出版社:高知新聞社
発行日:2000年12月初版
ページ数:207P
著者:岩崎義郎
定価:1,714円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
2006年NHK大河「功名が辻」の最終舞台、高知城を解説した書籍です。観光ガイドボランティアをされている著者によるガイド集だけあって、城郭の見方だけではなく、逸話も多く語られていておもしろいです。今年の夏は盛り上がる高知城にガイドブックを持って行けるかな?
高知新聞の関連会社(高知新聞企業)に少し残部があるようです。
カテゴリー: 郷土史
城と湖と近江
出版社:サンライズ出版
発行日:2002年5月初版
ページ数:301P
著者:「琵琶湖がつくる近江の歴史」研究会
定価:4,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
前半が「琵琶湖がつくる近江の歴史」研究会のメンバーによる論文集、後半が琵琶湖湖畔に位置する15城の資料集となっている。論文はいずれも城郭と琵琶湖の関係を論じており、書籍の表題どおりである。近江諸城の研究をするときは1冊持っていても良い内容である。
戦国の山城・近江鎌刃城
出版社:サンライズ出版
発行日:2006年1月初版
ページ数:116P
編集:米原市教育委員会
定価:1,300円+税
オススメ度:★★★★☆
書評:
本書は平成17年1月23日に開催された、鎌刃城跡国史跡答申記念講演会「鎌刃城が語る戦国の城-今、明らかにされる戦国城郭の実像-」をもとに製作されたものです。近年までまったく注目されず放置されていたために、良好な状態で残されていた鎌刃城跡がどうように国史跡指定に至ったのか、鎌刃城の意義がよく分かる内容です。講演会というと難しい内容だと先入観を持っている人もいるが、城紹介の一般書とは違った多角的な視点の意見を読むことができ、また講演会当日の雰囲気も感じられ、とてもおもしろいと思います。
京都 乙訓・西岡の戦国時代と物集女城
関東の城址を歩く
戦国の城
出版社:高志書院
発行日:2005年11月初版
ページ数:241P
監修:藤木久志
編集:埼玉県立歴史資料館
定価:2,500円+税
オススメ度:★★★☆☆
書評:
埼玉県比企地域に所在する戦国時代の城郭、松山城跡・杉山城跡・小倉城跡での発掘調査により、年代や曲輪の構造などの点で新たに議論された成果を主たる題材として、2005年2月に開催されたシンポジウム「検証比企の城」の記録になります。シンポジウムということで一般的な解説書とは趣を異にし、口語調で書かれた部分もありますが、縄張り図も多く掲載され埼玉県の城郭を調べる際には揃えておきたい1冊でしょう。途中経過ですが、という断りが本書の中で何度が登場するが、ぜひ成果のまとまったときに続きをお願いしたい。
石川県立歴史博物館開館20周年記念春季特別展 加賀百万石への道 -戦国から太平へ-
発行元:石川県立歴史博物館
発行日:2006年4月初版
ページ数:14P
定価:200円(税込5%)
オススメ度:★★☆☆☆
書評:
石川県立歴史博物館において、平成18年(2006年)4月22日から5月28日まで開催された春季特別展「加賀百万石への道 -戦国から太平へ-」の展示品図録です。解説はほとんどなく、写真が多数掲載され、写真集のごときである。特に、護る美と題された見開きページには、甲冑が17組も並び見ていて壮観である。
石川県立歴史博物館のホームページ