出版社:名著出版
発行日:1977年1月初版
ページ数:176P
著者:相田二郎
定価:780円(当時)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書に収めた相田二郎『小田原合戦』の論稿の原文は、相田先生が、昭和十三年三月三十日に完成されたもので、高柳光寿編『大日本戦史』に発表されたものである。五千部が出版されている。今回『小田原文庫』の第一冊目として、本書を公刊するに当っては、当用漢字や仮名遣などの一部の訂正にとどめ、そのほかは、つとめて先生の文意を再現することに努めた。」
カテゴリー: 豊臣秀吉[秀吉(1996)]
長浜市制60周年記念行事 「豊臣家」シンポジウム資料
発行:長浜市
発行日:2003年8月初版
ページ数:69P
編集:長浜文化財シンポジウム実行委員会
定価:1,600円(5%税込)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
2003年8月に長浜市で行われた「豊臣家シンポジウム」の資料ですが、まとめではなく当日の配布資料だと思います。フルカラーで写真が掲載されていますが、文章は講演の前提資料のためか、これだけ読んでも理解できない部分も多々あります。
本書は長浜城歴史博物館で購入できます。
長浜市長浜城歴史博物館ホームページ
長久手合戦 完
長久手町史 資料編六 中世 長久手合戦史料集
発行・編集:長久手町
発行日:1992年10月初版
ページ数:1186P
定価:5,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
地元自治体による長久手合戦に関する文献を収録した史料集。文献が中心なので、ほとんど絵図がない。これだけの文章を読みこなすのは相当に骨の折れることであるが、長久手合戦研究には必携の一冊。
町役場、郷土資料館のほか、郵送でも購入できる。
長久手町史刊行物一覧ホームページ
秀吉の天下統一戦争 戦争の日本史15
出版社:吉川弘文館
発行日:2006年9月初版
ページ数:276P
著者:小和田哲男
定価:2,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「本書は、私(著者)が豊臣秀吉について論じた五冊目の単著となる。それぞれの本でも、当然のことながら秀吉の合戦履歴にふれてはいるが、合戦そのものを中心に論じたものではなかったため、合戦の事実関係、具体的な経過にふれても、その合戦が、秀吉の天下統一の過程でいかなる意味をもつのかといった大局的な見方はほとんどできなかった。その意味で、本書は、私にとっても秀吉という人物を見直すよい機会だったと思っている。本書は、近年の発掘調査の成果なども盛りこみながら、現時点における私の研究の到達点を示したつもりである。また、新しい史料が発見され、そのことによって事実関係が新しく明らかになった点がいくつかあったことはもちろんであるが、逆に、これまで通説とされてきたことに対し、史料の見直しを通して、疑問を呈し、検討を加えた箇所も少なくない。」
日本の歴史における戦争・内乱を採り上げ、戦争の原因・過程・被害・結果を通して、人間にとって戦争とは何であるかを考える素材を提供しようとする、吉川弘文館発行の「戦争の日本史」第15巻。本書は第1回配本となります。
信長の城・秀吉の城
出版社:サンライズ出版
発行日:2007年3月初版
ページ数:249P
編者:滋賀県安土城考古博物館
定価:1,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
本書は、滋賀県安土城考古博物館の平成18年度秋季特別展「信長の城・秀吉の城 -織豊系城郭の成立と展開-」の記念シンポジウムおよび開催期間中に行われた博物館講座の記録集である。第一部と第二部は、平成18年10月15日に開催した記念シンポジウム、第三部は同年10月29日に開催した「博物館講座 熊本県麦島城跡の調査」および11月3日の「博物館講座 山梨県甲府城跡の調査」の記録を編集したものである。
誌面の制約もあろうが、巻頭の写真を別にして写真はモノクロである。鮮明な写真であるので、金箔瓦などの出土品は尚更カラーであったならと思う次第です。
七本槍の古戦場 賤ヶ岳戦跡誌
月刊歴史読本2005年8月号 織田・豊臣・徳川家家臣団出自・系譜・人物総覧
発行元:新人物往来社
発行日:2005年7月発行
ページ数:294P
定価:1090円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
月刊歴史読本2005年8月号。織田・豊臣・徳川家とそれに仕えた家臣団の系譜・人物を掲載している。
小和田哲男氏の「戦国三代英雄はなぜ「愛知」から輩出したのか」はよくある戦力面から分析するのではなく、尾張・三河国の土地的優位性から分析している点が面白い。
月刊歴史読本ホームページ