発行元:石川県金沢城調査研究所
発行日:2010年3月初版
ページ数:116P
定価:370円(税込5%)
オススメ度:★★★★☆
収録城郭:金沢城、甲府城
書評:
「金沢城調査研究所」の報告書第8号である。本年は金沢城の絵図を読み解く論文が多いので興味を持ちやすいであろう。また、公儀普請や山梨県を中心とした石垣の比較検討から金沢城の石垣を見つめ直す視点で客員研究員の論文が並んでいる。
石川県行政情報サービスセンター有償刊行物一覧
カテゴリー: 城郭
週刊安土城をつくる 第73号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2010年6月21日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
週刊第73号。三方原で徳川家康の身代わりとなった夏目次郎左衛門吉信、当地には供養塔が立てられている。
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久能山城跡現況遺構確認調査報告書 久能山城
編集・発行:久能山東照宮、静岡古城研究会
発行日:1994年3月31日
ページ数:56P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「久能山には古く、平安時代の初めより天台宗の名刹、久能寺があった。戦国末期、甲斐の武田信玄が江尻城を中心とする駿河経営にのりだし、当山に本格的な城郭を構築して武田水軍の拠点とした。この信玄の城は武田氏の滅亡後、家康公の有するところとなり、豊臣氏の支配を経て、再び公の手に帰するが、公自ら神として当山を永眠の地に定められたことにより廃城となった。」
書評:
久能山城は東照宮鎮座の地として調査未踏となっていたが、静岡古城研究会により学術調査として東照宮側が快諾して本書としてまとめられた。中世寺院の山城転用の例として貴重な調査である。
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越前波多野城跡 永平寺町文化財調査報告書第3集
編集・発行:永平寺町教育委員会
発行日:1990年3月31日
ページ数:31P+図版8P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「波多野城については江戸時代の地誌にわずかに見える程度で、城郭としての実態や、その歴史的意義については、ほとんど明らかになっていませんでした。城山山頂も雑木が繁茂し、城の縄張りが把握できないような状況となっていました。近年、本町ではふるさとの自然や歴史を愛する文化の香りの高い町をめざして、文化遺産の発掘調査・保存・活用に努めてきましたが、ようやく平成元年度に国および県の補助をいただき波多野城跡の範囲確認調査に着手することになりました。」
波多野城の本格的な縄張り調査。最初に永平寺城の城館跡の分布が載っているのでこちらも参考になる。
足助の中世城館
七尾城跡保存管理計画書
編集・発行:七尾市教育委員会
発行日:1989年3月
ページ数:図版8P+20P+図版5P+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「七尾城跡は昭和9年に文部省から史跡に指定されましたが、それは山岳域のほんの一部にしか過ぎません。この度文化庁や県の補助を受けた『七尾城跡保存管理計画策定事業』で、城跡の規模を明確に出来ました。この機会にこれら遺構を史跡に追加指定を受け、先人の残した文化財を保護してゆくと同時に、市民の憩いの場として、またロマンを想像しながら城跡をめぐる体力づくりの場として、十分な活用をするため、環境の整備をはかってゆきたいと思います。」
七尾城跡の初めての保存管理計画書であり、本書の調査により史跡指定範囲が追加されている。現在能越道建設のための事前発掘調査により山麓部の調査が進んでおり、本書に続く管理計画書が作成される予定になっている。
週刊安土城をつくる 第72号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2010年6月14日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
週刊第72号。日本の城紀行は対馬の古代山城、金田城。以前テレビで紹介されていたが、石垣の残りもさることながら、眺めもとても良かったので一度は行ってみたい。
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週刊安土城をつくる 第71号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2010年6月7日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
週刊第71号。日本の城紀行は加藤理文氏によるもので、各城郭の構造や見どころを紹介する。切り口が観光用とは言えないが、ぜひ参考にしてほしい。
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高槻城三ノ丸跡発掘調査概要報告書
編集・発行:高槻城跡遺跡調査会
発行日:1987年2月28日
ページ数:(第1部)41P+図版41P+(第2部)10P+図版20P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「このたび、高槻城三ノ丸跡の一画に、大阪府法務局高槻出張所の新築が計画されたので、その事前調査として発掘を実施しました。高槻城では、昭和50年に本丸跡の発掘調査がおこなわれて、石垣基礎を発見するなど、多大な成果がおさめられています。このたびの調査でも、はじめて高山右近城主時代の堀跡が発見されたり、近世高槻城の外堀も検出いたしました。また、多くの陶磁器が出土し、江戸時代の高槻城の生活ぶりが想像できるようになるなど、多くの成果をおさめることができました。」
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週刊安土城をつくる 第70号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2010年5月31日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
週刊第70号。最上階の廻縁を使用するために、最上階の床を上げるための構造が屋根裏階だそうだ。本来床を上げる目的の階なので、低く窓もないことが多いそうだが、安土城の屋根裏階だけは別格だそうです。
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