歴史群像 No.95 帝国海軍第二段作戦 解析上杉家の軍事システム

歴史群像 No.95 帝国海軍第二段作戦 解析上杉家の軍事システム
発行:学研
発行日:2009年5月6日
ページ数:200P
定価:933円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
現在も発売されている「歴史群像」の第95号。日本史の注目は「上杉家の軍事システム」「越後栃尾城」です。特集以外の内容が不明な場合が多いので目次を参考にして下さい。
歴史群像ホームページ
この書籍をAmazonで購入する

続きを読む 歴史群像 No.95 帝国海軍第二段作戦 解析上杉家の軍事システム

名古屋市秀吉清正記念館 館蔵品目録

名古屋市秀吉清正記念館 館蔵品目録
編集・発行:名古屋市秀吉清正記念館
発行日:2001年3月31日
ページ数:55P
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「当館は、豊清二公顕彰館の時代を加えると30年以上にわたって活動してきたことになります。その間に収集した資料は700点近くに及びます。平成3年に収蔵品目録を発行しておりますが、このたびその後の収集資料を加え、分類等も一部変更して新たに館蔵品目録を刊行することになりました。カラー図版を加え、館蔵資料の全貌を知っていただくよう努めました。」
秀吉清正記念館 刊行物ページ

続きを読む 名古屋市秀吉清正記念館 館蔵品目録

旗本木下家資料ハンドブック

旗本木下家資料ハンドブック
編集・発行:名古屋市秀吉清正記念館
発行日:2004年10月1日
ページ数:81P
定価:600円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「昭和42年、豊臣秀吉と加藤清正の生まれ故郷である名古屋市中村区に、この二人の武将の足跡を顕彰しようという地元の熱意により、名古屋市豊清二公顕彰館が設立されました。その開設にあたって、館の中核となるべき資料として収集されたのが、旗本木下家伝来の資料群です。」
同館の所蔵品の中心となる豊臣家関連の肖像画、装束、古文書、刀剣類などの資料集。ほぼ見開き2ページで、拡大写真と解説という構成になっており、全体写真が掲載されることが多い資料集では珍しい拡大写真がA5サイズという小冊子サイズの欠点を補っている。
秀吉清正記念館 刊行物ページ

続きを読む 旗本木下家資料ハンドブック

織田信長と岐阜

織田信長と岐阜
編集・発行:岐阜県歴史資料館
発行日:1996年3月、2001年3月復刻
ページ数:85P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「今回、刊行した『織田信長と岐阜』は、館蔵の信長関係文書と信長が美濃の武将や各地に発給した文書を紹介するものです。本書は、新出の文書四点を含み、戦前の『岐陽遺文』についで、戦後初の刊行となるものです。」

本書は織田信長発給文書を多数掲載している貴重な本です。
続きを読む 織田信長と岐阜

川中島の戦いと北信濃 武士・民衆もうひとつの真実

川中島の戦いと北信濃 武士・民衆もうひとつの真実
出版社:信濃毎日新聞社
発行日:2009年3月
ページ数:220P
編者:長野市民新聞
定価:1,600円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「一般庶民や農民は、川中島の戦いをどう生き抜いたのか。戦闘に追い立てられた農民の嘆きや戦いの社会的背景にスポットを当て、“もうひとつの川中島”を解明する。『長野市民新聞』連載を書籍化。」
最近は地元の中世史がさかんに研究されているが、本書も長野県北部地域の郷土書である。上杉謙信と武田信玄の争奪の舞台となった川中島にあって、地元部将たちの動向については近年急速に研究が進んでいるが、本として出版されているものは少ない。そういう意味でも本書は貴重な存在であり、元が新聞掲載記事であるので簡潔にまとめられている。
この書籍をAmazonで購入する この書籍を楽天ブックスで購入する この書籍をbk1で購入する

続きを読む 川中島の戦いと北信濃 武士・民衆もうひとつの真実

川中島先陣 柿崎景家 上杉謙信遺跡案内

川中島先陣 柿崎景家 上杉謙信遺跡案内
出版社:日本城郭資料館
発行日:1969年7月
ページ数:238P
著者:室岡博
定価:450円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「景家の居城のあった柿崎町に居られる室岡博氏は、はやくから郷土の傑士柿崎景家の研究をして来られたのでしたが、近頃、上杉謙信が多くの人々の関心を高めてゆくにつれて、謙信と景家をはじめ柿崎一族との関係について、事実とは大分違う理解がひろがってゆくのを憂えらて、ここに『柿崎景家』という一書を上梓されることになりました。」
戦国大名に関する研究書は多いが、その家臣となると近年こそ研究が進んできているが、当時の状況としては非常に珍しいものであったろう。柿崎景家は上杉謙信の家臣として、その戦場には必ず姿があったことは近年では知る人も多いが、その研究書は今でもほとんどない。本書はそういう意味では貴重な書であるが、古書としても流通量が非常に少ないのが残念である。
この書籍をAmazonで購入する

続きを読む 川中島先陣 柿崎景家 上杉謙信遺跡案内

高城戦記 九州の関ヶ原はどのように戦われたか みやざき文庫54

高城戦記 九州の関ヶ原はどのように戦われたか みやざき文庫54
出版社:鉱脈社
発行日:2008年5月
ページ数:182P
著者:山内正徳
定価:1,200円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「中世南九州における二大合戦、高城川合戦(耳川合戦)と高城合戦(根白坂の夜襲戦)が、この新納院高城でそのように行われたか。地元の地形などから見た合戦の様子などの記述は少ないように見受けられます。地元からみたこの二大合戦の戦況を、史料をもとに記述する。」
一年前に発行された大分県中世の郷土書ですが、こういう郷土書は学者が書く研究書とは違う視点も書かれていて興味深いですね。惜しいのはやはり宣伝力の弱さでしょうか。まだ一年しか経っていないのにほとんどのネット書店では売り切れ、さらに版元も売り切れ、それでも入手できた在庫の新書は2刷でしたので、地元ではそれなりに売れたようです。耳川合戦に興味ある方はおすすめです。
この書籍を楽天ブックスで購入する この書籍をbk1で購入する

続きを読む 高城戦記 九州の関ヶ原はどのように戦われたか みやざき文庫54

月刊歴史読本2009年6月号 特集徳川一族将軍家・御三家・御三卿実紀

月刊歴史読本2009年6月号 特集徳川一族将軍家・御三家・御三卿実紀
出版社:新人物往来社
発行日:2009年4月24日
ページ数:332P
定価:1,090円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
徳川家一門についての特集記事。折しも名古屋城検定を今月(5月)に控えてタイムリーな内容であった。
この書籍をAmazonで購入する この書籍を楽天ブックスで購入する この書籍をbk1で購入する

続きを読む 月刊歴史読本2009年6月号 特集徳川一族将軍家・御三家・御三卿実紀

「日本の黎明」翔ぶが如く展図録

「日本の黎明」翔ぶが如く展図録
編集・発行:「日本の黎明」翔ぶが如く展実行委員会
発行日:1990年
ページ数:63P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「平成2年NHK大河ドラマは、鹿児島県が生んだふたりの”英傑”西郷隆盛と大久保利通を軸に、幕末から明治へと日本の歴史の中でも異例の変革をとげた時代を描く『翔ぶが如く』を放送しています。本展は、大河ドラマ『翔ぶが如く』に関連して企画したもので、全国各地で開催しています。」

書評:
NHK大河に合わせて、福岡、北九州、宮崎、名古屋、大阪、岡山、東京、熊本、鹿児島、横浜で開催された展示会図録。カラー写真も多く掲載されています。
続きを読む 「日本の黎明」翔ぶが如く展図録

-春季特別展- 肖像画にみる加賀藩の人々

-春季特別展- 肖像画にみる加賀藩の人々
編集・発行:石川県立歴史博物館
発行日:2009年4月18日
ページ数:136P
定価:1,400円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本展は、加賀藩に関係する肖像画をとおし、先人の人々を偲ぶとともに、肖像画のもつ魅力にふれ、その歴史的意味を探る目的で企画いたしました。一人物で最も多く遺されているのが加賀藩祖前田利家の肖像画です。年代的にも幅広く、また形式も種々あります。そこで前田利家像を核として構成し、当主・妻たち・家臣団、それに学者・書家・僧侶・十村・肝煎・町人・茶人・職人・絵師・俳人・芸能人など、その後の人々の肖像画も幅広く網羅し、併せて下絵額も紹介します。」
本書は平成21年4月18日から5月26日まで同館で開催されている春季特別展図録です。加賀藩に関係する肖像画を集めた企画展であり、展示されている肖像画以外の肖像画も掲載されているので、同種の肖像画を比較しながら見ることができる。石川県立歴史博物館で購入できます。
石川県立歴史博物館ホームページ

続きを読む -春季特別展- 肖像画にみる加賀藩の人々