近江源氏と佐佐貴神社 近江守護佐々木一族の系譜 開館10周年記念展・平成14年度秋季特別展

近江源氏と佐佐貴神社 近江守護佐々木一族の系譜 開館10周年記念展・平成14年度秋季特別展
発行元:滋賀県立安土城考古博物館
発行日:2002年10月12日
ページ数:102P
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「佐々木氏は、宇多天皇の皇子敦実親王の系譜を引き、『近江源氏』『宇多源氏』の名で知られています。承平六年(936)に敦実親王の子雅信が源姓を下賜され、その孫成頼の代には一族が近江に下向したとされます。蒲生の地・佐々木庄を領した一族は、以後佐々木の姓を称するようになります。」
本書は、平成14年10月12日より11月10日まで開催された秋季特別展の展示図録です。貴重な資料の数々がカラー写真で掲載されています。残念ながら現在品切れです。
安土城考古博物館ホームページ

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紀伊半島の文化史的研究 一般研究(A) 研究成果報告書

紀伊半島の文化史的研究 一般研究(A) 研究成果報告書
編集・発行:関西大学
発行日:1986年3月
ページ数:147P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「関西大学の教授11名をもって研究組織を構成し、それぞれの得意とする役割分担を定めて、たとえば考古学から見た紀伊半島、紀伊半島における古代・中世・近世の文化、あるいは諸宗教の伝播、近世の海運・林業・漁業、近代の織物業、地域開発や戦時体制など、全歴史過程の諸問題をとりあげるとともに、民俗や建築をも加えて、常に個別的な研究にとどまることなく、総合的見地に立つことを旨とし、しかも必ずしも分担に拘泥することなく共同して研究を進めることとした。」
新しい指摘を含む研究報告書ではあるが、本書では端緒を紹介するのみで結論まで達していない論文がいくつかある。

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蒲生壱郡記 村高自社来田・城主旧跡伝 全

蒲生壱郡記 村高自社来田・城主旧跡伝 全
編集・発行:蔵王村 古澤喜左衛門
発行日:明治六年
ページ数:47丁
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
明治に発行された蒲生郡(滋賀県南部の安土町周辺)の寺社や城跡の由来をまとめた近世古文献。城跡としては、香津城、「」崎鼻城(1文字目読めず)、観音城(観音寺城)、八幡町古城跡(八幡山城)、中山城などが掲載されている。安土城は城跡ではなく、惣見寺(摠見寺)として掲載されている。

膳所六万石史

膳所六万石史
発行:立葵会
発行日:1983年8月初版
ページ数:302P
著者:竹内将人
定価:1,500円(当時)
オススメ度:★★★★☆
書評:
本書は滋賀県大津市にあった膳所藩に関して、真実にそってまとめられた良書である。当時発行されたばかりの大津市史第四巻の誤植に関する指摘も掲載され、膳所藩に関して調べる際にはまずあたるほうがよい書であろう。惜しいのは本書が非常に入手困難になってしまっていることである。
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第二回特別展 桑山一族の興亡 -桑山氏新庄入部四〇〇年記念展-

第二回特別展 桑山一族の興亡 -桑山氏新庄入部四〇〇年記念展
発行:新庄町歴史民俗資料館
発行日:2001年10月6日
ページ数:40P
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「平成13年は、近世大名桑山氏が新庄の領主として入部して、ちょうど400年にあたる記念すべき年です。今回の特別展では桑山氏発展の祖である重晴から、関ヶ原の戦い、新庄入部と領内経営、大坂の陣、桑山氏改易とその後の桑山氏の様子と、時代の流れにそって展示を構成しました。」

平成13年10月6日から11月18日まで同館で開催された展示図録です。カラーで古文献や合戦屏風、新庄城絵図などが掲載され、桑山氏に関しての貴重な資料集と思います。
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地域史再考 中世の加悦 城・市・町・信仰について

地域史再考 中世の加悦 城・市・町・信仰について
出版社:かもがわ出版
発行日:2009年2月初版
ページ数:121P
著者:和久田薫
定価:1,000円+税5%
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「丹後国の史料『丹後国御檀家帳』をもとにした新説に異議を唱え、新たな事実や視点を提示しながら、戦国期の個性的な地域像の実体を再構築する。安易な歴史理論や歴史ロマン主義への寄りかかりに警鐘を鳴らす。」
著者はいろいろな史料から地元の中世歴史に疑問を感じ、いろいろと調べた結果が本書である。そこに大きな地元愛を見ました。調査の過程で専門家に「そういうことは専門家に任せておけばよい」と言われたこともあったようだが、地元史は郷土史家の努力の上に成立していることも忘れてはいけないと思う。筆者の努力に拍手です!たぶん発行部数は少ないと思いますので興味ある方はお早めに。
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開館五周年記念特別展 関ヶ原の合戦

開館五周年記念特別展 関ヶ原の合戦
編集・発行:岐阜市歴史博物館
発行日:1990年7月2日
ページ数:133P
定価:不明
オススメ度:★★★★☆
書評:
「このたび岐阜市歴史博物館では、開館五周年を記念して、特別展『関ヶ原の合戦』を開催することとなりました。同合戦は日本全土を巻き込んだ戦いであり、関連する資料は全国に存在しています。本展覧会はそのうち、山口の毛利家をはじめとする広範囲の地域から、約100件の資料を集めて展観するものです。」
平成2年7月20日から9月2日まで開催された特別展図録。すでに絶版で価格はわかりませんが、関ヶ原合戦の資料集・写真集としても秀逸な出来だと思います。おすすめです。

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特別展信長 - 岐阜城とその時代 岐阜市制一〇〇年記念

特別展信長 - 岐阜城とその時代 岐阜市制一〇〇年記念
編集・発行:岐阜市歴史博物館
発行日:1988年9月9日
ページ数:128P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「岐阜市は、昭和63年7月に市制100年を迎えました。それを記念して信長とその時代にかかわる資料を全国から一堂に集め特別展『信長 - 岐阜城とその時代』を開催することになりました。今回出陳される資料は国宝一件、重要文化財十件を含む九十一件にのぼります。」
昭和63年9月9日から10月10日まで開催された特別展図録。すでに絶版のため当時の価格がわからないが、掲載されている写真も大きく、さしづめ信長写真集と言える物である。

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平成20年度秋季特別展 天下人を祀る -神になった信長・秀吉・家康-

平成20年度秋季特別展 天下人を祀る -神になった信長・秀吉・家康-
発行元:滋賀県立安土城考古博物館
発行日:2008年10月11日
ページ数:99P
定価:1,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「乱れた戦国の世を統一に導いた三人の天下人 -織田信長・豊臣秀吉・徳川家康には、共通点も多いと言われています。その一つが、それぞれが死去した後に、神として祀られるようになるという現象です。道なかばで京都本能寺で倒れた信長は、すぐには神になりませんでしたが、生前から神として祀られようとしていたことが、キリスト教宣教師の記憶に記されています。天下統一をなし遂げた秀吉は、京都東山に豊国大明神として祀られましたし、江戸幕府を打ち立てた家康は、東照大権現として日光をはじめ全国に鎮座しています。本展では、三人の天下人の神格化を巡る歴史や背景を、残された画像や資料から、考えてみたいと思います。」
本書は、平成20年10月11日より11月16日まで開催された秋季特別展の展示図録です。貴重な資料の数々がカラー写真で掲載されています。安土城考古博物館で購入できます。
安土城考古博物館ホームページ

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開館15周年記念 第35回企画展 信長と安土城 -収蔵品で語る戦国の歴史-

開館15周年記念 第35回企画展 信長と安土城 -収蔵品で語る戦国の歴史-
発行元:滋賀県立安土城考古博物館
発行日:2008年1月19日
ページ数:95P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「博物館の展示や普及活動の根本にありますのは、各博物館がそのテーマや目的に応じて収集・保管している資料に他なりません。当館でもこの十五年、購入や製作、寄贈および寄託を受けることにより、収蔵資料充実に努めてまいりました。しかしながら、これらの収蔵品はこれまで、一部を常設展示や特別展でご紹介することはあっても、全体像を展示しご披露する機会に恵まれませんでした。このたび、開館十五周年を記念して、収蔵する戦国・織田信長関係資料を用いて企画展を開催することといたしました。」
本書は、平成20年1月19日より3月30日まで開催された企画展の展示図録であるとともに、当館の織田信長、戦国時代関係収蔵目録です。貴重な資料の数々がカラー写真で掲載されています。安土城考古博物館で購入できます。
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