編集:史跡弘前城跡三の丸庭園発掘調査団
発行:弘前市、弘前市教育委員会、史跡弘前城跡三の丸庭園発掘調査団
発行日:1981年2月
ページ数:88P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「昭和54年度から2か年計画で調査が開始されたが、その後様々な問題を生じ、計画から3年延長した昭和58年度ようやくにして終結をみたのである。結果は喜ばしいものもあり、不明のまま判然とせず今後の調査研究に待たねばならないものもあった。しかしながら本調査の結果を基本に、昭和56年度から庭園整備工事も進められ、58年度同じく完成をみた。本書は、この三の丸庭園に関する調査と整備工事の概要をまとめたものであり、今後の研究に参考と成りうれば誠に幸いと考えるものである。」
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カテゴリー: 城館報告書 東北
三の丸庭園 史跡弘前城跡保存修理事業 三の丸庭園発掘調査報告書(Ⅱ)
編集:史跡弘前城跡三の丸庭園発掘調査団
発行:弘前市、弘前市教育委員会、史跡弘前城跡三の丸庭園発掘調査団
発行日:1988年10月
ページ数:152P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本報告書は、昭和49年以来実施した史跡弘前城跡保存修理事業を総轄報告した4分冊の内の2冊目で、特に昭和54年から58年まで実施した三の丸庭園の発掘調査と整備工事の概要をまとめたものである。」
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米沢城跡 第2次発掘調査報告書 山形県埋蔵文化財センター調査報告書第89集
編集・発行:財団法人山形県埋蔵文化財センター
発行日:2001年3月31日
ページ数:21P+図版2P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「今回の調査では、中世伊達氏時代の溝跡や、近世二の丸東大手門周辺に位置すると思われる堀跡の一部など、当時周辺地域の中心をなした米沢城の様子を窺わせる遺構が確認され、また当時の生活の一端を示す多様な出土遺物を得ました。」
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史跡若松城跡 干飯櫓・南走長屋復元事業報告書
編集・発行:会津若松市
発行日:2002年3月
ページ数:カラー図版4P+109P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本報告書は、史跡若松城跡総合整備計画の一環として、平成9年度~平成12年度に行った干飯櫓・南走長屋復元事業の報告書で、若松城の概要、復元に至るまでの調査研究、資料、実施概要、記録写真、図面などを収録したものである。」
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盛岡城跡 昭和59年度発掘調査概報
発行:盛岡市教育委員会
発行日:1986年3月31日
ページ数:43P+図版12P+附図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★★☆
「築城から400年近い歳月、石垣は盛岡の発展を見まもってきましたが、記念石垣のいたみがめだちはじめ、これの解体修理を実施することになりました。まさに昭和の大修理ともいうべき大規模な工事です。工事に先立ち発掘調査も実施することになり、これまで文献や絵図でしかうかがうことのできなかった盛岡城に初めて発掘というメスがいれられることになったわけです。その調査成果は各方面から注目をあびているものと思いますが、この報告書は昭和59年度分のものです。」
書評:
調査により石垣遺構は4期にわかれ、3期に石垣が積まれているようです。石垣修理の初年度分報告であり、城郭平面図が掲載されています。
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第6回北日本近世城郭検討会 東日本大震災による城郭の被災
編集:北日本近世城郭検討会 仙台大会事務局
発行:北日本近世城郭検討会
共催:仙台市教育委員会、仙台市博物館
発行日:2011年8月21日
ページ数:68P
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
「この度稀有の3.11大震災では、東日本の領域で前例のない損害を被りました。この機に本会設立の趣旨に沿い、各城郭の被災の実態とそこからわかった問題点、修復石垣の有効性などを報告し、会員はじめ石垣修復技能者・土木技術者・広く市民共ども情報を共有し、復旧の一助となるよう期待致します。」
書評:
東日本大震災によって多くの文化財も崩壊しましたが、人命第一なのでこうした情報がなかなか入ってこないところが少しもどかしかったです。本書では東北の主な城跡について地震による被害情報を報告しています。石垣の崩壊がやはり多いですね。モノクロですが多くの写真も掲載され、状況が把握できます。
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西方館 中世城館跡発掘調査報告書 三春町文化財調査報告書第13集
編集:建設省三春ダム工事事務所、三春町教育委員会
発行:三春町教育委員会
発行日:1992年3月30日
ページ数:58P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「戦国時代の三春は、三春城を居城とする田村氏によって治められていました。西方館は、「西方水かけまつり」で有名な西方集落の東の山頂にある山城で、地元では霧館と呼んでいます。この城は、三春南部の2つの重要な道筋が合流する地点にあるために、本城三春城の南方を支える重要な城だったようです。今回西方館のほぼ全域を発掘調査いたしましたが、土塁や建物跡が発見され、当時の城の様子がかなり明らかとなりました。建物の一部については、復元してみましたので、当時の城のおおよその姿は偲んでいただけると思います。」
書評:
西方館は山頂にある館跡でありますが、実際に住んだ場所ではなく、戦闘時の砦跡のようです。城がまるごと残っていることから、この地方の臨時用砦跡の貴重なサンプルです。
根城 本丸の発掘調査 八戸市埋蔵文化財調査報告書第54集
編集:八戸市教育委員会
発行:八戸市教育委員会
発行日:1993年3月31日初版、2001年6月1日第二版
ページ数:211P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「史跡根城跡は、北奥の中世を代表する南部氏の城館跡であり、その長い歴史は、現在、国の重要文化財となっている「南部家文書」などをひもとくことによってあらましを知ることができます。昭和47年から史跡の公有化とともに、史跡公園として積極的活用を図るという計画が立案され、史跡整備の基礎資料を得るため、昭和53年から本丸の発掘調査に着手しました。発掘が進むにつれ、私どもの中世城館に対する認識の甘さと、幾度となく建て替えられた建物のもつ歴史の重さを痛感するようになりました。試行錯誤で続けた発掘調査は補足調査まで加えると12年という年月を要していました。しかし、この調査によって本丸の当時の姿が現在に蘇り、中世史研究の上で大きな成果をあげることができました。」
書評:
何度も建て替えられた建物跡は全17期、老朽化のためか、騒乱による火災のためか、いずれにしても興味深い調査結果です。大判の付図がとても参考になります。
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渋川館跡調査報告書 双葉町埋蔵文化財調査報告第五冊
編集:大竹憲治、吉田高光
発行:双葉町教育委員会
発行日:1987年3月30日
ページ数:12P+図版9P+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「今回調査した渋川館につきましては「奥相秘鑑」二に城代木幡大隅清定の名がみえる、館跡として周知しておりましたが、土地改良総合整備事業の一環として館跡北端が削平されることになり、六十一年十月一日より一ヶ月の日程で緊急調査を致しました。その結果、井戸・帯曲輪と物見台が発掘されました。」
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小峰城(白河城)二の丸跡地区発掘調査報告 白河市埋蔵文化財調査報告書第18集
編集:白河市教育委員会、建設省東北地方建設局
発行:白河市教育委員会
発行日:1992年9月
ページ数:64P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「市民に親しまれている小峰城は、結城親朝が築造した土塁の平山城を寛永年間丹羽長重によって大改修されたものであります。その後戊辰戦争によって主な建物はすべて焼失しましたが、平成3年には本丸跡に三重櫓が復元され、現在前御門の建設にとりかかっているところであります。このたび、国の合同庁舎建設に伴い二之丸跡地の発掘調査を実施したところ内堀、外堀が検出されているところでありますので、ここに調査の結果を刊行します。」
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