唐沢山城と佐野氏 佐野市制5周年記念・第52回企画展

唐沢山城と佐野氏 佐野市制5周年記念・第52回企画展
編集・発行:佐野市郷土博物館
発行日:2009年10月10日
ページ数:95P
定価:1,470円(税込5%)
オススメ度:★★★☆☆
「唐沢山城は、越後の上杉氏、小田原の北条氏らの強力な勢力に囲まれながら戦国の世を生き延びた佐野氏の居城であり、本丸に残る堅牢な高石垣は東日本では数少なく、関東七名城の一つにも数えられています。また、本丸跡には唐沢山神社があり、その一帯は『唐沢山県立自然公園』に指定され、市民の憩いの場ともなっています。本展示会は、唐沢山城や佐野氏について、古文書、出土品、遺品等により詳しく紹介し、唐沢山城跡の国指定史跡化に向けた気運を高めるものです。」

書評:
佐野市郷土博物館で平成21年10月10日から11月23日まで開催された展示図録。展示図録として作成されたものですが、市制5周年ということで力の入った内容となっており、唐沢山城について十分参考になる内容となっています。
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開館20周年記念特別展 町を放火候なり 信長池田城合戦と畿内制圧

開館20周年記念特別展 町を放火候なり 信長池田城合戦と畿内制圧
編集・発行:池田市立歴史民俗資料館
発行日:2000年10月20日
ページ数:39P
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
「わたしたちが住む池田は、池田氏やその居城である池田城に象徴されるように、古くから北摂の要衝としての位置を占めてきました。また、今春、その池田城跡が城跡公園として整備され、ひろく皆様に憩いの場として、ご利用いただけるようになりました。ここに本展を開催いたしますことは、池田の歴史的特性をみつめなおすよい機会ではないかと考えます。」

書評:
池田城が城址公園として整備されたことを記念して開催された企画展の図録。カラーページは少ないが、貴重な資料が掲載されている。
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風雲 肥前戦国武将史 -戦国武将伝と山城散歩-

風雲 肥前戦国武将史 -戦国武将伝と山城散歩-
出版社:佐賀新聞社
発行日:1995年1月1日
ページ数:426P
著者:木原武雄
定価:2,427円+税 絶版
オススメ度:★★★★☆
書評:
「一色、今川、渋川、松浦党、龍造寺、神代、筑紫・・・。肥前を舞台に活躍した戦国武将たち。攻防の拠点となった城の構造、実態を長年の調査で解明し、彼らの盛衰をたどる。城郭想定法(学)と歴史発見。」
この本はスゴイです。「山城散策」と軽い題名となっているが、佐賀県を中心に300以上の中世城郭が掲載され、それに縄張り図や写真、解説が付いているのです。これを一人調査し、まとめた著者の木原さんもすごいですが、地方出版社が扱う内容でもないですね。あまり売れそうにない・・・。ということもあるのか、佐賀県の城郭調査には又とない内容の本ではあるのですが、現在入手が難しいです。今城ブームが再来しているので再販してくれるとうれしいですね。
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世界遺産 琉球王国のグスク及び関連遺産群

世界遺産琉球王国のグスク及び関連遺産群
発行:「琉球王国のグスク及び関連遺産群」世界遺産登録記念事業実行委員会
発行日:2001年2月8日
ページ数:199P
編集:沖縄県教育庁文化課
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
世界遺産になった記念誌として作成されたもの。第二章の遺跡写真がきれいです。

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首里城 -その歴史への誘い-

首里城 -その歴史への誘い-
編集・発行:沖縄県
発行日:1992年10月30日
ページ数:23P
編集:金曜会
定価:不明
オススメ度:★★★☆☆
書評:
首里城復元を祝して発行された首里城の歴史に関する小冊子。写真・図版による首里城の紹介ガイドとして利用できます。
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平成21年度特別企画展 肥前名護屋城と「天下人」秀吉の城

平成21年度特別企画展 肥前名護屋城と「天下人」秀吉の城
発行:佐賀県芸術文化育成基金
発行日:2009年10月9日
ページ数:135P
編集:佐賀県立名護屋城博物館
定価:1,470円(5%税込)
オススメ度:★★★★☆
書評:
「今回の秋季特別展では、特別史跡「名護屋城跡並びに陣跡」の発掘調査成果や「天下人」の城の原点である織田信長の築いた安土城、天守や石垣などに象徴される城のイメージを定着させた「天下人」秀吉の築いた大坂城・聚楽第・石垣山城などを文献資料・美術資料・考古資料を織り交ぜながら展示紹介します。」
平成21年10月9日から11月23日まで名護屋城博物館で開催された特別企画展の図録ですが、フルカラーで発掘調査の結果写真が多数掲載されており、秀吉関連の城跡を概観する意味でもとてもよい資料集となっています。なかなか現地には行けないので、六一書房で購入しました。

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日本の名城 都道府県別ベスト10 新人物文庫

日本の名城 都道府県別ベスト10
出版社:新人物往来社
発行日:2010年1月9日
ページ数:283P
編者:中井均
定価:700円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「村の城から天下人の城まで、お城は日本全国には四万以上あるともいわれている。歴史性・残存度・縄張り・シンボル性・交通アクセス・登城難易度をものさしとして、歴史の宝庫であるお城の都道府県別ベスト10を初めて掲載!また、お城を構成している石垣・櫓・虎口・塀・土塁など10の遺構パーツも初めてランキングし、見所が一目でわかる。本書を片手に訪ねれば、お城の特長が体感でき、歴史がもっと楽しく、面白くなる。」
本書は「月間歴史読本2009年5月号」を再編集したものです。今までと切り口の違った面白い企画だったのですが、雑誌はすぐ入手が難しくなりますし、1冊の本で刊行されるのは入手しやすくなって結構です。全国城めぐりのバイブルとしてご参考に!
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熊本城みてある記

熊本城みてある記
編集・発行:熊本市広報課
発行日:2009年4月
ページ数:35P
定価:200円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「市政だより(平成18年5月号~平成20年4月号)に連載し好評だった「熊本城みてある記」を一冊の本にまとめました。日本三名城の一つ、熊本城の歴史や見どころを曲輪(くるわ)ごとに紹介したもので、熊本城散策にも最適です。」
熊本市の広報誌に掲載された記事が元になっているようですが、再構成されて熊本城の手軽なパンフレットとなっています。A4版なので持ち歩くには少々不便ですが、豊富な写真と1ページ読みきりの記事がいい感じに仕上がっていますよ。
熊本市市政情報プラザ(郵送あり)または熊本城入場門窓口で購入できます。
熊本城みてある記 詳細記事

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熊本城 名城をゆく1 小学館101ビジュアル新書

熊本城 名城をゆく1 小学館101ビジュアル新書
出版社:小学館
発行日:2009年7月
ページ数:190P
編集:小学館「名城をゆく」編集部
定価:1,100円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「加藤清正が心血をそそいで築いた難攻不落の名城・熊本城。その見どころのほか、歴史を動かした人物や合戦、城下町を紹介する。肥後細川家18代当主・細川護煕の寄稿文も収録。城内・周辺地図付き。」
以前同社から発売された「週刊名城をゆく」から4年。目次構成は前書を踏襲しているが、内容は新書版となって非常に充実している。シリーズ第一冊目が本丸御殿再建で注目されている熊本城というのも良いチョイスだと思う。ポケットサイズで城内・城下散策には欠かせない一冊となっている。
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福岡城天守は四層(四重)か

福岡城天守は四層(四重)か
出版社:梓書院
発行日:2009年4月
ページ数:277P
著者:荻野忠行
定価:2,000円(5%税込)
オススメ度:★★★☆☆
書評:
「福岡城天守は四層ではなかったか。福岡城天守と南三階櫓を、名島城との関連から再考する。黒田二十四騎菅氏、筑前臼杵氏、松永家(森家)、名島城金箔瓦についての論考も収録。」
著者の福岡城関係の著書は4冊目。通説とは違う地元郷土史家ならではの福岡城史論を読めます。発行部数は少ないと思いますので、新刊が残っているうちに興味ある方はご購入ください。
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