著者:福井健二
発行:日本古城友の会
発行日:1977年8月5日
ページ数:48P
定価:会員頒布
オススメ度:★★★☆☆
収録される城郭図・城下町図は、長篠城、桑名城、菰野陣屋、四日市陣屋、神戸城、亀山城、津城、久居陣屋、上野城、名張陣屋、松阪城、田丸城、鳥羽城
カテゴリー: 東海
鶴城記・西尾城由来書 西尾市岩瀬文庫叢書3
編集・発行:西尾市岩瀬文庫、西尾市教育委員会
発行日:2001年3月31日
ページ数:52P
定価:1,000円
オススメ度:★★★☆☆
「本書は西尾市岩瀬文庫所蔵「鶴城記」「西尾城由来書」の資料報告書である。上段に原文の翻刻、下段に意訳を掲載した。」
口絵の城絵が参考になる。
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岐阜城千畳敷遺跡井戸復元整備報告書 岐阜市教育文化振興事業団報告書第7集
編集・発行:岐阜市教育文化振興事業団
発行日:2000年11月
ページ数:14P
定価:不明
オススメ度:★★☆☆☆
「本書は、岐阜城千畳敷3次調査で検出された石積み井戸SE2の復元整備報告書である。」
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図説 駿府・伊豆の城
出版社:郷土出版社
発行日:1992年10月初版
ページ数:246P
監修:小和田哲男
定価:15,534円+税
オススメ度:★★★☆☆
「静岡県下には、古代末期の武士団の居館から、明治維新によって廃城となった近世の城まで、およそ750余の城館があったといわれている。この数は、遺構がはっきりしていなかったり、文献や地籍図なり土地の伝承等によって確認される数で、もちろん、今後の調査研究によって増えることは考えられるが、かつて、駿河・遠江・伊豆の三か国から成っていた静岡県域における分布状況は、全国的にみて平均的なところと思われる。さて、本書では、静岡県域のうち、駿河と伊豆二国を扱っている。駿河は、戦国時代、今川氏-武田氏-徳川氏と支配者が代わり、それぞれの戦国大名ごとに築城術も異なり、全国的な城郭史の研究の上からも注目されている地域のひとつである。」
書評:
駿府・伊豆地域の城館を概観する手引きとして最適な一冊となっているが、特に総論における時代的背景を含めた城館の推移の論考は役に立つものである。
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図説 遠江の城
出版社:郷土出版社
発行日:1994年9月初版
ページ数:207P
監修:小和田哲男
定価:13,592円+税
オススメ度:★★★☆☆
「遠江は城郭史の観点からみて、全国的にいっても注目すべきところである。今川・武田・徳川という、戦国時代を代表する三つの勢力がぶつかりあい、特に、武田・徳川の抗争にかかわって築かれた城は、戦国期城郭の最高傑作といっても決していいすぎではない。もちろん、そうした三大勢力以外の国人領主クラスの築いた城にもみるべきものは多く、遠江は中世城郭・近世城郭の宝庫である。さきに、同じく郷土出版社から私の監修で「駿河・伊豆の城」が上梓されたが、本書とあわせ、二冊で静岡県の城630城を取り扱ったことになる。現在確認されているところでは、静岡県の城はおよそ750であり、この二冊で、ほぼ全貌をつかむことができるのではなかろうか。」
書評:
同社の他の城シリーズに比べるとコラムが少なめで城郭辞典という性格が強い。総説は遠江国の城郭の変遷について、時代的背景とともにさっと外観できてとても良い。
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定本 三重県の城
出版社:郷土出版社
発行日:1991年11月初版
ページ数:257P
監修:樋田清砂
定価:15,534円+税
オススメ度:★★★★☆
「すでにまとめられた調査報告等とは別に、今回長年の研究成果の一端を刊行する運びとなった。本書は身近にどれほど多くの城館があったかを広く知っていただくため、登載数を増すよう配慮した。また、平易で親しみのある説明となるように心掛けた。記述や図面も、調査報告書などの厳密さや堅苦しさを避け、現況写真のほか古写真なども配し、さらに、航空写真と復元図と対比するなどの工夫も加えて、新しい特色が出るように努力した。」
書評:
同社の他の城シリーズとの違いは、城下町が作られたいくつかの大きな城館について地図の上に古地図の建物位置を配置した復元図があることです。この復元図が実際の城下町や敷地の大きさ、建物のあった位置を確認するのにとても役立ちます。ただ眺めているだけでも楽しいですよ。
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図説 美濃の城
出版社:郷土出版社
発行日:1992年7月初版
ページ数:268P
監修:林春樹
定価:15,534円+税
オススメ度:★★★☆☆
「本書は多年城郭の調査研究を重ねてきた成果の一端を発表するものであるが、これまで発表されたことのなかった城郭の縄張(構造)研究を軸とした内容が特色で、各地の城郭構造を築城者の立場から詳しく解説して城の本質に迫ろうとしたもので、県下では初めての試みといえるものであろう。そのうえ縄張図・図版・航空写真をはじめ、アングルの変わった写真・復元図などを可能なかぎり駆使し、誰にでも容易に城が理解できるよう、読んで見る本の編集に苦心を払ったつもりである。ただ、地域別の配分・紙数の都合・時間的制約などから、詳しい内容を割愛せざるを得なかった城郭もあり、これは止むを得ないことと思っている。」
書評:
美濃の城館辞典というべき内容になっています。紙面の関係で1つ1つの情報は多いとは言えませんが、辞典として概観するには適切な量です。
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定本 西三河の城
出版社:郷土出版社
発行日:1991年7月初版
ページ数:259P
監修:新行紀一
定価:15,534円+税
オススメ度:★★★☆☆
「江戸時代以来の研究で、西三河では三〇〇を超える中世の城館跡が確認されています。二度の天下取りに活躍した三河武士達の本拠で、軍事や生活の基盤でありました。それらを遺構・遺物、地図・絵図・文献史料など多方面から研究し、詳細な実測図・縄張図・復元図、さらに航空写真や景観写真を加えて、中世城郭の立体的把握を目指しました。近世になると西三河の城は岡崎・西尾・刈谷・挙母の四つになりました。近世城郭や城下町関係の資料を合わせて地域史研究の進展に役立つものをと心掛けました。」
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定本 東三河の城
出版社:郷土出版社
発行日:1990年7月初版
ページ数:245P
監修:高橋延年(三河城郭史談会会長)
定価:15,534円+税
オススメ度:★★★☆☆
「東三河地方は、戦国時代になると、土豪や国人層の輩出が著しく、一族の間で所領地の割拠性が強くなり、必然的に局地紛争も勃発し、そのため、多くの城砦がこの時代に創建されることになりました。しかも、そこには西三河の松平、駿河の今川、尾張の織田、甲斐の武田という、戦国時代に名を馳せた四強からの影響力を受け、離合集散を繰り返し、骨肉相争う壮絶な攻防をみてきたところであります。本書は、そうした時代の背景下にありながら、歴史の表舞台に登場することなく朽ち果てんとする城から、主要城址、また、落城に際して埋蔵金伝説を今に秘めた城までを収載しました。さらに縄張図や実測図、現状写真など多彩な図版を用いて視覚による理解を図りました。」
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定本 飛騨の城
出版社:郷土出版社
発行日:1987年9月初版
ページ数:200P
著者:森本一雄
定価:4,500円+税
オススメ度:★★★★☆
「山嶽重塁、平地の少ない飛騨の国は、古代から下国といわれた。この山峡で、南北朝期以後戦国争乱時代まで、永い歴史の中で繰り広げられた興亡変遷、つわものどもの夢のあとは、「城址」の年輪に滲み透る。流血と泥沼で彩られた遺蹟である。天正十三年、金森氏が統一、飛騨を領有するまで、古城に残る長く暗雲非常の歳月をけみした。かくして遺された祖先の古城跡を破壊損傷することなく、永久に保存し、子孫に伝えることは現代に生きる私どもの使命ではないかと考える。」
書評:
本書は飛騨地方の城館研究として決定版とも言える内容になっています。縄張り図のある城館も多いので、散策の手引きとしても最適ではないでしょうか。
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