三春城Ⅱ 本丸表門跡発掘調査報告書

三春城Ⅱ 本丸表門跡発掘調査報告書
編集・発行:三春町教育委員会
発行日:1993年3月
ページ数:88P(図版含む)
定価:1,500円(当時) 絶版
オススメ度:★★★☆☆
「江戸時代の三春城の姿を明らかにするために、まず本丸下の段にあったとされる表門(大門とも呼ばれていた)を発掘調査しました。その結果、間口が10.6m、奥行きが5.5mの大きな門とそれを囲む石組みの溝の跡が発見されました。また、門に葺かれた大量の瓦や釘なども出土しました。この門は表紙あるいは弘前城二の丸東門・南門のような二階建ての門で、当時非常に大きな門がお城山にたっていたことが確認されました。」
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三春城 総合調査報告書

三春城 総合調査報告書
編集・発行:三春町教育委員会
発行日:1991年3月
ページ数:88P+図版28P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「現在三春町は、町のシンボルとして、さらに活性化のために建築を期待する活用の要望と、歴史的価値を損なわないよう保存していくという、両面の課題に当面している。その検討の基礎となる三春城の歴史的価値、規模、自然環境など基本的なことについては明らかでない点が多い。まずはそれらの解明することが必要であり、そのための調査を専門家に依頼することとした。調査の目的と方法は大きく二つあり、一つは三春町史の調査を補足することで、これを三春町史執筆者に、二は三春城跡の範囲を確かめることで、これを城郭研究者に依頼した。」

書評:
近年まで続く三春城跡の発掘調査の端緒となっている報告書。文献史料報告書と遺構現況調査報告書を兼ねる構成となっている。
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虚空蔵大台滝遺跡 -主要地方道秋田御所野雄和線秋田空港アクセス道路整備事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書- 秋田県文化財調査報告書第416集

虚空蔵大台滝遺跡 -主要地方道秋田御所野雄和線秋田空港アクセス道路整備事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書- 秋田県文化財調査報告書第416集
編集・発行:秋田県教育委員会
発行日:2007年3月
ページ数:カラー図版8P+194P+図版59P+附図6枚
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「平安時代後半から中世にかけての城館が中心の遺跡で、高位の平坦部その南の斜面部、さらに南の沢地を挟んだ尾根部から、虎口・空堀・切岸・土塁・テラス状遺構・掘立柱建物跡(40棟)・礎石建物跡などが検出された。平坦部の台地縁辺では、多くの遺構を取り囲むように数条の柵跡が巡っていた。斜面部には東西5間×南北4間の掘立柱建物跡が上方の空堀と切岸の土砂に密閉された状態で見つかり、建物の造成面になるテラス状遺構の整地層からは、かわらけと関連して東濃産の灰釉陶器椀が出土した。付近からは銅製の小塔も見つかった。尾根部のテラス状遺構からは、11世紀後葉と考えられるかわらけがまとまって出土している。平安時代後半の清原氏一族に関連した遺跡と考えられる。」

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久保田城跡・藩校明徳館跡 -秋田中央道路建設事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書- 秋田県文化財調査報告書第412集

久保田城跡・藩校明徳館跡 -秋田中央道路建設事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書- 秋田県文化財調査報告書第412集
編集・発行:秋田県教育委員会
発行日:2006年3月
ページ数:カラー図版4P+94P+図版35P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「近世久保田城跡の城内中土橋及び両側の堀跡と、城外武家屋敷の調査成果を収めた。中土橋と堀の構築時期が判明した他、堀に関わる祭祀跡が見つかった。2つの遺跡からは、近世初頭から近代までの陶磁器をはじめとした、土製品・石製品・木製品などが多量に出土した。」

書評:
発掘場所は別に紹介している「東根小屋町遺跡」とすぐ傍です。遺跡の写真はよく似た場所を写しています。調査区域は比較的狭いので遺物は多くでていますが、遺構は土橋など少ないです。
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新屋敷遺跡 -一般国道13号湯沢横手道路建設事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書Ⅱ- 秋田県文化財調査報告書第389集

新屋敷遺跡 -一般国道13号湯沢横手道路建設事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書Ⅱ- 秋田県文化財調査報告書第389集
編集・発行:秋田県教育委員会
発行日:2005年3月
ページ数:カラー図版10P+146P+図版26P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「鎌倉時代の広大な居館跡の一角を調査。溝によって区画された掘立柱建物跡・竪穴状遺構・井戸跡・土坑・焼土遺構等を検出。律令型の掘立柱建物跡は秋田県内でも類例が少ない。遺物は12世紀末~13世紀を主体とし、中国産磁器や常滑産陶器の出土が特筆される。」
販売図書ページには「附図あり」となっているが附図はない。総ページ数も違ってます。巻頭のカラーページが多いです。調査記録がほとんどで歴史的な考察がないのが少し残念です。
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東根小屋町遺跡 -秋田県教育・福祉複合施設整備事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書- 秋田県文化財調査報告書第387集

東根小屋町遺跡 -秋田県教育・福祉複合施設整備事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書- 秋田県文化財調査報告書第387集 東根小屋町遺跡 -秋田県教育・福祉複合施設整備事業に係る埋蔵文化財発掘調査報告書- 秋田県文化財調査報告書第387集
編集・発行:秋田県教育委員会
発行日:2005年3月
ページ数:174P+図版20P+付図11枚
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「秋田市街地の中心部で発見された上級武士の屋敷跡。佐竹氏による城下町整備に伴い、低湿地帯を埋め立てて宅地造成されたため、地盤沈下と嵩上げ盛土をくり返し、旧秋田保健所の建物基礎内外に良好に遺存していた。日本海運でもたらされた初期伊万里を始めとする、16世紀後半~19世紀の陶磁器・木製品が多量出土した。」

書評:
発掘調査場所は大手門堀のすぐ傍である。附図として添付されている「久保田城下町 町割区画概略図」「秋田市街地に残る町割区画と旧町名」は大判で久保田城下町の様子がよくわかる。
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三春城下町関連遺跡発掘調査報告書(平成11年度) 三春城跡第3次調査・近世追手門前通遺跡群D地点 三春町文化財調査報告書第26集

三春城下町関連遺跡発掘調査報告書(平成11年度) 三春城跡第3次調査・近世追手門前通遺跡群D地点 三春町文化財調査報告書第26集
編集・発行:三春町教育委員会
発行日:2000年3月31日
ページ数:カラー図版8P+244P
定価:2,500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今回、報告するのは、平成5年度から6年度にかけて行った南町高齢者住宅建設工事に伴う三春城跡の第3次調査と、平成8年度から9年度にかけて行った保健センター及びシルバー人材センターの建設工事に伴う近世追手門前通遺跡群D地点のいずれも南町での発掘調査です。三春城跡では、中世の三の丸跡と推定される遺跡群や近世初期の大規模な建物群、秋田氏時代の重臣屋敷入り口の石組み遺構、近代の田村郡役所の土塁や排水溝など多くの遺構が見つかっています。近世追手門前通遺跡群では、縄文時代の住居跡や城下町建設以前の河川跡、中世から江戸時代初期の鋳物師たちの暮らした城下町の一画、秋田氏時代の重臣屋敷跡などが発見されています。」

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三春城跡Ⅳ 平成13・14・15年度試堀調査報告書 三春町文化財調査報告書第29集

三春城跡Ⅳ 平成13・14・15年度試堀調査報告書 三春町文化財調査報告書第29集
編集・発行:三春町教育委員会
発行日:2004年3月31日
ページ数:28P
定価:500円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「三春城の往時の姿を明らかにする目的で、平成13年度から15年度にかけて、城山の各所で測量と小規模な発掘調査を実施しました。その結果、戦国時代末期に地元の技術で積んだ石垣や、江戸時代初期に蒲生氏が豊臣政権の技術で築き上げた大規模な石垣などを発見しました。」

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三春城跡Ⅴ 平成16年度試堀調査報告書 三春町文化財調査報告書第30集

三春城跡Ⅴ 平成16年度試堀調査報告書 三春町文化財調査報告書第30集
編集・発行:三春町教育委員会
発行日:2005年3月31日
ページ数:13P
定価:300円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「今年は本丸上の段で試堀調査を行い、江戸時代の遺構では、殿様が本丸にいる時に使った建物である御座間や料理の準備をした台所の一部を発見しました。また、戦国時代に三春城が火災にあい、その後大規模な土木工事を行った跡も見つかりました。こうした成果から、本丸上の段には江戸時代の御殿の建物跡が保存されていることや、戦国時代に城が焼け、その後、大きな城に作り直されたことがわかりました。」

ページ数が少ないながらも本丸御殿の建物図などが掲載され、コンパクトにまとまっている。

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史跡弘前城跡保存管理計画書

史跡弘前城跡保存管理計画書
編集・発行:弘前市、弘前市教育委員会
発行日:1979年3月
ページ数:82P+付図1枚
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
「この史跡弘前城跡保存管理計画書は、昭和52年および53年度の2ヶ年継続で実施した史跡弘前城跡保存管理計画策定事業を集約した報告書である。」

書評:
弘前城の保存管理計画を立案するために収集された、弘前城の歴史や史跡整備計画についてまとめられている。特に、計画当時の昭和50年頃の弘前城の各場所の写真が多数掲載されており貴重である。
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