豊太閤没後400年記念 秀吉と京都 豊国神社社宝展

豊太閤没後400年記念 秀吉と京都 豊国神社社宝展
編集:京都文化博物館
発行:豊太閤四百年祭奉賛会 豊国会、豊国神社
発行日:1998年5月28日
ページ数:78P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「豊国神社では旧豊国社以来の社宝を多数所蔵しておりますが、大正十四年に設けられた宝物館では展示できる数に限界があり、また設備上公開を見合わせてきた貴重な文化財も少なくないため、今回の四百年祭にあわせて特別にそれらを含めて公開に踏み切った次第です。今回の展示会では、旧豊国社以来の社宝類を広く一般に紹介するとともに、京都を中世都市から近世都市へと発展させ、現在の京都の原形をつくった秀吉の功績を再評価するよう構成しました。」
一般公開されることの少ない京都豊国神社の宝物が一覧できる貴重な展示会図録です。

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陰徳太平記 上・下

陰徳太平記 上 陰徳太平記 下
著者:香川宣阿
発行:マツノ書店
発行日:1913年7月15日(上巻)・8月15日(下巻)影印、2000年7月10日復刻
ページ数:上巻618P+下巻682P
定価:12,000円(5%税込) 限定300部
オススメ度:★★★☆☆
書評:
大正二年に早稲田大学出版部から発行された通俗日本全史の影印本。中国地方の戦国史を著した「安西軍策」を原作とした父の著した「陰徳記」を再編集して香川宣阿が書いた長編軍記物である。軍記物は一般的に史料的価値が低いとされているが、近年のその資料的価値が見直されている。本書もそのひとつである。

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安西軍策 付毛利元就記

安西軍策 付毛利元就記
校訂者:近藤瓶城
発行:マツノ書店
発行日:1882年6月16日影印、2000年7月10日
ページ数:484P
定価:5,000円(5%税込) 限定300部
オススメ度:★★★☆☆
書評:
近藤瓶城校訂による史籍集覧の影印復刻本。本書は中国地方の戦国史でもっとも詳しい軍記物「陰徳記」の原資料と言われ、岩国吉川藩の家臣により書かれたと言われる。あとがきによれば、「安西」は一般的に「あんざい」と呼ぶが、安芸と鎮西の歴史を意図すれば「あんぜい」とも読める。古典にはルビがないので一体何と読むのが正しいのでしょうね。

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週刊真説歴史の道 第48巻 伊能忠敬 日本沿海測量の旅

週刊真説歴史の道 第48巻 伊能忠敬 日本沿海測量の旅
発行:小学館
発行日:2011年2月8日
ページ数:34P
定価:580円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
今号は伊能忠敬。忠敬は近年「熟年の星」と言われているそうです。
小学館「真説歴史の道」専用サイト

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週刊真説歴史の道 第47巻 高田屋嘉兵衛 北前船と択捉航路

週刊真説歴史の道 第47巻 高田屋嘉兵衛 北前船と択捉航路
発行:小学館
発行日:2011年2月1日
ページ数:34P
定価:580円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
今号は高田屋嘉兵衛、初めて名前を聞きましたが、郷土の誇る偉人なんでしょうね。金沢でいうところの銭屋五兵衛みたいなものなのでしょうか。海運だけでない人生が荒波ですね。
小学館「真説歴史の道」専用サイト

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週刊絵で知る日本史14 川中島合戦図屏風[紀州本]

週刊絵で知る日本史14 川中島合戦図屏風[紀州本]
発行:小学館
発行日:2011年1月27日
ページ数:34P
定価:580円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
集英社から刊行された週刊シリーズ。合戦図屏風をテーマに全30冊、うち半分が戦国時代の合戦をテーマにしています。実物は大きいので全体図だと何が描いてあるかわかりませんが、アップと解説がついていて興味をひきつけます。
第14号は川中島合戦。3号の岩国本が甲陽軍鑑を元に、本号の紀州本が北越軍記を元にしていて、武田軍と上杉軍いずれが勝っているのかが違うという。それにしても五回あった川中島での軍事衝突が双方で合っているのは回数だけで、年月がまったくずれているのは不思議ですね。本当にあったのかも疑わしいですね。
集英社分冊百科「週刊 絵で知る日本史」ホームページ
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関ヶ原古戦場

関ヶ原古戦場 関ヶ原古戦場
編集:藤井友三郎
発行:藤井友三郎
発行日:1924年8月20日
ページ数:30P+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
大正13年に関ヶ原古戦場の地元で発行された古戦場案内。旧字体が読みづらいが、当時からいろいろと陣跡が史蹟や名所として知られていたことがわかります。

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関ヶ原古戦場発掘調査報告

関ヶ原古戦場発掘調査報告
編集:関ヶ原町教育委員会
発行:関ヶ原町教育委員会
発行日:1982年3月25日
ページ数:27P+図版15P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本報告書は関ヶ原町が国庫補助金及び岐阜県補助金を受けて実施した関ヶ原古戦場の遺構確認調査報告書である。調査は関ヶ原古戦場開戦地内に東西方向に幅4m・長342mのトレンチを設定し、遺構を確認することとした。」
有名な関ヶ原合戦場の発掘調査報告書です。現在も畑が一面に広がる景色ですが、当時史跡指定地ということもあって、圃場整備もままならなかったところ、この遺構確認調査によって許可されたようです。一日で決した合戦だったためか柵跡などもなにも発見されていないようです。300メートルを越えるトレンチは半年がかりという大規模なものでした。

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週刊真説歴史の道 第46巻 上杉鷹山 藩政改革者のお国入り

週刊真説歴史の道 第46巻 上杉鷹山 藩政改革者のお国入り
発行:小学館
発行日:2011年1月25日
ページ数:34P
定価:580円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
今号は上杉鷹山の江戸高鍋藩邸から米沢城までの道のりです。
小学館「真説歴史の道」専用サイト

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敗者にあらず前田利政

敗者にあらず前田利政
著者:野村昭子
出版社:北國新聞社
発行日:2009年8月
ページ数:139P
定価:1,429円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「「利家とまつ」の次男、前田利政。家康暗殺計画、京都での華麗なる交流など、利政と前田家の知られざる真実を紹介。また、尊経閣文庫初代編輯方・永山近彰が大正時代に記した「前田利政朝臣家傳」も掲載する。」
前田利家の次男利政の伝記。長男利長は加賀二代藩主として著作は少なくないが、利政は関ヶ原後に蟄居となったため、その一生についてはほとんど知られていない。地元にとっては貴重な歴史書です。
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