編集・発行:北國総合研究所
発行日:2009年1月
ページ数:50P
定価:会員配布
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
北國総合研究所の自主研究「金沢城辰巳櫓」のレポート第7回。今回のテーマは「金沢城辰巳櫓」。4ページのレポートであるが、1テーマをまとめた報告としては調度良い。今回は細密画で描かれた辰巳櫓の作者へのインタビューや、復元模型作成の経過レポートを掲載している。
カテゴリー: 城郭
自主研究 金沢城辰巳櫓6 北國TODAY VOL.52
大分の中世城館 第二集 文献史料編2 大分県文化財調査報告書第160輯
編集・発行:大分県教育委員会
発行日:2003年3月31日
ページ数:87P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「平成七年度から開始した本県内の中世城館の現地調査も平成12年度で終わり、そのまとめとして本報告第一集『文献史料編1』を平成13年度に刊行しました。本書第2集『文献史料編2』は、それに続くものであります。特に、本書の編纂に当たっては、宣教師フロイスによって書かれた『日本史』や同時代史料であるイエズス会宣教師の書簡群を主としており、この史料から、あらためて本県における中世城館の姿を想像していただくとともに、当時の社会の緊迫した状況をお伝えできるものと思います。」
大分県の中世城館調査の成果の一冊である。非売品のため非常に入手しにくいものだが、ようやく古書で入手した。第四集は各都道府県図書館に収蔵されているが、第二集は地元図書館では見ることができない。翻刻のみで読み下しがないため読みこなすのは少々難しい。こういう基礎資料は折角国庫補助で行っているのだから広く一般に販売してほしいです。
平成20年度特別展「加賀の東照宮 尾崎神社展」
編集・発行:金沢市立玉川図書館近世史料館
発行日:2008年11月8日
ページ数:10P
定価:展示期間中無料配布
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「尾崎神社の本殿附厨子・中門・透塀・拝殿及び幣殿・附棟札4枚は国の重要有形文化財に指定されています。これら国指定文化財のうち、本殿及び中門の修理工事が本年2月より来年3月にかけて行われており、これを契機に、本殿に収納されていた社宝・神宝類を展示する機会を得ました。」
実物にまさるものはないが、パンフレットもフルカラーで仕上げられており、三十六歌仙図額面はすばらしいものでした。
金沢市立玉川図書館近世史料館ホームページ
飫肥城 絵葉書
発行:日南市観光協会
発行日:不明
枚数:4枚組
定価:200円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
飫肥城のポストカードセット。飫肥城大手門、飫肥城豫章館、飫肥城松尾の丸、飫肥城歴史資料館の4枚で春の桜の季節のものが多い。飫肥城歴史資料館または豫章館で購入できる。
日南市観光協会ホームページ
城下町飫肥ガイド -九州の小京都-
発行:日南市観光協会
発行日:1978年12月25日初版、2001年7月改訂5版
ページ数:83P
著者:吉田常政
定価:350円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
飫肥の城下町の歴史や見どころを紹介する小冊子。こちらは観光協会作成のもので、文化財以外の見どころも載っている。飫肥城歴史資料館または豫章館で購入できる。
日南市観光協会ホームページ
飫肥藩伊東家五万一千石の城下町 飫肥歴史紀行
編集:日南市教育委員会
発行:財団法人飫肥城下町保存会
発行日:不明
ページ数:20P
定価:300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
飫肥の城下町の歴史や見どころを紹介する小冊子。さっと読めて必要十分な知識は手に入る。写真も大きく掲載されているのも良い。飫肥城歴史資料館または豫章館で購入できる。
飫肥城下町保存会ホームページ
塩新町城趾緊急発掘調査報告書 栃尾市文化財調査報告2
編集・発行:栃尾市教育委員会
発行日:1986年3月20日
ページ数:22P+図版16P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「この調査報告書は、河川局部改良事業の実施にあたり、実施地域に埋蔵されていた文化財の発掘について当市教育委員会が県土木部より委託された、塩新町城趾の発掘調査の記録であります。室町時代の山城でありますが、遺物等については検出されず、わずかに戦闘用に使われたと思われる投石が発見されました。」
書評:
塩新町城とインターネットで検索しても何も出てこないが、本書を読むとれっきとした城跡である。事業により縄張りが破壊されたようなので残念です。少しは痕跡が残されているのでしょうか?
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遺跡梁川城本丸・庭園発掘調査・復元整備報告書 梁川町文化財調査報告書第6集
編集・発行:福島県梁川町教育委員会
発行日:1986年3月31日
ページ数:135P+図版35P+付図7枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「梁川城は福島県伊達郡梁川町に所在する中世の平山城で、仙台藩伊達氏興隆の地であります。とりわけ、伊達氏11代の持宗から14代稙宗の時期において、梁川城は一段と充実する一方、亀岡八幡の遷宮や輪王寺の創建など、京都・鎌倉を中心とする当時の都文化が移入され、城下町としての整備は行われました。これまで、梁川城に関しては、昭和49年10月の発掘調査をはじめとして、数次にわたって調査が行われてまいりましたが、今般、本丸跡にあたる梁川小学校校庭東側に残る『心字の池』庭園を、文化財としての保存・保護と教育環境整備のため、昭和53年5月から復元事業として工事を進め、ようやく竣工のはこびとなりました。」
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興国寺城跡保存管理計画報告書
編集・発行:沼津市・沼津市教育委員会
発行日:1999年3月31日
ページ数:42P+付図2枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「沼津市では、昭和54年度から興国寺城跡の保存について本格的に検討を始め、一部の土地を購入するとともに、昭和55・56年度には学識経験者の方々に保存整備基本構想の策定をお願いし、翌年からはその提言に基づき国の史跡指定を受けるべく、土地所有者の方々や地元根古屋自治会の協力の下、事業を推進してまいりました。平成6年度末には、当面の保存対策として城跡の主要部分について国の史跡指定を受け、翌7年度からは国・県の補助事業として指定地の公有地化を推進してまいりましたところ、土地所有者の皆様のご理解をいただき、本年度末には6割近い公有地化率を達成するに至っております。こうした状況の中、用地の公有地化の進展に伴い、未指定となっている城跡の今後の保存方針について、早急に再検討を行う必要が生じてまいりました。」
書評:
土地の利用状況などを中心の報告書になっています。
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