出版社:新人物往来社
発行日:2008年10月
ページ数:221P
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「幕末から明治初頭にかけて撮影された写真が垣間見せてくれる、在りし日の名城の雄姿。北海道の五稜郭から沖縄の首里城まで、日本全国の城郭古写真を未公開写真も含め一挙収載。城郭ファン待望のビジュアル・ムック。」
同社では以前何冊かの同種の特集本が組まれているが、今回は長崎大学付属図書館、文化財建造物保存技術協会の協力を得て、仙台城、小田原城、金沢城、彦根城、膳所城、丹波亀山城、大坂城、明石城、姫路城、熊本城に未公開写真を掲載している。
カテゴリー: 城郭事典
カラー版徹底図解 日本の城 城の歴史と構造、城をめぐる英雄たちの戦略・戦術
出版社:新星出版社
発行日:2009年1月初版
ページ数:191P
著者:中井均
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「日本全土に建造された城や城郭の中から、安土城・大坂城・江戸城など、約90の名城をピックアップして紹介。豊富な図版や写真によって、戦国時代の『土の城』から、近世城郭の『石の城』への変遷をたどる。 」
城郭事典といえる構成だが、今までと異なるのはただ日本国内の城を並べるという構成ではないところである。英雄の代表的城郭、合戦の舞台となった城郭など、その切り口が面白い。何でも詰めているから中途半端ということは全くなく、豊富な写真やイラストが見ていて楽しい。お城好きな初心者にはおすすめの一冊。
ビジュアル・ワイド 日本名城百選
別冊歴史読本 空から見た日本の名城
出版社:新人物往来社
発行日:2008年3月初版
ページ数:219P
編者:千田嘉博
定価:2,000円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「北海道の志苔館から沖縄県の今帰仁城まで、全国の代表的な中世・近世城郭を空から撮影。迫力の航空写真で、自然地形を巧みに使った設計、複雑な石垣や堀のライン、城の中央にそびえる天守といった城郭の全貌をつぶさにたどる。」
上空から見た城跡というのは普段簡単には見られないだけに不思議と惹きつけられるものがある。本書のような書籍は以前にもあるが、本書ではなるべく最新の航空写真を収集しようとしたようである。ただ眺めて見るのも良し、以前の書籍とどこが変わったか比べてみるも良し。欲を言えば、いつ頃撮られた写真なのか分かればもっと良いのだが。
古城・名城をエピソードで探る 日本の城事典
明治維新・廃城一覧
出版社:新人物往来社
発行日:1989年1月初版
ページ数:225P
著者:森山英一
定価:2,800円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、明治維新のとき、我が国に存在した城郭について、維新後の変遷と現状を、できる限り正確に記録しようとしたものである。近世城郭については、多数の文献が刊行されており、すでに研究が尽くされている感さえもあるが、維新後の変遷については不明なことが多く、殊に小藩の陣屋についての研究は不十分であって、本書の執筆に当たっても困難を感じることが多かった。」
明治維新により各班の城館や陣屋がどう利用されたかをまとめたもので、一覧で掲載されているのでちょっとしたときに調べるのに重宝する。残念ながら絶版で入手が困難な状態である。
古絵図、発掘・古写真が語る 戦国の城近世の城
戦国の山城 山城の歴史と縄張を徹底ガイド
出版社:新人物往来社
発行日:2007年10月初版
ページ数:159P
編者:全国山城サミット連絡協議会
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「戦国支配の拠点となった91の山城を徹底紹介。城の歴史のほか、所在地、指定の種類、問い合わせ先、築城年~廃城年、交通アクセス、調査・整備の状況、今後の構想などの情報を収録する。」
平成19年10月現在の全国山城サミット連絡協議会に加盟する62市町の紹介をしています。都道府県別にみると偏りがあるようですが、山城の整備状況の紹介を中心にしているようで、もっと山城の楽しみ方を紹介する方向がよかったのでは。こういう一般向け書籍では、縄張り図も大事だが、散策ルートなどを掲載したほうが面白そうである。そういう意味では中途半端な印象も残るので残念。
[決定版]図説・日本名城集 一度は行ってみたい城をオールガイド
日本100名城公式ガイドブック スタンプ帳つき
出版社:学研
発行日:2007年5月初版
ページ数:143P
監修:財団法人日本城郭協会
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
昨年、財団法人日本城郭協会で選定された「日本100名城」の公式ガイドブック。もちろん選定された100名城のデータを掲載している。巻末に6月2日から始まるスタンプラリーのスタンプ帳が付いていて、本誌の地図にはスタンプの位置が表示されています。このスタンプラリー最終がいつなのかということは今のところ発表されていないが、1年か2年かまわるのであれば早く入手してまわった方が良さそうだ。
日本城郭協会のホームページ