戸木城址発掘調査報告 久居市埋蔵文化財調査報告1

戸木城址発掘調査報告 久居市埋蔵文化財調査報告1
編集・発行:久居市教育委員会
発行日:1979年3月
ページ数:14P+図版16P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「久居市戸木町字桃里にある戸木城址は、水量豊かな雲出川が育くんだ沃野を一望に収められる約10mの高台の端に構築された城址であり、自然を利用した要害の地であります。戸木城は室町後期の天文23年(1554年)木造具政が隠居所としてつくり、その後天正年間に具政の長男長政が城に修復しました。天正12年(1584年)戸木城での豊臣秀吉の軍勢蒲生氏郷との戦いで長政勢が約5ヶ月間籠城した古戦城であります。今回この地が戸木小学校の建築用地の一部に含まれているため、久居市教育委員会では、埋蔵文化財保護の立場から県教育委員会文化課の指導を得て発掘調査を実施し、遺跡の性格をあきらかにすることにし、ここにその調査結果をまとめ記録として後世に伝えることとします。」
[amazonjs asin=”B000J8AS1Y” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”戸木城址発掘調査報告 (1979年) (久居市埋蔵文化財調査報告〈1〉)”]
続きを読む 戸木城址発掘調査報告 久居市埋蔵文化財調査報告1

久保田城跡 -表門復元に伴う発掘調査報告書-

久保田城跡 -表門復元に伴う発掘調査報告書-
編集・発行:秋田市教育委員会
発行日:2001年3月
ページ数:カラー図版2P+27P(図版含む)
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「秋田市は、昭和56年に『千秋公園整備基本計画』を策定して公園を整備してきましたが、時代の要請に応えながら市民に親しまれる公園づくりを目指すために、平成8年度に『千秋公園再整備基本計画』を策定いたしました。また、平成9年度には都市公園整備事業によって久保田城跡の表門とその周辺整備が計画され、表門復元のための発掘調査を実施しました。さらに、平成12年度に表門復元に伴う掘削工事の立会調査を行ったところ初期の表門跡と考えられる遺構が発見されるなど、新たに貴重な成果を得ることができました。本報告書は、その立会発掘調査成果をまとめたものである。」

[amazonjs asin=”B000J80SBO” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”佐竹氏と久保田城―秋田の城の歴史と物語 (1980年) (んだんだ文庫〈8〉)”]

続きを読む 久保田城跡 -表門復元に伴う発掘調査報告書-

烏帽子形城跡 河内長野市遺跡調査会報ⅩⅩⅢ

烏帽子形城跡 河内長野市遺跡調査会報ⅩⅩⅢ
編集・発行:河内長野市遺跡調査会
発行日:2000年3月31日
ページ数:21P+図版10P+付図2枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「開発がもたらす影響は自然や文化財にとって大きなものです。とくに埋蔵文化財にとっては直接的に関わってくるものとして大きな問題であります。開発を必要とすると同時に、失われていく遺跡に託された先人達のメッセージを現在の市民、さらには未来の市民へと伝えていかなければなりません。本書は河内長野市に存在する遺跡の発掘調査の成果を収録しています。先人達が残したメッセージの一部でも理解していただければ幸いです。」
続きを読む 烏帽子形城跡 河内長野市遺跡調査会報ⅩⅩⅢ

金剛寺遺跡 ・金剛寺城遺跡 ほ場整備事業関係遺跡発掘調査報告書ⅩⅩⅡ-6

金剛寺遺跡 ・金剛寺城遺跡 ほ場整備事業関係遺跡発掘調査報告書ⅩⅩⅡ-6
編集・発行:滋賀県教育委員会、滋賀県文化財保護協会
発行日:1995年3月
ページ数:60P+図版32P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、県営ほ場整備事業に伴う金剛寺遺跡・金剛寺城遺跡の発掘調査報告書です。発掘調査では、古代から中世にかけての集落跡や、金剛寺城の濠と考えられる遺構等の存在が明らかになりました。」

今回の発掘調査を受けて、金剛寺城の構造について考察され、その構造の一部の復元想定図が掲載されている。
続きを読む 金剛寺遺跡 ・金剛寺城遺跡 ほ場整備事業関係遺跡発掘調査報告書ⅩⅩⅡ-6

「魏志倭人伝」の世界 吉野ヶ里遺跡展

「魏志倭人伝」の世界 吉野ヶ里遺跡展
編集・発行:朝日新聞西部本社企画部
発行日:1989年9月9日
ページ数:206P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「工業団地造成のために3年前から事前発掘調査を進めてきました定兼神崎郡神崎町と三田川町にまたがる『吉野ヶ里遺跡』は、全国最大の環濠集落であることが判明しました。そこからは2,000基におよぶかめ棺や物見やぐら、高床建物、高床倉庫、竪穴住居などの跡のほか、墳丘墓からは有柄頭飾銅剣、ガラス製管玉などが発見され、『魏志倭人伝』に紹介されている邪馬台国時代の生活をかいまみせました。この大発見のニュースが全国をかけめぐって以来、吉野ヶ里には、一般公開中の約3カ月間に100万人を超す人たちが全国から押しかけ、古代へのロマンをかきたてています。本展は、模型や出土品によって弥生時代の吉野ヶ里を再現して弥生人の生活などをお伝えするために企画したものです。」
1989年9月9日から10月29日まで、東京古代オリエント博物館、福岡県立美術館、奈良県立橿原考古学研究所付属博物館と巡回展が行われた展示(主催:佐賀県教育委員会、日本放送協会、朝日新聞社)の解説図録です。遺構や遺物の写真も鮮明できれいです。吉野ヶ里の今までの発掘調査の様子もよくわかります。現在は史跡公園として整備されている現場の整備以前の様子もわかりますよ。

続きを読む 「魏志倭人伝」の世界 吉野ヶ里遺跡展

串崎城跡 山口県下関市長府宮崎町地内串崎城跡発掘調査報告書 下関市埋蔵文化財調査報告書52・53・64・67・80

串崎城跡 山口県下関市長府宮崎町地内串崎城跡発掘調査報告書 下関市埋蔵文化財調査報告書52・53・64・67・80
編集・発行:下関市教育委員会
発行日:2004年3月
ページ数:27P+図面23P+図版22P
定価:3,400円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「串崎城は江戸時代のはじめ、長府毛利藩主毛利秀元が大内氏の家臣である長門守護代内藤氏によって築城された城を修築したものと言われています。秀元は入城後ほどなく、元和元年(1615)の一国一城令により城を自らの手で破却させられ、その後は再建することもなく現在に至りました。昭和61年、地元住民から串崎城再建の要望があり、翌昭和62年には長府観光協会からも城復元の要望書が提出されるなど、串崎城再建に対する地元の気運が高まりました。これを受け、下関市では昭和62年度から串崎城跡の文献等の史料調査や石垣や縄張りの現地踏査を開始し、平成2年度には天守台の発掘調査を実施しました。この間、下関市では検討を重ね串崎城再建を模索しましたが、最終的には天守の石垣の整備を行うにとどめ、城再建は見送ることになりました。その後、平成8年度からは公園整備に伴う事前調査として平成11年度まで調査を実施し、このたび、平成2年度以来6次にわたる調査の成果をまとめることができました。」

串崎城跡に関する発掘調査と文献調査をまとめた合冊です。付図は大判の現況図で遺構の様子がよくわかります。
続きを読む 串崎城跡 山口県下関市長府宮崎町地内串崎城跡発掘調査報告書 下関市埋蔵文化財調査報告書52・53・64・67・80

平成18年度鳴海城跡発掘調査報告書(藤和不動産株式会社マンション建築工事にかかる埋蔵文化財発掘調査)

平成18年度鳴海城跡発掘調査報告書(藤和不動産株式会社マンション建築工事にかかる埋蔵文化財発掘調査)
発行:藤和不動産株式会社
発行日:2006年9月
ページ数:36P(図版含む)
編集:株式会社パスコ
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本報告書は、愛知県名古屋市緑区鳴海町字根古屋地内(22番2ほか)に所在する鳴海城跡の発掘調査報告書である。」
本書は鳴海城跡の第8次調査にあたる。本丸の内堀部に当たったことから堀に関する考察や、現在までの発掘調査の経緯も掲載されている。

続きを読む 平成18年度鳴海城跡発掘調査報告書(藤和不動産株式会社マンション建築工事にかかる埋蔵文化財発掘調査)

富山県上市町 弓庄城跡第2次緊急発掘調査概要

富山県上市町 弓庄城跡第2次緊急発掘調査概要
発行:上市町教育委員会
発行日:1982年3月31日
ページ数:12P+図面7P+図版8P
編集:上市町教育委員会、富山県埋蔵文化財センター
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「上市南部土地改良事業にともない、弓庄・舘城跡の保存が問題となり、そのための協議を重ねた結果、一部、発掘調査を含む現状保存の方法を採択しました。弓庄・舘城跡は、県内でも大きな中世の城跡の一つで、出土品も北陸を初めとして、各地から伝波したものや、遠くは、中国から渡来した陶器も含まれています。」
弓庄城跡の西側外郭部に関する発掘調査報告です。

続きを読む 富山県上市町 弓庄城跡第2次緊急発掘調査概要

京都府遺跡調査概報 第43冊 宮津城跡第8次、荒堀遺跡ほか

京都府遺跡調査概報 第43冊 宮津城跡第8次、荒堀遺跡ほか
編者・発行:京都府埋蔵文化財調査研究センター
発行日:1991年3月22日
ページ数:79P+図版33P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「今回の調査は、宮津湾流域下水道ポンプ場建設工事に伴い、京都府土木建築部宮津湾流域下水道建設事務所の依頼を受けて行ったものである。調査地は、大膳橋から約80m西寄りの宮津市鶴賀地内に位置する。絵図によると宮津城本丸の北東に広がる三ノ丸の一角にあたると考えられ、武家屋敷に関連する遺構の存在が予想された。」

書評:
城郭関連では、上記の宮津城跡の第8次調査概要が収録されている。
続きを読む 京都府遺跡調査概報 第43冊 宮津城跡第8次、荒堀遺跡ほか

宮津城跡第2次発掘調査概要 宮津市文化財調査報告4

宮津城跡第2次発掘調査概要 宮津市文化財調査報告4
編者・発行:宮津市教育委員会
発行日:1981年3月31日
ページ数:35P+図版19P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「近世においては、城下町を中心に政治・経済・文化の展開がなされてきましたが、私達の街”丹後の宮津”においてもその例外ではなく、丹後地方の中心都市として発達してきました。その中にあって、シンボル的な意味をももつ城郭は特に興味深いものですが、宮津においては明治初年に破壊されて以来、日の目を見ることなく地下に埋れてしまったのであります。この度、関西電力株式会社宮津営業所社屋改築に伴い、宮津城跡の発掘調査を実施し、その城郭の一部をかいま見ることができました。その結果をこの報告書に収めここに報告するものです。」

書評:
宮津城の発掘調査としては初期のものであるので、発掘現場の報告とは別に、宮津城の絵図なども図版として収録している。
続きを読む 宮津城跡第2次発掘調査概要 宮津市文化財調査報告4