著者:野村昭子
出版社:北國新聞社
発行日:2009年8月
ページ数:139P
定価:1,429円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「「利家とまつ」の次男、前田利政。家康暗殺計画、京都での華麗なる交流など、利政と前田家の知られざる真実を紹介。また、尊経閣文庫初代編輯方・永山近彰が大正時代に記した「前田利政朝臣家傳」も掲載する。」
前田利家の次男利政の伝記。長男利長は加賀二代藩主として著作は少なくないが、利政は関ヶ原後に蟄居となったため、その一生についてはほとんど知られていない。地元にとっては貴重な歴史書です。
カテゴリー: 前田利家[利家とまつ(2002)]
前田氏戦記集 石川県図書館協会郷土叢書
高岡の名宝展 -前田家と瑞龍寺・勝興寺を中心に-
発行:高岡市美術館
発行日:2009年9月25日
ページ数:136P
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
開館10周年記念として開催された特別展の図録。前田利長、利常、そして瑞龍寺、勝興寺の宝物を一堂に見る事ができます。同館ミュージアムショップで購入できます。
北國文華 2008春 第35号
-春季特別展- 肖像画にみる加賀藩の人々
編集・発行:石川県立歴史博物館
発行日:2009年4月18日
ページ数:136P
定価:1,400円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本展は、加賀藩に関係する肖像画をとおし、先人の人々を偲ぶとともに、肖像画のもつ魅力にふれ、その歴史的意味を探る目的で企画いたしました。一人物で最も多く遺されているのが加賀藩祖前田利家の肖像画です。年代的にも幅広く、また形式も種々あります。そこで前田利家像を核として構成し、当主・妻たち・家臣団、それに学者・書家・僧侶・十村・肝煎・町人・茶人・職人・絵師・俳人・芸能人など、その後の人々の肖像画も幅広く網羅し、併せて下絵額も紹介します。」
本書は平成21年4月18日から5月26日まで同館で開催されている春季特別展図録です。加賀藩に関係する肖像画を集めた企画展であり、展示されている肖像画以外の肖像画も掲載されているので、同種の肖像画を比較しながら見ることができる。石川県立歴史博物館で購入できます。
石川県立歴史博物館ホームページ
利家とまつの生きた時代 戦い・くらし・女たち
編集・発行:石川県立歴史博物館
発行日:2002年4月20日
ページ数:154P
定価:1,900円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「利家とまつが生きた戦国時代後期の80年間は、300年の『平和』をもたらす近世国家が誕生するまでの、日本人がかつて経験したことのない”激動の世紀”でした。今回の企画展は、『戦い・くらし・女たち』の三つのキー・ワードをもうけ、多彩な伝世品と出土品に、利家とまつをとりまく時代の大きなうねりを語らせようとするものです。」
本書は平成14年4月20日から6月2日まで同館で開催された春季特別展図録です。NHK大河「利家とまつ」に合わせて開催されました。石川県立歴史博物館で購入できます。
石川県立歴史博物館ホームページ
百万石の大名展 前田育徳会・尊経閣文庫の所蔵品から
編集・発行:石川県立美術館
発行日:2009年2月15日
ページ数:116P
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「リニューアルオープンの締めくくりとして、前田育徳会が所蔵する文化財のなかから美術工芸品を中心に、その全貌を紹介する『百万石の大名』展を開催します。前田家の歴代藩主は、文化に対して深い関心を持った人物が多く、優れた文物の収集や育成が行われ、コレクションの大部分は散逸することなく同会の蔵品として今日に伝えられています。本展では、加賀百万石の基礎を築いた初代藩主前田利家から五代藩主前田綱紀までの加賀藩成立期の『歴史』とともに、三代利常が収集育成した幅広い美術工芸品を中心とした『文化』の両面から、加賀藩前田家を紹介いたします。」
現在石川県立美術館で開催中(平成21年2月15日~3月22日)の「百万石の大名展」の展示図録です。
前田利貞系 前田家略系譜
編集・発行:前田和貞
発行日:1980年6月1日
ページ数:134P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「私の家は、本文記載の通り、三百八十年続いている家系でありますが、過ぐる昭和二十年の戦災で、先祖伝来の位牌、家系図、古文書、家財のすべてを、東京西大久保の家で焼失しました。父も戦後間もなく他界し、家系の詳細については、家祖が利家公公子利貞である事と、祖父が大音家より養子に入った事、先祖伝来の長持ちの一つに、『桃之助様』と毛筆書きの紙が貼られていて、この方が本家から迎えた御養子である、と母から聞かされていた記憶以外には、何も分らず、墓所中の各墓石の主も十代以前のものについてはほとんどはっきりしない状態が続きました。」
本書の著者の家は、加賀藩初代前田利家の六男前田利貞です。戦災で文書類が焼失したこともあって本書をまとめたようです。元史料は金沢玉川図書館近世資料館に保管されているようです。