出版社:郷土出版社
発行日:1987年9月初版
ページ数:200P
著者:森本一雄
定価:4,500円+税
オススメ度:★★★★☆
「山嶽重塁、平地の少ない飛騨の国は、古代から下国といわれた。この山峡で、南北朝期以後戦国争乱時代まで、永い歴史の中で繰り広げられた興亡変遷、つわものどもの夢のあとは、「城址」の年輪に滲み透る。流血と泥沼で彩られた遺蹟である。天正十三年、金森氏が統一、飛騨を領有するまで、古城に残る長く暗雲非常の歳月をけみした。かくして遺された祖先の古城跡を破壊損傷することなく、永久に保存し、子孫に伝えることは現代に生きる私どもの使命ではないかと考える。」
書評:
本書は飛騨地方の城館研究として決定版とも言える内容になっています。縄張り図のある城館も多いので、散策の手引きとしても最適ではないでしょうか。
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