遺構が見られるということである。四国には、これら古代から近世に至る城の遺構が数多く、しかも良好な状態で残っている。さらに、わが国の水軍の歴史を知る上では最も重要な”水軍の城”の遺構もあり、瀬戸内海という文化圏に発生した『瀬戸内海型城郭』と呼称しうる城の類型も残している。古代の城の顕著な遺跡としては、波方(愛媛)・屋島(香川)・城山(同)がある。中世城郭の遺構には、湯築(愛媛)・九十九山(香川)・一宮(徳島)・岡豊(高知)などがある。近世の城と城下町としては、今治・松山・大洲・宇和島・高知・徳島・高松・丸亀の各城が挙げられよう。そのほかにも数多くの遺構と城下町や陣屋町がある。」
四国の名城を探訪し、城下町の風物・歴史を写真300余点とともに綴っている。写真が多く興味深く読み進めることができる。
長宗我部元親・盛親の栄光と挫折
発行元:高知県立歴史民俗資料館
発行日:2001年10月初版
ページ数:77P
定価:850円(税込5%)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
高知県歴史民俗資料館にて、平成13年10月19日から12月16日に開催された企画展「長宗我部元親・盛親の栄光と挫折」の展示解説図録です。
高知県立歴史民俗資料館のホームページ
岡豊城跡・旧味元家住宅主屋
発行元:高知県立歴史民俗資料館
発行日:2001年初版
ページ数:22P
定価:230円(税込5%)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
高知県歴史民俗資料館は、平成3年5月3日に開館し、平成13年に10周年を迎えました。館の立地する岡豊山は、戦国時代の武将、長宗我部氏の居城跡です。当館の建設に先立ち県史跡整備のため岡豊城跡の発掘調査を行いました。発掘調査は、詰・二ノ段・三ノ段・四ノ段の一部について行われ、貴重な遺構が確認され、土器や瓦などの遺物も多く出土しました。城跡の遺構は一部復元し、保存・活用されています。また、敷地内には、外部展示として高岡郡東津野村から旧味元家住宅主屋の山村民家を移築しました。
本書は、発掘や移築当時をまとめたガイドブックです。
高知県立歴史民俗資料館のホームページ
洲本御城下絵図 文政元年・複製
発行元:洲本市立淡路文化史料館
発行日:1988年7月初版
ページ数:絵図1枚
定価:300円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
江戸期洲本の御城下の絵図は見取り図を含めると数種類あるが、本館が所蔵する「洲本御城下絵図」(仮称)はそれらの中でも最も正確に描かれたものである。しかし、制作者はわかっていない。この絵図には、町名、役所、武家名、社寺名などが、書き込まれたり付箋により貼り込まれているが、この書き込みは幕末頃になされたものと推定される。ただ、この書き込みによって、幕末の洲本の様子を知ることができ、たいへん貴重である。この絵図は、「おいではいりょ見てはいりょ城下町洲本展」(昭和63年7月19日から9月11日開催)に際し制作されたものである。
原寸は128.5cm×179.3cmと巨大なものであるが、本図は295mm×419mmに縮小してある関係で、武家名や社寺名などの文字がつぶれて読めないのは残念である。今の倍のサイズあればなんとか文字も読めたであろうに、大きなサイズで再販してほしい。
洲本市立淡路文化史料館のホームページ
史跡洲本城
発行元:洲本市立淡路文化史料館
発行日:1999年10月初版
ページ数:51P
定価:1,000円(税込5%)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
洲本城が、平成11年1月14日、文部省に国指定史跡として告示されたことを記念して同館で開催された「史跡 洲本城展」の展示パネル集です。解説文は少ないです。
洲本市立淡路文化史料館のホームページ
徳島城下とその周辺
発行元:徳島市立徳島城博物館
発行日:2001年3月初版
ページ数:64P
定価:1,000円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本図録は、平成8年から組織的に調査研究するために開催している絵図調査会の成果の第二弾となるもので、第一集「徳島城下絵図」に引き続いて徳島城下を対象にしました。
徳島城に関連する絵図がフルカラーで収録されている。元が大きな絵図の場合もあるので、細部まで文字を読み取ることは困難な図版もあるが、古図をできる限り鮮明に収録しようという意図は読み取れる。城郭絵図に興味のある方は第一集「徳島城下絵図」とあわせてどうぞ。
徳島城博物館のホームページ
徳島城下絵図
発行元:徳島市立徳島城博物館
発行日:2000年3月初版
ページ数:62P
定価:1,000円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本図録は、平成8年から組織的に調査研究するために開催している絵図調査会の成果の第一弾となるもので、徳島市中心部の起源となった城下町を対象に、藩政期の主要な絵図や風景画をできる限り集め解説を加えました。さらに巻末には城下町変遷図や参考文献リスト等も付し、城下町徳島の歴史的な変化を楽しみながら理解を深められるように構成しました。
徳島城に関連する絵図がフルカラーで収録されている。元が大きな絵図の場合もあるので、細部まで文字を読み取ることは困難な図版もあるが、古図をできる限り鮮明に収録しようという意図は読み取れる。城郭絵図に興味のある方はぜひ。
徳島城博物館のホームページ
土佐藩主 山内家墓所
発行元:財団法人土佐山内家宝物資料館
発行日:2006年3月初版
ページ数:59P
定価:300円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
山内家墓所は保存状態もよく、当時の面影を今に伝えています。そのたたずまいはさすが土佐一国を領した大名家の墓所と思わせる雄大なもので、大名家の墓所のあり方を知るうえで非常に貴重な財産といえるでしょう。しかし山内家墓所はこれまであまり知られてきませんでした。本書は山内家墓所をわかりやすく紹介して、多くの方々に知っていただきたいと考えてまとめたものです。
全国的にも貴重な大名家墓所のガイドブックであるが、パンフレットではなく、歴代藩主も紹介もあり、珍しい本である。
土佐山内家宝物資料館のホームページ
山内一豊没後四百年企画 山内一豊と見性院
発行元:財団法人土佐山内家宝物資料館
発行日:2005年8月初版
ページ数:52P
定価:300円(税込5%)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
平成17(2005)年8月21日から10月2日まで高知県立文学館で開催された「山内一豊没後四百年企画 山内一豊と見性院」のガイドブック(展示パネル集)です。
土佐山内家宝物資料館のホームページ