編集・発行:東金市教育委員会
発行日:2000年3月31日
ページ数:5P+図版2P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
東金城跡の調査は、東金高校の西端部にトレンチ1本であったが掘の再構築を確認している。また、腰曲輪と土塁を確認している。
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カテゴリー: 城郭
唐沢山城と佐野氏 佐野市制5周年記念・第52回企画展
編集・発行:佐野市郷土博物館
発行日:2009年10月10日
ページ数:95P
定価:1,470円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
「唐沢山城は、越後の上杉氏、小田原の北条氏らの強力な勢力に囲まれながら戦国の世を生き延びた佐野氏の居城であり、本丸に残る堅牢な高石垣は東日本では数少なく、関東七名城の一つにも数えられています。また、本丸跡には唐沢山神社があり、その一帯は『唐沢山県立自然公園』に指定され、市民の憩いの場ともなっています。本展示会は、唐沢山城や佐野氏について、古文書、出土品、遺品等により詳しく紹介し、唐沢山城跡の国指定史跡化に向けた気運を高めるものです。」
書評:
佐野市郷土博物館で平成21年10月10日から11月23日まで開催された展示図録。展示図録として作成されたものですが、市制5周年ということで力の入った内容となっており、唐沢山城について十分参考になる内容となっています。
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大津市・宇佐山城跡調査概要 滋賀県文化財調査概要第9集
週刊安土城をつくる 第63号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2010年4月12日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
週刊第63号。今号では、信長最大の謎「遺骸はどこに葬られた?」が話題として掲載されている。また、ゆかりの人物として「本因坊算砂」が紹介されているが、囲碁の中興の祖であるそうです。この人物伝、武将の紹介は少なく、囲碁打ちや商人、瓦職人など、歴史上目立たなかった人物が多く紹介されています。
ディアゴスティーニ「安土城をつくる」専用サイト
週刊安土城をつくる 第62号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2010年4月5日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
週刊第62号。「甕割柴田」の武勇伝が残る長光寺城の戦いですが、野洲川の戦いで柴田勝家が六角軍と戦った武勇を高めるための後世の作り話ということで、少々残念ですね。
ディアゴスティーニ「安土城をつくる」専用サイト
開館20周年記念特別展 町を放火候なり 信長池田城合戦と畿内制圧
編集・発行:池田市立歴史民俗資料館
発行日:2000年10月20日
ページ数:39P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「わたしたちが住む池田は、池田氏やその居城である池田城に象徴されるように、古くから北摂の要衝としての位置を占めてきました。また、今春、その池田城跡が城跡公園として整備され、ひろく皆様に憩いの場として、ご利用いただけるようになりました。ここに本展を開催いたしますことは、池田の歴史的特性をみつめなおすよい機会ではないかと考えます。」
書評:
池田城が城址公園として整備されたことを記念して開催された企画展の図録。カラーページは少ないが、貴重な資料が掲載されている。
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難波宮跡・大坂城跡発掘調査中間報告Ⅱ -5世紀代倉庫群・浪波宮西方官衙・豊臣氏大坂城三ノ丸-
編集・発行:大阪市文化財協会
発行日:1990年11月
ページ数:24P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
「本書は、大阪市文化財協会が大阪市教育委員会とNHKの委託を受け、1987年7月から実施した大阪市中央体育館地域における難波宮跡・大坂城跡発掘調査の3期(1989年度)調査を中心とした2冊目の中間報告である。」
書評:
すでに最終の調査報告書もでているので特に気になる部分もないが、調査の概観を簡潔に確認するにはちゅうどよいであろう。
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万歳城跡隣接地発掘調査報告
発行:大和高田市教育委員会
発行日:1986年9月1日
ページ数:20P+図版8P
編集:奈良県立橿原考古学研究所
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
中世の万歳氏の統治した万歳平城の推定値での発掘調査であったが、城跡の遺構は見つからなかったようだ。現在まで掘の一部と見られる池が残っていることから中世でも沼地であったであろうことが推定されている。
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自主研究 金沢城辰巳櫓12 北國TODAY VOL.58
風雲 肥前戦国武将史 -戦国武将伝と山城散歩-
出版社:佐賀新聞社
発行日:1995年1月1日
ページ数:426P
著者:木原武雄
定価:2,427円+税 絶版
オススメ度:★★★★☆
書評:
「一色、今川、渋川、松浦党、龍造寺、神代、筑紫・・・。肥前を舞台に活躍した戦国武将たち。攻防の拠点となった城の構造、実態を長年の調査で解明し、彼らの盛衰をたどる。城郭想定法(学)と歴史発見。」
この本はスゴイです。「山城散策」と軽い題名となっているが、佐賀県を中心に300以上の中世城郭が掲載され、それに縄張り図や写真、解説が付いているのです。これを一人調査し、まとめた著者の木原さんもすごいですが、地方出版社が扱う内容でもないですね。あまり売れそうにない・・・。ということもあるのか、佐賀県の城郭調査には又とない内容の本ではあるのですが、現在入手が難しいです。今城ブームが再来しているので再販してくれるとうれしいですね。