出版社:双葉社
発行日:2010年7月
ページ数:219P
定価:600円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、武田信玄…。戦国時代の10人の武将を取り上げ、彼らが深いかかわりを持った日本各地の代表的な100の名城を、精密フルカラーCGと写真で紹介する。」
CG日本史シリーズを発売する同社から、城をテーマに城のCGを集めて収録している。CGで目新しいものはないが、ここまでCGの数が揃った本は初めてで、値段も手頃なので一冊あってもよい。100城集めるのにCGがない城は写真を掲載している。
カテゴリー: 城郭
週刊安土城をつくる 第76号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2010年7月13日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
週刊第76号。信長には男22人、女11人の子供がいた。信長が子作りを急いでいたのではないかという説もあり、戦国の世でいつ死ぬかを憂えたのか、戦略婚を見越したのか、今の世ではわかりませんね。
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小丸城跡 武生市埋蔵文化財調査報告Ⅴ
編集・発行:武生市教育委員会
発行日:1986年3月31日
ページ数:58P+図版11P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「小丸城跡は、昭和31年3月に福井県指定文化財の史跡として、野々宮廃寺跡と併わせて指定を受けている遺跡であります。今回調査を実施したのは、二の丸巽櫓の南に位置する外堀で、調査の契機となったのは、民間会社と土地所有者による開発行為にかかるものでありました。県内の平城としては、営まれていた時期が確定され、その遺構を顕著に確認できる、唯一の城郭跡の破壊が惜しまれました。しかし、これらの発掘調査によって得た成果は大きく、学術的にも大変貴重な資料を得ることができ、新たな発見もありました。」
前田利家、不破光治とともに、柴田勝家の与力として小丸城に入った佐々成政の居城。野々宮廃寺と城域が重複しているが、遺跡図を見ると以前訪れたときは残存部分をすべて見てはいないようだ。調査自体が25年も前のことであるので、当時とは姿が変わっているのかもしれない。
七尾城下町遺跡 七尾城跡シッケ地区遺跡発掘調査報告書 七尾市埋蔵文化財調査報告第15集
発行:七尾市教育委員会
発行日:1992年3月
ページ数:123P
編集:七尾市教育委員会文化課
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「七尾城は、能登国を治めた能登畠山氏の居城で、麓には多くの家屋敷が軒を連ね、活気を呈した京風の「能登畠山文化」が花開いていたと言われています。今はこの七尾城も、麓の町並みも失われ、地名や石垣に面影が偲ばれます。こうした七尾城については、歴史研究の対象として、また人々の憩いの地として広く感心がよせられています。今回のシッケ地区遺跡の発掘調査では、城下町となる都市計画された町並み、国内外から運び込まれた陶磁器類や色あざやか漆器などがたくさん出土し、「能登畠山文化」の一端が確認できました。本書はこうした成果をまとめたものです。」
七尾城下町の発掘調査で多くの成果のあったシッケ地区の報告書です。当時のにぎわいを彷彿とさせる遺物の数々が掲載されており、ようやく入手することができました。
週刊安土城をつくる 第75号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2010年7月6日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
週刊第75号。安土城と秀吉の大坂城はともに外壁が板張りだった。不思議なことがあるのかと思っていたが、戦闘用には確かに漆喰がいいのだろう。
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自主研究 金沢城辰巳櫓13 北國TODAY VOL.59
南加賀地区・小松市域の一向一揆城址研究1 -別宮(鳥越)城跡に至る滓上川の谷筋「三坂越」ぞいの城塞群踏査を中心に-
編集・発行:山本幸子
発行日:1996年3月10日初版
ページ数:24P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は小松市の委託により作成されたもので、一向一揆の城としての可能性を文献や城館の位置関係から推測していく内容となっている。一弾の本書では基礎調査を行って問題提起をしている。
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週刊安土城をつくる 第74号
発行:ディアゴスティーニ
発行日:2010年6月28日
ページ数:13P
定価:1,490円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
週刊第74号。城にまつわる昔話は面白い。今号では松山城にまつわる狸の話です。
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金沢城の三御門 -河北門・橋爪門・石川門- 金沢城史料叢書11
発行元:石川県金沢城調査研究所
発行日:2010年3月初版
ページ数:168P
定価:1,200円(税込5%)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「石川県金沢城調査研究所では、平成18年度から石川門を含む金沢城の城門に関する総合的調査に着手しております。この事業では、考古学、歴史学、建築史学、それぞれの立場から総合的な調査を進め、城内各所に存在した城門の姿や、その変遷、使われ方等の解明に努めてきました。本書は、これまで4年間の調査成果を、中間報告としてまとめたものです。本書では、石川門に関する基本資料を多く載せておりますが、これは現在進めている附属太鼓塀等の解体修理工事に伴う調査の中で、多くの関係資料が確認されたためであります。これに加え、本年春、復元工事が完了する河北門について最新の調査成果を要約し紹介しました。さらに橋爪門については、これまで周知されている資料を中心に掲載し、今後の調査に備えることにしました。」
石川門の太鼓塀修理に関する資料が中心ですが、石川門の昭和修理に関する未公開の写真が多数掲載されているのは貴重である。三御門の文字史料が掲載されている。
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金沢城跡石垣修築工事報告書 -玉泉院南西石垣- 金沢城史料叢書10
発行元:石川県土木部公園緑地課、石川県金沢城調査研究所
発行日:2010年3月26日初版
ページ数:(本文編)177P+(資料編)244P
定価:6,680円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本報告書は、平成17~20年度に石川県が実施した金沢城跡玉泉院丸南西石垣修築に伴う調査及び工事の報告書である。」
石川県体育館の撤去に伴い、金沢城公園の一部として整備と発掘調査の始まった玉泉院丸の石垣の修築工事の報告書。修築工事の報告のみならず、玉泉院丸に関する古地図、古写真なども掲載されているので玉泉院丸整備の第一弾報告書として利用できる。カラー図版も混ざるためか高価となっているが、「本文編」「資料編」の2冊で構成されている。
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