宮崎館遺跡等範囲確認調査概報 -第2次- 諫早市文化財調査報告書第9集

宮崎館遺跡等範囲確認調査概報 -第2次- 諫早市文化財調査報告書第9集
編集・発行:諫早市教育委員会
発行日:1988年3月31日
ページ数:45P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本書は、昭和61年度より実施している『宮崎館遺跡等範囲確認調査』に係る第2年次の調査概報である。宮崎館遺跡等は標高247mを測る金比羅山から派生して北側に延びる丘陵先端部、及びその地先の低平な泥質地に存在する。この泥質地は有明海の湾奥部の西寄りに位置し、諫早湾或いは泉水海と呼称されている。」
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亀丸城跡(伊作城本丸跡) 吹上町埋蔵文化財発掘調査報告書(13)

亀丸城跡(伊作城本丸跡) 吹上町埋蔵文化財発掘調査報告書(13)
編集・発行:吹上町教育委員会
発行日:1999年3月
ページ数:54P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「亀丸城跡は皆様も御承知のとおり、島津忠良(日新)公を初めとする伊作島津家10代の居城として知られています。平成4年は日新公の生誕500年に当たり、町では記念行事を行いました。その事業の一環として亀丸城の発掘調査を平成5年に行いました。町民の関心の高い伊作島津家の人々がどのような生活をしていたのか、調査ではその一端が明らかとなり、このたび報告書を刊行する運びとなりました。」
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西原遺跡・塩付遺跡・松山城跡 平成4年度諸開発に伴う町内遺跡発掘調査報告書 川南町文化財調査報告5

西原遺跡・松山城跡 平成4年度諸開発に伴う町内遺跡発掘調査報告書 川南町文化財調査報告5
編集・発行:川南町教育委員会
発行日:1993年3月31日
ページ数:17P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「本年度については、諸開発計画策定等に伴って遺跡の範囲・性格をより正確に把握するための試堀調査を4件行っております。その結果として、塩付遺跡の第2次試堀調査においては、縄文時代早期の黒曜石剥片・敲石・石皿の出土があり、松山城跡の試堀調査においては、空堀底で暗渠状遺構及び路面遺構の確認ができました。」

書評:
松山城は6ページの報告であるが、大友氏の日向侵攻に関係する城ということで貴重な報告書と言える。
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伊作城跡 地方特定道路整備事業(麓工区)に伴う埋蔵文化財発掘調査事業報告書 吹上町埋蔵文化財発掘調査報告書(15)

伊作城跡 地方特定道路整備事業(麓工区)に伴う埋蔵文化財発掘調査事業報告書 吹上町埋蔵文化財発掘調査報告書(15)
編集・発行:吹上町教育委員会
発行日:2003年3月
ページ数:76P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「かつて吹上町南部一帯を支配した伊作島津家の居城伊作城は、その規模の大きさと戦国島津氏発祥の地として広く知られています。島津忠良は伊作島津家最後の当主で、島津本家の当主になった息子貴久を助け、島津一族の内紛を治め、弱体化した島津本家の立て直しに大きく貢献しました。歴史の大きな舞台になった伊作城ですが、日常の生活や、どんな建造物が建っていたのか、といったことはよく分かっていません。今回伊作城跡の発掘では、柵と思われる遺構が発見され、戦時の備えの一端が窺えました。」

道路建設に伴う遺構調査である。多くの遺構が発見されている。
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穆佐(むかさ)城跡 穆佐城跡保存整備に伴う埋蔵文化財発掘調査概要報告書(Ⅰ) 高岡町埋蔵文化財調査報告書第33集

穆佐(むかさ)城跡 穆佐城跡保存整備に伴う埋蔵文化財発掘調査概要報告書(Ⅰ) 高岡町埋蔵文化財調査報告書第33集
編集・発行:高岡町教育委員会
発行日:2004年3月31日
ページ数:18P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「穆佐城跡は、南北朝時代から約280年近い歴史を持つ山城で、南九州の中世史を語る上で重要な位置をしめております。特に、南北朝時代には北朝方の九州の拠点的存在となり、幾たびとなく戦場の舞台になったところでもあります。高岡町は平成8年度に『穆佐城跡保存整備基本計画』を策定し、穆佐城の歴史的な公園整備を進めてきているところであります。そのような中、平成14年3月には国指定としての指定を受け、今年度からは『穆佐城跡保存整備事業』として、保存整備計画の見直しを行い、合わせて発掘調査を実施しております。今年度の調査では、穆佐城内西側の曲輪で通路状の遺構が検出されております。」

本書の対象調査では遺構が少しでていますが、遺物はほとんど出ず、使用された時期の特定には至らなかったようです。
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尻無城跡

尻無城跡
編集・発行:瑞穂町文化財保護協会
発行日:1991年3月30日
ページ数:17P+図版9P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「瑞穂町には七つの城跡が伝えられている。①尻無城(通称古城) ②伊古城(中世) ③杉峰城(中世) ④大河城(中世) ⑤高田城(中世) ⑥岡城(中世 別名夏峰城) ⑦鍵峰城(中世 別名宿城)である。いずれも中世の城跡であり、城郭の規模や様子はまったくわかっていない。中でも、尻無城については、城主が誰であったかすら不明である。このたび新農業構造改善事業基盤整備栗林農道整備事業のため、県文化課に緊急発掘調査を依頼した。中世の城がどんなものであったか、その一部でも解明できればというほのかな期待もあった。しかし城跡の周辺部分であったため、本体にふれることなく終ったことは残念でもあったが、後の報告書に示されるように、縄文晩期の土器片の出土により、かなり古くから先人の生活の営みがあったことは驚きの一つである。」
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日輪城(恒吉城)跡 急傾斜崩壊対策工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 第1次調査

日輪城(恒吉城)跡 急傾斜崩壊対策工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 大隅町埋蔵文化財発掘調査報告書20
編集・発行:鹿児島県大隅町教育委員会
発行日:2000年
ページ数:54P+図版25P+付図1枚
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「日輪城(恒吉城)は大隅町恒吉に所在する山城です。恒吉地区には現在県内最古となった石橋である太鼓橋をはじめとする貴重な文化遺産が多く残り、住民の方々の文化財に対する関心も多大なるものであります。この地域の台地は、姶良火山の爆発による火砕流であるシラスによって構成されているため侵食に弱く、日々崩落の危険にさらされております。日輪城(恒吉城)跡付近も例外ではなく、貴重な人命を守り、同時に文化遺産の重要性を認識するため、防災工事とこれに伴う埋蔵文化財発掘調査を実施することになりました。調査の範囲は城のごく一部ではありましたが、本文にもありますとおり多くの遺構がみつかり、実態が不明瞭であった日輪城(恒吉城)跡の姿がおぼろげながら見えてまいりました。」

書評:
防災工事に伴う発掘調査であるが、炉状遺構がたくさん出ている。付図は発掘調査地図の拡大版です。炉状遺構について周辺城跡との比較がされています。
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水城跡2 -第28・30・31・34次調査-水城跡環境整備報告 太宰府市の文化財第67集

水城跡2 -第28・30・31・34次調査-水城跡環境整備報告 太宰府市の文化財第67集
編集:発行:太宰府市教育委員会
発行日:2003年1月初版
ページ数:89P+図版12P+付図1枚+CD-ROM1枚
定価:非売品
オススメ度:★★★☆☆
「水城跡は、日本の歴史上重要な遺跡として、大宰府跡や大野城跡とともに国に特別史跡に指定され、大切に保存されています。この報告書はその水城跡周辺で平成10~12年度にかけて行われた発掘調査成果をまとめたものです。その中でも第31次調査では、九州では珍しい平窯が見つかるなど貴重な発見がありました。また、平成13年度には大宰府市国分側の土塁下に管理用通路を整備し、水城跡の管理に寄与することはもちろん、長年の懸案でありました土塁崩壊の予防にも繋がるものとなりました。」

書評:
本書は、九州大宰府近くの水城跡の発掘報告書です。水城全体の詳細な計上を確認できる地図を付図として、発掘調査の写真をCD-ROMとして添付されている複合報告書となっています。
水城は、吉松丘陵と大城山の間で、最も狭い個所に築造された土塁のことで、「日本書紀」天智天皇三年是歳条に「築大堤、貯水、名曰水城」という記事から、この土塁が664年築造された水城と言われています。「城」と付いていますが、「みずじろ」ではなく「みずき」と読みます。朝倉一乗谷など谷間の城下町の入口に置かれた「城戸(きど)」などと役割は同じ、防衛線の建造物となります。しかし、その規模は非常に大きく、谷間に築かれた砦と言えるでしょう。
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建昌城跡 「姶良町歴史と憩いの森公園」整備計画に伴う平成11~13年度発掘調査概要報告書 姶良町埋蔵文化財発掘報告書第8集

建昌城跡 「姶良町歴史と憩いの森公園」整備計画に伴う平成11~13年度発掘調査概要報告書 姶良町埋蔵文化財発掘報告書第8集
編集・発行:姶良町教育委員会
発行日:2002年3月31日
ページ数:49P
定価:1,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「本町では、山城跡の約7割を町史跡に指定し保存すると同時に、『(仮称)歴史と憩いの森公園』整備計画を策定し、平成11年度から法面の防災工事とあわせて公園構想に伴う発掘調査を実施してきました。本報告書は平成11~13年度に町教育委員会が実施した発掘調査の成果の概要をまとめたものです。調査の結果、建昌城跡が中世だけではなく、縄文時代草創期・早期の豊富な遺構・遺物を埋蔵していることが明らかになりました。」
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国指定史跡怡土城跡 前原市文化財調査報告書第94集

国指定史跡怡土城跡 前原市文化財調査報告書第94集
編集・発行:前原市教育委員会
発行日:2006年3月31日
ページ数:110P+図版24P+付図2枚
定価:1,200円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
「怡土城は前原市と福岡市とが境を接する高祖山西斜面一帯に築城されました。その築城に関して『続日本紀』には天平勝宝8年(756)6月から神護景雲2年(768)2月までの約12年の歳月を要したことが記されています。この怡土城の所在する高祖山は自然遊歩道が設置され、軽登山のメッカとして市民に親しまれています。自然遊歩道は怡土城の土塁上に設置されているために、現時点におきまして、計6ケ所の礎石群を見学しながら登山することができます。さらに高祖山の頂上部には中世の『高祖城』も所在し、古代のみならず中世の石塁・礎石なども堪能できます。本書は昭和47年から現在にいたるまでの怡土城に関する主な発掘調査の成果を整理したものです。」

書評:
朝鮮式城郭の怡土城の単年度の発掘調査報告書ではなく、これまでのすべての発掘調査を整理したもの。怡土城に関する調査のすべてを把握できます。本書は、伊都国歴史博物館で購入することができます。同ページには、平成11年度秋季企画展示図録「怡土城とその時代」、前原市文化財報告書 第85集「高祖城」も販売されていますが、現時点では品切状態でした。郵送の場合は、代金を現金書留か郵便小為替で送り、冊子小包着払いで送料360円となります。
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