出版社:KKベストセラーズ
発行日:2010年1月26日
ページ数:160P
定価:680円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「勝つか負けるか、生きるか死ぬか。領土拡大、そして天下統一のために戦った戦国武将たち。『日本一の兵』と敵方までもが賞賛した真田幸村、茶や香に通じる文化人でもあった隻眼の勇将・伊達政宗の生き様は、時を超えて現代人を魅了する。大量の常備軍を備え鉄砲による革命的な戦をした織田信長、チーム体制で戦国最強の家臣団を作った武田信玄や、戦略を嫌いあくまで正攻法を好んだ上杉謙信の、智慧を尽くした合戦の裏側には、はたしてどんな事実が隠されていたのか?戦乱の世に命を掛けて信念を貫いた戦国武将たちの全貌に迫る。」
「入門」と冠しているものの、なかなか内容は充実しています。写真やイラストが豊富で目で楽しむ楽しさもありますね。
カテゴリー: 日本史
週刊真説歴史の道 第1巻 織田信長天下取りの道
発行:小学館
発行日:2010年2月22日
ページ数:38P
定価:250円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
小学館から新しいウイークリーブックの発売です。同社からは以前「週刊新説戦乱の日本史」というウイークリーブックが発売されていましたので、ラインナップはかぶります。戦国、幕末が多い中で、吉田松陰やお江は今年と来年のNHK大河を睨んだラインナップですね。小学館シリーズ得意の地図のわかりやすさは健在です。
小学館「真説歴史の道」専用サイト
週刊池波正太郎の世界09 真田太平記<二>
信長の美濃攻略史研究
発行:新美濃史学会
発行日:1976年9月1日
ページ数:134P
著者:松田亮
定価:1,700円 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「元来『永禄十年説』の論拠は、(1)斉藤竜興四家老連署状(中島文書)と、(2)『信長公記 首巻』『信長公記 巻一』の二点であって、信長の最終的な美濃支配の年次が永禄十年であるとの抜識は、尊畏遵挙すべきものの、その月日が八月一日であるという確証はいずれにも記載されていないのである。従って、単にこれら僅少な史料によって、容易に永禄七年八月一日の史実を抹消することは、聊か不十分であり、軽挙の謗を免れ得ないのである。・・・私は日本大学教授福地重孝博士の御指導のもと、多年にわたる該当古文書の渉猟発掘によって、今に到って、漸く、その真史の徹底的な究明を完了し得、ここに拙文を草して新学説を展開し、有縁の識者諸賢の御批判を、偏に仰がんとするものである。」
信長の岐阜城攻略の年について、永禄七年説と永禄十年説についての論拠を検証する論文集である。現在でも決着を見ない両説に興味ある方には面白いと思いますよ。
地図で読み解く戦国合戦の真実
出版社:小学館
発行日:2009年12月1日
ページ数:159P
監修:小和田哲男
定価:2,100円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「桶狭間の戦い、大坂の陣、上田合戦(第1次)といった、著名な14の戦いを取り上げ、古戦場の様子と合戦の経過を地図と写真を用いて詳述。合戦について学べる施設やゆかりの場所、合戦時の部隊編成表、戦国史年表なども掲載。」
合戦を紹介する本は多数これまでも発売されているが、数多くの合戦を紹介する本と本書は一線を画している。それは合戦ひとつひとつについて、現在の状況(遺構や石碑など)と比較して、当時の状況を浮き彫りにしようという姿勢によるものである。しかし、読んでみるとまだまだ掘り下げが甘いものもあり、まだまだ見るべきところは残っているぞ!と突っ込みたく記事もあるが、手軽に持ち運びができるところは評価できる。
歴史読本2010年3月号 特集戦国武将の美学
歴史街道増刊 大河 Vol.1
週刊池波正太郎の世界04 真田太平記<一>
NHK大河ドラマ 完全ナビムック 龍馬伝 別冊ザテレビジョン
出版社:角川マーケティング
発行日:2009年12月19日
ページ数:113P
定価:880円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
「NHK大河ドラマ「龍馬伝」の見どころから結末までを徹底ガイド! ひと目で分かる人物相関図&主要キャスト、坂本龍馬の表と裏に迫るQ&A、広末涼子・武田鉄矢のスペシャルインタビューなどを収録。」
2010年NHK大河ドラマ「龍馬伝」のナビ本。数社発行されるなかから、2008年「篤姫」、2009年「天地人」と角川ムックを購入してきたが、前2年の主要キャストの豪華インタビューから一転、本書では主役の福山雅治もなく、広末涼子と武田鉄矢の2人のみと寂しい内容となってしまった。これも景気悪化による経費削減の影響か?・・・・来年はまた豪華インタビューを望む!!
歴史群像 No.99 マレー進攻作戦 別冊付録アメリカ陸海軍戦闘機ガイド
発行:学研
発行日:2009年1月6日
ページ数:192P+別冊付録48P
定価:952円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
現在も発売されている「歴史群像」の第99号。日本史の注目は「下克上長尾為景」「播州姫路城」です。特集以外の内容が不明な場合が多いので目次を参考にして下さい。
歴史群像ホームページ