出版社:文芸春秋
発行日:2005年2月初版
ページ数:326P
著者:西ヶ谷恭弘、日竎貞夫
定価:880円+税
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
日本をテーマに活躍する写真家・日竎貞夫氏の写真に、城郭史研究の第一人者・西ヶ谷恭弘氏の解説を添えて、日本の名城100をガイド。松本城なら華灯窓、赤穗城なら庭園、熊本城なら石垣といった、この城を見るならここ、というポイントを日竎氏が写真で紹介し、西ヶ谷氏が城の見方を伝授します。史料として付した「主な城郭の分布地図」には100城以外の城郭も収め、城郭用語の解説も添えて、お城を楽しむ人必携!
全国の有名な城を100城紹介している。初心者向け。
カテゴリー: 城郭事典
マルチメディア日本の城図鑑 CD-ROM&BOOKマルチメディア図鑑シリーズ
出版社:アスキー
発行日:1997年10月初版
ページ数:45P+CD-ROM
監修:内藤昌
定価:5,800円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
CD-ROM収録のアスキーマルチメディア図鑑シリーズの城郭図鑑。CD-ROMは写真がメインだが、一部はナレーションが収録されている。写真は当時の圧縮技術の影響か、あまり画質がよくないようだ。なかでは、「五つの名城探訪」と「城あれこれ」が面白い。城あれこれの「城の比較」は面白い企画だが、8城では少し淋しい。また、城あれこれの「城クイズ」はCD-ROMならではの企画であろう。
現在は入手が非常に難しいのが残念。CD-ROM同梱では手放す人も少なく、古本としての買取も難しいであろうか。今回、幸いにしてCD-ROM未開封の状態の良い古本として入手できたのが幸運であった。
日本の百名城 失われた景観と旅の楽しみ ベスト新書108
出版社:KKベストセラーズ
発行日:2006年4月初版
ページ数:301P
著者:八幡和郎
定価:930円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
城下町を訪れると、白壁が輝く天守閣、たおやかな曲線を描く高い石垣、満々と緑の水をたたえた堀などに彩られた風景に魅せられ、そこに住む人々や文化まで気高く感じられる。日本人の誇りであり、また、心のよりどころである「百名城」を厳選し、その知られざる歴史エピソードと、在りし日の姿を再現するイラストで構成した、ファン待望のお城の本。「歴史的価値」「現状の城」「城下町」の三つの観点からの五つ星評価を付す。
著者の私的評価ながら五つ星評価をして、比較しやすくなっている試みはおもしろい。
城のつくり方図典
出版社:小学館
発行日:2005年3月初版
ページ数:255P
著者:三浦正幸
定価:2,800円+税
オススメ度:★★★★★
書評:
城地の選び方、石垣・天守・御殿などの築き方から、城下町のつくり方まで、「城をつくる」すべてがわかるまさに城郭の基礎知識辞典の決定版。写真や図版も豊富に使用され(ということから書名が「図典」となっているようだ)、パラパラと何気なく眺めているだけでも楽しみます。城に興味のある方はまず座右に備えておきたい1冊です。初心者・中級者にはおすすめです。
反面、コンパクトによくまとめられているため、上級者には物足りなさが残るかもしれない。城郭の紹介書籍ではありませんし、「城のつくり方」と名がつけられていますが建築書とも異なります。
復原図譜日本の城
日本名城図鑑 同一縮尺で見る城郭規模の比較
精選日本の名城 別冊歴史読本35
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出版社:新人物往来社
発行日:2006年3月初版
ページ数:171P
編集協力:有限会社リゲル社
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
全国の107城をセレクトした城郭事典。天守閣や模擬天守、石垣など城があった場所がわかる城郭を中心にしているが、写真が豊富に使用されているため、事典というより写真集と評したほうが適切かもしれない。